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胃を小さくして食べる量を減らす裏技!?

こんにちは、質問ありがとうございます!
今回の相談の趣旨は「胃を小さくして食事量を減らしたい」ということですね。胃を小さくできるかどうかは後ほど詳しく説明していきますが、実は食事量というのはわりと簡単に減らすことができるのです。

今日も今日とて本質的で大事な内容をお伝えしていくので、リラックスしながら読んでみてください。
す。

胃は小さくならない


まず結論から言ってしまうと、物理的に胃を小さくすることはできないと言われています。もちろん切除手術などをすれば可能ですが、現実的な方法ではないですよね。

よく「胃が小さくなって痩せた」と言う方がいますが、あれも別に胃が小さくなったわけではありません。胃というのは伸縮性がある器官でして、食べ物が入ってきたら伸びて消化されたら縮みます。風船をイメージするとわかりやすいですが、許容範囲自体は常に一定です。

だから胃は小さくならない。まずはこれをおぼえてください。

胃を小さくせずとも食べる量は減らせる


「胃は小さくできないから諦めてね」というわけではありません。実は、胃を小さくしなくとも食べる量は減らせます

なぜなら、食欲をコントロールしているのは「胃」ではなく「脳」だからです。これ結構勘違いをしている方多いのですが、お腹がいっぱいになる時というのは必ずしも「胃に食べ物が詰め込まれたとき」ではありません。 

思い返してみるとなんとなくわかると思いますが、お腹(胃)は物理的にいっぱいなのに締めのラーメンやデザートならペロリと平らげられたりしませんか?これこそ、空腹/満腹といった食欲を胃ではなく脳がコントロールしている証しです。

つまり「胃が小さくなって痩せた」というのは胃の大きさは変化していないけど脳が変化したといえます。ちょっとややこしいですが、人間が満腹を感じるメカニズムをサクッと解説しましょう。

人間が満腹を感じるのは脳(の視床下部)にある満腹中枢(まんぷくちゅうすう)を刺激されたときです。

満腹中枢は血糖値が上昇されると刺激され、食欲を抑える指令を出します。すなわち、満腹中枢を刺激すれば自然と食べる量が減るのです。

いわば食欲抑制センサーですね。しかし、僕が今まで1,000人以上のダイエット相談に乗ってきてわかったことですが、このセンサーがなかなかに壊れている方が多いです。これは普段の不規則な食生活や早食い、どか食いなんかに起因するのですが、本来は「お腹いっぱい!」とシグナルを出す量を摂取しているのにセンサーが反応しないため食べ過ぎてしまいます。

よく噛んでゆっくり食べる


食欲は脳がコントロールしていること、そして大半の方が食欲抑制センサーが壊れていることを説明しました。つまり、まずあなたが何をすればいいかというと、このセンサーを修正すればいいわけです。

で、そのために今日からすぐできるのが「咀嚼(そしゃく)」です。本当に咀嚼が大事なんですよ。咀嚼、つまりよく噛んでゆっくり食べることで食欲のセンサーが適正化されます。

もちろん細かいことを挙げれば他にも方法はあります。
でも、一気にあれこれするよりまずはよく噛んでゆっくり食べる。これだけを意識してください。

そして実は、食事を開始してから満腹中枢が刺激されるまでに20分ほどのタイムラグがあるとされています。つまり、何も意識せずに食事をしていたら満腹にもかかわらずそこから20分食べ続けてしまうのです。

でもその点、咀嚼を意識していると自然と食事の時間が長くなりますよね。つまり、普段よりも早い段階で満腹を感じられるようになるのです。
そしてその感覚をあなたの脳やカラダが覚えると、食事量が減っていてもストレスに感じることがなく自然と痩せていきます。

これが、よくいわれる「胃が小さくなった」の正体ですね。
今日からあなたに意識をして頂きたいのはたった2つ。

1.一口30回以上の咀嚼
2.1食30分以上かけての食事

これだけ。
もちろん仕事や学業、家事育児など忙しくて完璧にこれをクリアするのは難しい人もいると思います。特に子育てをしながらだと落ち着いて食事もできない方は多いはず。

でも、大丈夫。完璧を目指す必要はないですから。できるだけそこに近ずくことは意識してみてください。あなたのできる範囲でいいですから。
今は1口5回しか噛んでいないのならまずは10回噛む、のようにね。

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ちなみに僕は職業柄、友達からも「痩せる方法おしえてくれ」と言われることが多いのですが、そんなときは決まってランチに誘います。
そしてそこで食べ方を変えてもらうよう伝えます。すると、普段より早い段階で満腹になる!と驚いてくれるのです。

もちろんクライアントにも食べ方の指導はしており、「食べる量が2/3になった」「お菓子を欲しなくなった」など反響はたくさんあります。
我慢しなくても食事量が減るわけですから、ストレスフリーで体重も勝手に落ちていくのです。

もしかしたら「よく噛んで食べるだけでそんな効果ある?」とまだ懐疑的かもしれません。そんなあなたは、まず1週間だけでいいので続けてみてください。1週間咀嚼チャレンジです。

これで満腹度や食事量が改善されるはず。

腹八分目は狙うのではなく、結果的になるもの


「毎日の食事を腹6分、7分目ほどに抑えています」と質問文の冒頭に書かれていますが、食事量を頑張って抑えるのってしんどくないですか。

さきほども言ったように、人間の食欲というのは脳が司っています。いわば本能の部分なので、理性でどうこうするのも無理があったりするのです。
だから、意識的に食事量を抑えるのではなくて結果的に「食事量が減った」状態になれればいいですね。

あと、もう1つ大事なことがあります。それは、食事に満足すること。いくらお腹いっぱいでも食べ過ぎてしまうのは満足していないからです。

実は満腹と満足は

・満腹→カラダ(胃)が満たされている
・満足→ココロが満たされている

のように違いがあります。

満足するためには食事に集中し、味わうこと。「おいしい」と感じながら食べること。ダイエット中ってどうしても食べることに対して罪悪感を感じてしまいがちですが、どうせなら笑顔でおいしかったー!と食べるのがおすすめ。

あなた自身も、料理を作ってくれた人も、食材を育ててくれた人も、食材自身も、きっとそのほうがハッピーですからね。

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いろいろとお伝えしてきましたが、とりあえず物理的に胃を小さくすることはできません。でも、咀嚼を意識することで食べる量を減らす(そして痩せる)ことはできます。

なので今後は無理して食事量を抑えるのではなく、ゆっくりよく噛んで食べてみてください。しっかり味わって。友達と食べるときでもできますよね。
そしたら自然と食べる量が減ると思いますよ。

あと、友人よりも食べる量が多くて気になるのかもしれませんが、生物学的に見たらたくさん食べれる人のほうが優れていますからね。恥ずかしがる必要も罪悪感を感じる必要もありません。

よく噛んでゆっくり食べてしっかり味わう。ココロとカラダに栄養を与える。適切な負荷で運動をして筋肉をつける。これが心身ともに健康なダイエットです。まあ、今日は咀嚼を覚えて帰ってください。

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