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「本」と人が集まる「場」

Neribaでは最近、本好きの人が集まってきていて、定期的に本にまつわる企画を行っています。
例えば、
・お酒を飲みながらおすすめ本のシェア会
・ある小説について話す会
・「文化人類学」などテーマを絞った本の会
・本屋巡り企画
など。

本は単に有益な情報を取得できるという手段だけでなく、人が集まり何かが生まれる場としての機能に、とても可能性を感じています。

なぜ本が良いのか

他者との違いから自分を知る
以前「傲慢と善良」 (辻村 深月著)という小説を語る会をしたときに、読んだ人によって、ストーリーの解釈、刺さるポイント、登場人物の好き嫌いがあまりにも違いがあり、とても驚きがありました。
他の人との解釈の違いで、自分の癖や感情的になりやすいポイントなど無意識の思考や感情が相対的に知れることが、とても新鮮で面白かったです。

抽象度の高い共通性
前回、共通点、類似性が高いと初対面でも仲良くなりやすいという記事を書きましたが、個人的には共通点や類似性が具体的であるよりも少し抽象度が高い方が、場として面白くなる気がしています。
例えば、〇〇のテーマで話したい、などの具体性が強い企画よりも、たとえ興味関心や年齢、属性がバラバラでも、言語化しにくい価値観や人生観が「なんとなく」似ている人が集まって、普段出会わないような人たちなのに、「なぜか楽しい」と思える瞬間があると、場を運営していて良かったなとしみじみ感じます。
本の話でいうと、一見、ジャンルやテーマが違うのになぜか本棚の中身が似ているという人に会ったときは、なんともいえない感動があります。

どうしたら、そういう瞬間が増えるのかはまだまだ実験中ですが、色々と試していこうと思っています!

Neribaでは、BOOKBARや本屋巡りなど、定期的な本にまつわる企画を行っているのですが、興味のある方がいたらぜひ「どうしたら本を通して面白い場ができる?」などお話したいです!

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