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エンデュアランス号漂流記〜南極圏で生き延びるために・・・

立て続けに探検・冒険ものを読みました。
ビジネスへの応用、なんてケチくさい?視点で知見を探す必要もなく、冒険ものには何かドキドキ・ワクワクさせられる要素が詰まってます。
沢木耕太郎さんの深夜特急にどハマりし、バックパッカーになろうかと本気で思ってしまった大学生時代も懐かしい 爆

自分は、登山の話も好きで、これまた沢木耕太郎さんの「凍」

映画化もされた夢枕獏さんの「神々の山嶺」

も非常に興味深く読みました。
趣味が走ることです、とかマラソンですと言うと鉄板の如く聞かれる質問
「何が楽しいの?」
正直、誰もが納得するような答えは自分の中にもない。
健康にも良さそうだし、走った後の爽快感もなんとも言えない。自己ベストを出した時の達成感に、充足感。どれも魅力の一面ではあるけど、全部を言い表せてはいない気がします。
もしかしたら、登山家の人たちも似たような面があるかも(大した走力もない市民ランナーが、人生を山に賭けている人と何かを比べること自体、失礼なことは置いておいて)と思ったりします。ただ目の前に誰も登ったことのない岩壁や誰も成し得たことのないルートでの登頂のチャンスがあったとして、それを成し遂げたって、誰に褒められるでもなく、自己満足に過ぎないかもしれない。でも、何かに突き動かされるように、のめり込んでしまう。そう言うメンタリティもあるのかも。

にしても、冒頭に紹介したエンデュアランス号船長のシャクルトン、まあ人間としても立派。冷静で経験も知恵も豊富、そしてメンバーへの配慮も忘れず、日々のことも克明に記録している。
彼は南極大陸を横断(縦断)すると言うチャレンジのために南極に向かうのですが、途中、流氷に行くてを阻まれ、ついには船が難破。氷点下マイナス何十度という想像もつかないような環境の中、限られた物資で1年を超える期間を耐えぬき、全員を生還させると言う奇跡(約30名)を成し遂げます。
一例ですけど、一度濡れてしまったらもう服が乾くことがないと言う、超ストレスフル環境下。一歩どころか、足のあげ方すら間違えたら命を落とすような状況で、なぜ彼はこんなにも冷静に、そして、偉業とも言える生還を成し得たのか。
興味ありません?笑

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