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牡牛座木星入りとソーラリターン

17日の木星牡牛座入りとほぼ同時に私の太陽と天体の太陽が重なるソーラリターンとなった。ソーラリターンの星の配置はそれからの1年を象徴していると言われており、私なりに読んでみた。


アセンダントはネイタルと同様に水瓶座であり、昨年に引き続き、仕事以外の水瓶座的な繋がりを通しての学びが中心となる感じ。
そして先ず目につくのは2室牡牛座4度のドラゴンヘッド、8室ドラゴンテイル、12室冥王星、5室火星で形成されるグランドクロス。
冥王星と火星により緊張したものは感じるが、昨年の出来事も含めて何事もよりよくなるために起こってくるということを意識したいと思う。

牡牛座4度のサビアンシンボルは虹にある金の壺。天とつながる虹のふもとに入ることは自分の運命を受け入れ、その流れに従うことで得られる幸せ。
まさに先日、大山のふもとで見た逆さ虹に象徴されるサビアン。
そしてこの牡牛座4度にオーブ2~4度で木星、月、水星が合。
2室はお金、才能に関する領域であり、知的、文学的な世界での人間関係を通しての豊かさが強調される反面、12室冥王星、5室火星で親族への奉仕を重ねる中、予期せぬ大きな変化もあるかもしれない。

牡牛座反転の蠍座4度のサビアンが「火の灯ったロウソクを運ぶ若者」であり深い関係であるパートナー等の関係性、葛藤の中での光の出口をみつけていく喜びというようなイメージを感じた。

次に1室魚座海王星を頂点として冥王星、太陽と3室太陽牡牛座を頂点として海王星、火星で形成される2つのミニトライン。いずれも3室太陽牡牛座と1室海王星が関係していることで、5室の身近な暮らしに関係する世界で目に見えないものを表現しこうとする太陽意識のエネルギーが象徴されている。これもネイタルでの3室太陽、蟹座金星、蠍座海王星での日常の出来事を俳句、写真、ブログで表現していくことで太陽意識を意識してきたことと重なってくる。

グランドクロスは制約と葛藤の象徴と言われがちであるが、私自身はむしろそれが強調されることで、意識しやすくなって逆にエネルギーとして活性されるのではと受け止めている。


話は変わるがきしくもソーラリターンのタイミングで辻仁成氏の「二十八光年の希望」という文庫本を読んだ。辻氏の本は過去、数冊読んだ記憶がありフランス在住の作家であり音楽家である方で、先日の星読みのお話会でもYさんが辻さんの話をされたことも頭の片隅に残っていた。
本当に何となくそのタイトルに惹かれて一気に読んだが、その内容が私の現在の状況、事柄とシンクロする内容が多く、とても驚かされた。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784087460889


本書を読まれてない方のためにもネタバレしない範囲で書きたいと思う。
主人公ハナは、フランスでの三ツ星レストランのシェフを目指し料理に全てを注いでいる日本人女性。
彼女を指導する職人肌のシェフとの関係性は、まさに私の職場の仕事にひたむきな同僚の女性(名前も一字違いでとても近い)と彼女を指導する職人肌の人物との関係性、状況と重なる。
また2つの職場と料理教室のスタッフと休みなく料理の世界に3年前から身を置いている長女もまた職人肌の父親のようなシェフと一緒に仕事をしていることとも重なる。
ハナは突然、味覚をはじめ、五感、感情が感じられなくなる病気となり、日本に帰国して海の見える町で療養するようになるが、その町はまさに長女が3年前から暮らす町であった。
ハナは毎日、日常で目にするものを悉く写真を撮り、自分の部屋に貼っていくようになるが、これも私が日常を意識して写真で切り取っていく取り組みのエネルギーととても近いものを感じた。
やがてハナは日常の風景となった海の中にまるでイルカと一緒に泳ぐような形で入っていって亡くなっていったが、長女から、誕生日のメッセージに添えてその町の砂浜の写真を送ってきてくれたのもとてもこの物語を象徴していると感じた。
何事もこじつけのような些細なこともよく感じてみるとそこには何等かの見えない糸のようなつながりが存在していることが多いように思う。
そのように意識して暮らすかどうかはその人の選択の問題であり、それぞれの人がそれぞれに意識を働かせていくということでいいかとも思う。

木星が牡牛座入りし、私がソーラリターンとなるタイミングで、読んだ「二十八光年の希望」。
夢の中で本来、合うはずのない人同士が出会うという場面があるが、まさにそんな感じで、辻氏の小説と私の現実世界が入り混じっているような感覚となった。
辻氏の音楽を何曲か聞いてみたが、その叙情、情熱的なメロディーは私の3室26度の牡牛座太陽(サビアンは恋人にセレナーデを歌うスペイン人)を刺激する。

光の子供 - YouTube

海の見える町に暮らす長女の知り合いがやっているセレクトショップで求めたという陶器の器と錆染の布コースターは、とても渋い味のある雰囲気を醸し出している。錆染めは時が経つにつれて色が変化していくのだそうだ。
長女はASC牡牛座であり、私とは一番、感性、肌感覚は近いものを感じる。


錆染の布コースター麦酒飲む


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