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幸福を捨てる


加藤諦三先生の本は10代の頃に貪るように読み、マドモアゼル愛先生とテレフォン人生相談をされていることを知ってから、再び、気になった本を読みだした。

「なぜあなたばかりつらい目にあうのか?」という加藤先生の本はタイトル名に触れただけでも抵抗感を示す人も多いのではないかと思う。

私自身、自分が意識できていなかったことで、父との関係性が私のみならず家族にまで影響していたことを痛いほど認識させられてきた。
私自身、支配的な父であったことを理由にして、〇〇ができなかったと思っていた時期があったが、明らかに父の存在が理由ではなく、私自身の問題であった。

この本の最後の方に「満ち足りた人生をおくるために」という項があり、
そこに以下のメッセージが語られていたので紹介したい。

人は満足と幸福の選択で満足を選ぶ。そして幸福を捨てる。
満足と幸せとは違う。ここが人生のポイントである。
これを理解しないと、個人も国もすることを間違える。
どうしようもない夫でも、妻は離婚をしない。これから先のことが不安だからである。夫に不満でも離婚をしない。不安よりも不満を選ぶ。
どんな不満でも、不安を避けたい。人は成長と退行の岐路で、成長を捨てる。だが人は成長することで幸せになれる。

なぜあなたばかりつらい目にあうのか?より引用


このメッセージに触れ、以前にマドモアゼル愛先生の動画の「よくなろうと思わない」の中で語られていた内容と重なった。

よくなろうと思わない|junchan (note.com)


健康面や人間関係の問題などが改善されれば幸せになるという思考パターンにおいては、裏を返せば、現状の状況が幸せでないと認識していることになる。
現実を自分だけの貴重な物語として受け入れていくことで、自分の内側に満たされた感覚が育まれていくように思う。
そのことは、太陽意識で生きていくということにもつながり、結果的に成長していくことにつながる。

ホロスコープの話になるが、私の太陽は3室(学習、表現の領域)牡牛座26度であり、次の双子座を意識している。
4室の家、自分の居場所を象徴する部屋が双子座で支配星が水星(3室牡牛座)であり、太陽で文章や俳句、写真で表現したことを双子座的に発信したいという衝動が強くなってきた。

本来の自分を示すアセンダントが水瓶座であるのでSNSを活用するということは、まさに水を得た魚のように自分の中に納まったという感じがする。
4年前まではスマホを持たない方針でいたが、スマホになってからマドモアゼル愛先生の動画と出会い、ホロスコープを学んだということが大きな節目となった。
マドモアゼル愛先生の占いではない意識の学問としてのホロスコープを学ぶことで、自分の思考、行動パターンを俯瞰して観れるようになった。

特に月星座により自己嫌悪でエネルギーを奪われる時間がなくなり、その分、上記の3室牡牛座太陽の衝動が意識できるようになったことが大きな財産になったように思う。

現実的な課題は継続してあるが、太陽の衝動を大切にして暮らしていくことで、日常の中でのささやかな気づきを大切にしていくことが、まさに人生を満たされたものにしていくのだろうと改めて感じさせられた。

本当に苦しかった10代は加藤諦三先生の本を支えに生きてきた。
4年前のマドモアゼル愛先生との出会いを通してまた加藤諦三先生のメッセージに触れることができたということにも不思議なご縁を感じた。


今日も最後はエゴラッピンの名曲「byrd」を
舞台は美しく、人生は美しく、みんな美しく

https://youtu.be/Ow5IP_mB2cE?t=36


引越の荷に自転車も櫻東風



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