見出し画像

2足目のオーダーした革靴が完成しました

約7ヶ月の期間を経て、革靴が完成したと報告を受けました

完成した革靴について語っていきます

動画も公開していますので、よろしければご閲覧ください





製作経緯

今回作成したものは、ローファーを作りました
というのも、ローファーは気軽に履けて便利なのに、なかなか足に合わないんですよね

過去に2足のローファを購入したことがあります

スコッチグレイン中古 ネイビー
 ものは良さそうだったが、足のサイズが合わず廃棄
宮城興業 セミオーダー 茶靴

見た目はかなり好みのコインローファーだが、フィッティングしてもらったオーナーの哲学が盛り込まれており、かなりガチガチの硬い靴が作られている
靴そのものはぴったしだが、かなり上から押さえつけられているのでほぼ歩けない状態

お金をかけたわりにはかなり散々な目に遭っています

現在お世話になっているビスポーク店はよく足を運ぶこともあって私の足の特徴もよく分かっている方です

私が言われたことは、足の甲がかなり低いので、既製品で合うローファーはなかなかないと思う
なので、オーダーが絶対にいい 

後悔はさせない

といわれ、その言葉を信じて2足目を製作しました

要望

2足目のローファーの製作にあたり、求めたものは下記の通りです

・使用シーンは休日のややドレッシーな時と、オフィスカジュアルの時 
・茶色は派手すぎない渋い色希望
・デザインは一つでもよいからオーダーらしい何かが欲しい

実際に誂えている様子も撮影しておりますのでよろしければ

この時は2回目の仮縫いの様子ですが、ローファーは紐であとから調節が出来ないので、最終確認として行っています

その人の木型が存在しない場合は2回の仮縫いを行うようです

1回目は本人の足の型をとることで木型を作成しその調整確認を行う。

2回目は1回目で修正された木型をもとに作られた靴を履いてみて、いざ本番の革靴を作り上げるようです 

前回は内羽の革靴を作っているので、内羽の木型は持っています

内羽制作時のフラット氏の木型

ローファーは内羽と足の押さえ方が変わるので、別途木型を作成する必要があります



ローファー制作時のふらっとの木型


完成品

実際に完成した靴はこちらになります

オーダーシューズの全体像

シボ革でカジュアル感を演出しつつも、仕事でも使えそうなバタフライローファーが出来上がりました


シューツリーを外した様子


ライニングは茶色と合わせるために、青色を希望しました
アズーロエマローネの文化を靴内で簡潔させたいのが取り入れたかった理由ですね

いい青色が見つからないと苦戦をされている話は聞いておりましたが、時間をかけていただいただけあって渋い色のものでよかったです


靴裏の様子

裏は青色も取り入れています

歩いた時に足の裏が見えて、凝ってるなという人に気づいてもらう意匠が施されています

実際、歩いていて何人かの人に足の裏どうなってるの?と気づいてもらっています

人が歩いている際に足の裏を見る機会はなかなかないのですが、以外と人は裏も見てるんだなと今回の件で感じました


オプションで制作頂いたベルトとシューホーン

茶色の革靴を作るなら同じ革を使った小物も取り入れたいと思いご依頼しました

私にとって茶靴は差し色として使用をしているので、なるべく先端に近いところや小物として利用したい考えがあります

ベルトが同じ色であるのはコントラストとしても映えますよね 唯一無二のものだと思います

既製品よりも厚みがあって丈夫そうです

また、既製品よりも長く作られているため、私の身体の横ぐらいまでベルトの長さとられています
さいしょはなれずに戸惑いましたが、オフィスカジュアルのようなベルトが見えるシーンだと横まで続いているベルトは見た目が映えるので、凝ってるなと感じます

シューホーンも同じ革をすべて使ったものです

年に1、2回は使うシーンがあるのであると便利なものとして捉えています

普段は茶色鞄にとりつけて、ぷらぷらとさせています

まとめ こだわりの一足が出来ました


全て今回制作した革靴一式です

今回のオーダーも満足が行く結果になりました

繰り返し何度も述べている持論ですが、
革靴ほど永く使えるため、凝るに越したことはないアイテムだと筆者は考えています

一番長い革靴はスコッチグレイン靴ですでに9年近く履いています
オールソールも1度のみの経験なのでまだまだ履ける革靴でしょう

現在手元にある革靴はかなりの選定の上で絞っているのでその面々たちと永い人生と向き合っていきたいと考えています

あと何足か制作を考えていますのでまたそのときは語らせてください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?