健康には陰陽のバランスが命!陰陽バランスを保つためのポイント3つ
こんにちは!東洋医学の基本理論である「陰陽論」について学んだことをまとめました。
「陰陽ってなに?」「人間とどう関係しているの?」という疑問にお答えします。
陰陽を知れば「自然と人間の構成」も理解でき、かなり面白いです!
陰陽論を知ろう!
陰陽論とは?
古代中国から生み出されたもので、「宇宙の森羅万象は全て陰と陽にわかれているよ」という考え方です。
陰陽は働きによって「発生・発展・変化」していくと考えられています。
陰陽太極図とは
陰陽の関係性を表しています。
「太極」とは「全てのこと」です。
太極図は、時計回りにグルグルと回っています。
陰の中にも必ず陽があり、陽の中にも必ず陰があります。
真ん中は「中庸」と言って陰陽のバランスが整っているところです。
太極図の4つの意味
対立…神羅万象(全てのもの)は「陰と陽」の正反対の性質で成り立っています。
依存…影があるから光があるように、他方が一方の存在を明らかにしています
消長…季節の移ろいなど、お互いにバランスをとりながら変化しています。
転化…陰が極まったとき、陽になり、陽が極まると、隠になります。
太極図を見ると陰陽のお互いの関係がわかりやすいと思います。
どれが陰でどれが陽か知ろう!
「どれが陰でどれが陽か」がわかると「中庸」にバランスをとる対策ができます。
陽性の性質…収縮する・乾燥する・暑くなる・塩辛い
陰性の性質…膨張する・水を貯める・冷やす・甘い
「陽と陰」の例
「男と女」「動と静」「緊張と緩和」「吸うと吐く」「ストレスとリラックス」
「上昇と下降」「太陽と月」「動物と植物」「肉と果物」
陰陽のバランス
陰陽のバランスが取れた状態=「中庸」
健康な時、人の体は「中庸」な状態です。生まれ持った性質(先天の精)と日常生活の偏り(後天の精)によって陰陽のどちらかに偏ります。30代前後で先天の精から後天の精へと変化するので、日々の「食事」と「呼吸」がとても大切になっていきます。
陽性に偏ると
肉食過多で、体が熱くなり、テンションが上がりますが、血管が硬くなってしまいます。
その結果、固太り、炎症、血栓、動脈硬化、高血圧などの症状が出ます。
陰性に偏ると
果物過多で、身体が冷え、リラックスはしますが、水がたまって膨張します。
その結果、水太り、冷え、膨張、むくみ、体力低下などの症状が出ます。
季節や時間で揺らぐことを知ろう!
太極図ではこの順番でぐるぐると回っています。
夏至・正午(転化)陽が極まった時
夏から秋・日が沈むと昼から夜へ 陰が陽に変化します(陽消陰長)
秋分・日の入り(消長)陰陽が同じバランス
冬至・夜中(転化)陰が極まった時
冬から春・日が昇ると夜から昼へ 陰が陽に変化します(陰消陽長)
春分・日の出 陰陽が同じバランス(消長)
冬(陰)に冷たいもの(陰)を食べると体はもっと「陰」になります。
夏(陽)に温かいもの(陽)を食べると体はもっと「陽」になります。
まとめ:人間は自然の中の一部!
一日や季節の中で「陰と陽の揺らぎ」に気づき、バランスをとりつつ、体を「中庸」へ導くことが健康への第一歩だなと思います。
自然も人体も同じ構造をしていて、全ては陰と陽に分けられる…
すごく壮大なファンタジーを感じます!
「自然との共存」という概念が当たり前だと思っていましたが、実際は人間は「自然の中の一部」だったのだと、陰陽論を学んでストンと納得できました。
これからは体や自然の陰陽を見つめながら、実感しながら、中庸のバランスをとれるようになったらいいなと思いました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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