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土に触れる


 振り返ると20代から数回は引っ越しをしてきたが、裏庭であったり畑を借りたりして断続的ではあるが野菜作りを楽しんできた。20代は食生活の見直しで体調が改善されたことを通して、土は人間の身体と同じ生命環境だという認識をしてできるだけ人工的な人の手を加えないようしていた。

 私のホロスコープでの太陽星座は牡牛座、月星座は乙女座といずれも地のエレメント。若い頃から土に触れると気分が落ち着き、菜園に惹かれてきた理由がホロスコープを学ぶことで理解できた。

月星座乙女座は、物質的欠損で、物や場の整理や維持管理ができない。できたとしても七歳の子供レベル。畑仕事においても畝の長さや幅、苗の位置も統一感がなく、肥料のやり方も適当で野菜の成長もバラバラ。土に触れた手袋で鞄や物を触るので、車内は土で汚れ、家族から文句ばかりと絵に書いたような月乙女の行動パターン。また、自分の畑と他の畑の状態を比較して自分をダメ出しをするというのも月乙女がやっていた。

以前の「月星座を意識する」でも書かせていただいたが、月乙女の働きが強くなると、自分への肯定感がなくなり楽しさやわくわく感が消えていく。日常の中で月乙女の働きでエネルギーを奪われていたことがホロスコープを月星座を学ぶことで見事に浮彫になった。月星座を意識するようになり、他人と比較することが減り、土に触れることを純粋に楽しめるようになってきた。月星座を意識すれば月はおとなしくなり自ずと太陽星座や他の惑星が輝きだしていく。

  畑はできる限り不耕起で、収穫後の野菜の茎も抜かずそのままにしている。野菜の収穫は20代の頃から進歩がなく、芳しくない。
じゃが芋はアンデスレッドというじゃが芋を種芋として、モロヘイヤ、刀豆は自家採取、紫蘇は昨年の零れ種。オクラは予想外にできた。じゃが芋は小さいものが多いので早めに塩ゆでにして、紫蘇の葉は醬油たれに豆板醬やごま油を加えて冷奴やご飯にのせて食べる。刀豆は天日干しにしてお茶に。瓜は甘さが少ないので糠漬けに。

 虫や蝶、蛙、蜻蛉等の生き物のいる畑の土に触れるときの身体の感じを味わうということを大切にしようと意識している。うまく収穫できたら、それは感謝して味わい尽くしたいと思う。


刀豆の発芽と刀豆の名からは想像できない可憐な花

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  アンデスレッドの七兄弟

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  1個目は鳥に献上。2個目は糠づけに

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  落花生の葉と一体になった飛蝗

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  ユーモラスなおんぶ飛蝗

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 黒豆の葉の緑に映える秋の蝶

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下向きのピーマンの花の影に何かいる

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 刀豆のしなりて風の強まりぬ


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