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失敗を引きずる人は、AAR(アフター・アクション・レビュー)を試してみて

失敗を引きずる人は、振り返りをされていない方が多いように思います。

今日は、過去を振り返り・ケジメをつけることについて、AARという手法を踏まえてお話しします。

After Action Review (AAR) は、第二次世界大戦当時の米軍が行った改善手法だそうです。
小まめにレビューを繰り返しながら戦う部隊の生存率が高かったことに教訓を得て広まった手法と聞きました。

詳細を知りたい方は、下記のサイトを参照いただくとして。

4つのフェーズとか色々と書かれていますが、重要な点は、振り返りと改善です。

振り返り、改善を打ち出すための4つの質問に答えることで頭と心が整理されていきます。

  1. 目標・目的:そもそも我々は何をしようとしていたのか?

  2. 事実の洗い出し:実際には何が起きたのか?

  3. 仮説:なぜそうなったのか?

  4. 改善:次があるとしたら、どのように改善するか?

AARで取り上げられている質問事例は、ビジネス向けで硬いですね。
自分に合った(整理しやすい)質問を作られると良いと思います。

振り返りと改善を行い、過去に引きずられないことが大切です。

質問自体が重要な訳ではありません。


私の場合は、下記の質問を自分にして、振り返ることが多いです。

  1. 最初は、どのような結果を望んでいた?

  2. 結果はどうだった? ※事実だけ挙げる

  3. 良かった点は?

  4. 悪かった点は?

  5. やり直せるとしたら、何を実行する?

最後に、「あの時の自分はできなかったけど、今の自分なら次は上手くできる。」と過去の自分と今の自分を切り離すようにしています。

結果が失敗に終わったとしても、100%の失敗というのはありません。
いくつかの良かった(上手くできた)点・悪かった(上手くいかなかった)点があったはずです。

それを明らかにし、全てを自分の糧にしていく。そして、悔しかった思いや頑張ったという感情は、次に持ち越さずに置いていきます。

失敗に限らず、過去を引きずっている方は、試してみてください。

過去の延長線上に今がある訳ですが、「過去の自分 = 今の自分」ではありません。

過去の経験を経た、今の自分だからできること・分かったこともあるはずです。





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