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超有名ベンチャーキャピタルも注目。フィットネス領域におけるソーシャル要素の重要性

こんにちは。株式会社Pit-Stepの御前です。

今回は、フィットネス領域のデジタルサービスにおいて、ソーシャル要素を組み込むことの重要性についてお話します。音声SNS『Clubhouse』に投資したことでも有名な米国VC「アンドリーセン・ホロウィッツ」の記事 "Social Strikes Back" をもとにしています。(文中の和訳については、FoundX Reviewの解説記事を参照しました)

ソーシャル要素との組み合わせで成長可能な事業領域

ここでは、音楽、ゲーム、買い物...など、ソーシャル要素と組み合わせて成長可能な事業領域が、下記3つのステータスに分類されます。その中で、フィットネスは、③ Open(いまだ手つかず)に該当しています。

ソーシャル要素との組み合わせで成長可能な事業領域のステータス
① Established(確立された)
② Emerging(市場を席巻している)
③ Open(いまだ手つかず)

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フィットネス以外だと、食事、不動産、投資、教育が、③ Open のステータスに該当します。毎日の習慣を変えなければならない(興味がない人には苦痛)という点で言えば、フィットネスと教育は、プロダクト開発の難易度が高い領域だと思われます。

フィットネス領域におけるデジタルプロダクト×ソーシャル要素の現状

次に、フィットネス領域におけるデジタルプロダクト×ソーシャルの現状について、詳しく見ていきます。

For many, working out is an inherently social experience. For a growing segment of super-users, Crossfit and SoulCycle are more like cults than products. 

多くの人にとって、ワークアウトは本質的に社会的な経験です。CrossfitやSoulCycleは、増え続けるスーパーユーザー層にとっては、製品というよりもカルトのようなものでしょう。

上記はなるほど、という感じですね。フィットネス × コミュニティ体験でいうと、日本では、FeelCycleb-monster などがありますよね。日本語で「カルト」というとかなり語弊がありそうですが...。「ユーザーが熱狂するコミュニティ」というニュアンスでしょうか。

But so many fitness-related digital products are solo experiences that fail to capture the community of their analog equivalents. Strava, for example, has some magical social elements, but hasn’t completely cracked the code yet. Peloton’s leaderboard is fun, but it’s a toe-in-the-water of what could be a deeper social experience.

しかし、フィットネス関連のデジタル製品の多くは(アナログ製品と同様)コミュニティを取り込むことができない「個人」の体験になっています。例えばStravaは、魔法のようなソーシャル要素を持っていますが、まだ完全には解明されていません。Pelotonのリーダーボードは楽しいですが、より深いソーシャル体験になる可能性があるかどうかの瀬戸際にいます。

サイクリング愛好家の中で有名な Strava や、フィットネスDXの代表格 Peloton でさえ、まだ完璧なソーシャル体験を提供していないとされています。逆に言えば、フィットネス領域のスタートアップにとって大きなチャンスだと言えます。

フィットネス領域 × ソーシャル要素の成功例を作るために

ここまで、フィットネス領域のデジタルサービスにおいて、ソーシャル要素を組み込むことの重要性についてお話してきました。総括すると、フィットネス × ソーシャル要素にはまだ大きな参入機会があり、新しいスタートアップのプロダクトが今後席巻する可能性は大いにありそうです

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それでは、また次回お会いしましょう!

株式会社Pit-Step 御前

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