会話が苦手な人が、会話を回すコツについて
はじめに
話し方について悩まれる方は多いです。
毎月のように、コミュニケーションに関する本は出版されていて、特に”会話が上手くなる50のコツ”や”最強の会話術”的なタイトルの本が多く出版されています。
特に私を含めASDのある方は、コミュニケーションで失敗するケースが多いでので、悩まれている方が多いように思います。
改善・解決すべく、自己啓発の本やセミナーに通っては、知識だけ増えて、会話のレベルは変わっていない。
そんな過去の私と同じような方が、このnoteを読まれている方にも、いらっしゃるのではないでしょうか?
うまくいかない原因は、たいてい相手を見ていない(観察できていない)場合がほとんどです。
とはいえ、場の空気や相手を読むのが苦手な発達障害はどうすれば良いのか?
その解決について、私の知識・経験から得た、会話のコツ(パターン)について、お話しします。
細かいことを挙げると、たくさんあるのですが、基本は大きく4つです。
⒈会話のきっかけや話題は、「木戸に立てかけし衣食住」
「木戸に立てかけし衣食住」を会話のきっかけにする。
「政宗の皿」の話題は、タブーとして基本的に避ける。
有名なキーワードなので、ご存知の方は多いかもしれません。
ご存知でない方は、下記のサイトをご覧ください。
これにこだわる必要はなく、相手から話題を振ってきたら、その流れに乗っていくのが良いです。
ある程度関係が深くなると、身につけている物や髪型を意識して記憶しておき、変化を感じた時に話題にして褒めることから始めています。
ただし思っていないことを褒める必要はありません。そういうのは多かれ少なかれ相手に気づかれます。
⒉相手の話し方から、返し方を変える。
時系列順に話された時は、共感を返す。
例えば、仕事で挙げると。
「最近、忙しくて残業多いし、とてもしんどい。仕事失敗しちゃって、上司に怒られて、上手く行っていないんだよね」
そこで、「仕事嫌なら辞めれば」なんて答え(問題解決)を返すと、まず嫌われます。
相手はそれを求めていないことが多いからです。答えを求めていたら、端的な話題を振ってくる場合が多いからです。
「それは大変だね」「じゃぁ、これから飲みにいく。愚痴なら聞くよ」とか相手に共感であったり、共感を踏まえた返しをした方が上手くいくことが多いです。
男性が女性に会話で嫌われる(イライラする)ケースは、ただ聞いて欲しいだけなのに、解決しようとして話題をぶった斬られることらしいです。
「そんなこと求めていない」とはっきり言われたり、会話が突然なくなったりして、後で一人反省会をすることが多かったです。
結論ありきで話された場合は、答え(問題解決)を返す。
同じく仕事であげると
「Excelでグラフの作り方がわからないだけど」
これに「それは大変だね」なんて共感で返したら、最悪は嫌味にも捉えて不快感を与えかねません。
その場合は、こちらも端的に答え(問題解決)を返す方が良いです。
知っているなら、「〇〇したらできる」と返す。知らないなら、「ごめん、自分も知らない」と返す。
時系列か結論ありきかで、共感か答えを返してください。
⒊相手を話の主役にすること。話題を奪わない。
やりがちなのが、相手の話題を奪うことです。旅行の場合、「自分も同じところにいったことある。〇〇が良かったよね〜」みたく自分の話をするのは相手の気分を害したり、基本嫌われます。
話を振られたり、途切れたりしない限り、話題を奪わない方が良いです。
話を掘り下げるような合いの手「それで」「具体的に」などを入れると良い場合が多かったです。
自分の感想や印象を交えると、反応が良いことも。
ただし、思ってもいないことを言ったり、話を取り繕おうとするとボロが出るので注意です。
「私の話聞いてる?」「適当に言ってない?」なんて言われてしまうかもしれません(笑)
特に発達障害者は、自分の得意な話題に関しては、次から次へと長話をしがちです。しかも早口で。
求められた時は良いですが、そうでなければ避けた方が良いように思います。
⒋自慢話をしない(マウントを取ろうとしない)。
マウントをとって良いことは1つもありません。これは年下や後輩に対して行われるケースが多く、意識して避けてください。
口に出してしまった時は、強引に(こんな話つまらないよね?とか言って)話を終わらせてください。
自分の失敗談に話題をスライドさせるのも手です。
最後に
下手に会話のテクニックやHow toに頼ると会話がギクシャクしてうまくいかないケースが多いです。
同じ人が一人としていないように、会話も相手の応じて変えていく必要があります。
そんなことを初めからできる人はいないので、失敗を恐れず、会話を楽しんでください。
うまくいかなかった場合は、学びとして次に活かせれば良いと思います。
会話に緊張しなくなり、会話のコツを知った今でも、同じ失敗を繰り返すこともあるので、私もまだまだです
(参考)会話のアップグレードとして参考になる書籍
私がよく読んでいる本が下記の”マンガでわかるシリーズの5冊”です。活字のみの方が良ければ、同名の本を検索してご確認ください。
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