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「成功」と「幸せ」の関係。どちらが先?

 経営者の皆様、おはようございます! 
 「成功して幸せになる」は、実は大きな間違いだという事、ご存じでしょうか? 

 結論から言ってしまうと、「成功して幸せになる」と思ってもも、「成功」の定義がどんどん拡大するため、その人は幸せになれないという結果がハーバード大学での長年にわたる調査で分かったそうです。

 例えば年収1000万をサラリーマンの成功と思い1000万を達成しても、1500万、2000万、1億という数字に達成時に変わっていくため、そのひとはいつまでたっても幸せにはなれない という結果です。

 それよりも、「幸せ」を先に感じている人ほど、成功=良い結果を生んでいることがわかりました。
ちょっと目から鱗の内容ですね。

 まずは、現状での「幸せ」を見つける事、感じることがとても重要であることがわかります。 「幸福感」は、人間の脳と組織に構想優位性を持たせることがわかりました。

 この情報は、経営者の皆さんにとって、とても重要な事だと思います。従業員が幸福感を持つことにより、生産性が上がるんです!

 本日1月3日の日経新聞の1面には、従業員が幸福感を持つことにより生産性が上がるという記事が掲載されております。ぜひご一読いただければと思います。

 日立製作所の子会社、ハピネスプラネットは、「他人のいいところを探しましょう」「15分だけ昼寝をしてみては?」など、メッセージを送り、幸福度を上げるサービスを行っています。

 「心の資本」という指数が上がると、営業利益があがるという結果がネブラスカ大学の研究の結果出ているためです。指数が33%上がったことにより、10%の営業利益の押し上げに相当するとの事。びっくりですね。

 慶応大学などによる「働く人の幸せに関する調査」によると、社員の幸福度が低いと売上高に響くというグラフが日経新聞に掲載されています。 

 熱意を持って働いている日本人は、なんと5%ほど。米国30% 欧州20%に比べて明らかに低く、それは生活満足度と仕事への熱意の強さが直結していることがわかっています。

 海外と比べて私が強く感じていることは、日本の会社はサービス業が拡大しているにもかかわらず、いまだにピラミッド構造の組織であり、指示待ちが多いため、現場に権限移譲がされていないことです。権限移譲はモチベーションに直結します。

 また、日本人は謙虚であるため、自分がやってきたことを低く評価しがちです。欧米の企業では、部下に対してフィードバックができない上司は失格です。「ここがよかったね!」「がんばったね!」「ここをこう改善するともっと良くなると思うけど、どう思う?」など、フィードバックやコーチングのスキルを上司が持つことにより、従業員のやる気を引き出します。

 さらには、「幸福感」は考え方次第です。私は海外駐在経験20年、60か国以上の国々で取引をしてきましたが、日本ほど安全・安心・食事がおいしい国はありません。それだけでも超ラッキーな私たちなのです。

 こんなに素敵な国なのに、日本人は悪いところばかりを指摘しているようにしか思えません。もちろん良くしていく事は大切ですが、先述の通り、先ずは「幸せであること=幸福感」を皆で感じることが大切です。

 それにより、私たちの生産性は上がり、給料も上がっていくんです。

 経営者の皆様にとっては、社員をハッピーにすることが生産性や利益に直結する事がおわかりいただけましたでしょうか? それにははかかりません。もしまだでしたら、先ずはThanks カードをつかったり、One on Oneで社員へのフィードバックを行う事から開始しましょう。

 私が経営者に対してエグゼクティブコーチングを行っている理由は、経営者をサポートし、従業員とお客様をハッピーにし、結果として経営を良くしていく事をしたい。日本中をハッピーな会社にしたいという思いからです。

 本日も最後までお読みいただきありがとうございます!素敵な一日をお過ごしください。


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