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追い風


4月から次男も専門学校に入ることになり、昨年の8月に次男の状態がおかしくなった際にお世話になったS先生に次男と一緒と最後の受診と挨拶に伺った。
次男が2月から50日間ホテルでの住み込みのバイトをしてきたことや4月から専門学校で親元から離れて暮らすのは危険であると否定的な反応を示された。

昨年から平行して診てもらってきたN先生は、以前の投稿でも述べたが、次男が住み込みバイトをするということや、専門学校に行くということに対して本当に我が子のようにガッツポーズをして喜んでくださった。
そして、次男のことは、ドクターよりも一緒に暮らしている家族の方が間違いなく次男の状態がわかるはずであり、私はそれに対してのフォローをするだけという謙虚な姿勢を示されていた。
サプリメントの処方も金額は決して安くはないので、必要とされるサプリメントとその理由を簡潔に説明され、後はこちら側の選択に任せる立場をとられていた。

今更、S先生とN先生の対応の違いの善し悪しを議論したり評価したくはないが、それぞれの視点が見られている階層が違うと感じた。
S先生のスタンスは、まさに山羊座で従来の常識、教科書に従って症状を再発させないという立場である。
N先生においては、オーソモレキュラー医学をベースとした基本、食事でのミネラル、ビタミンの吸収を重要視されており、そのような状態を誘発する因子に対してのアプローチをされている。
それに加えてN先生には、患者さんに対して向き合われる姿勢に優しさと情熱が伝わってくる。

精神症状の変化にはミネラルやビタミン不足が大きく影響するということはかなり認知されてはいるが、やはり全体からみると少数派である。
栄養素の不足に繰り返しのストレスによる自律神経の異常、そして睡眠不足という悪循環のスパイラルに入らないように本人自身で意識していくしかない。このことは、親元を離れる前に次男とも食生活のバランスを崩さないこと、当面はサプリメントを服用することを確認し、それ以上のことは次男の選択に委ねた。

3月に魚座に土星が入り、さらに水瓶座に冥王星が入るという大きな節目の中、まさにこの向精神薬という魚座的なものにおいても、患者は減薬、断薬をしたくてもなかなか減薬に向かえないという状況は、まさに山羊座的である。私は専門家ではないが、症状に対してどのような視点で判断するのかという点は極めて悩ましい問題である。
以前にも投稿した中井久夫先生は、患者さんひとりひとりの病態は異なるので、〇〇症とひとくくりにしてはいけないと強調されていた。

心の産ぶ毛|junchan|note


冥王星が水瓶座入りして、これからは過去の常識に囚われず、ひとりひとりが自ら勇気をもって判断していく時代になったのではと受け止めている。

次男は、太陽魚座で、化学物質には過敏であり、またサプリメントの飲み味にも好き嫌いがはっきりしており、かなり悩まされた。
この半年は本人の問題とは言いながら、本人の選択にすべて任せてしまって本当に大丈夫だろうかという葛藤の連続であった。


次男からは、高校を中退した後の3年間、一番苦しんだのは今後、進んでいく道が見つからなかったことであり、今はそれが見つかったことで、以前のような閉塞感からは抜け出せたという発言を親としてただ信頼したいと思う。

昨年の8月の出来事を通して、次男にただ生きていてくれればいいと受け止める心境に私も家内もなった。
マドモアゼル愛先生の冥王星セミナーの話の中でもすべてを失ったときに冥王星は働くと語られていたが、次男の場合もまさにそんな状態であったのではとしみじみ感じる。

きしくも最近のマドモアゼル愛先生の動画で、遊びが勝つ時代というタイトルで語られている内容が、何でも真面目に深刻に受け止めてしまいやすい我が家族においてはとても大切なメッセージとなった。
土星的に現実的に生きるか、木星的に楽観的に生きるかで、生き方が大きく変わっていく。

現実主義と楽観的態度「遊びが勝つ時代」 - YouTube

次男には射手座火星を頂点として双子座土星、獅子座木星で調停という複合アスペクトを形成していることもまさに象徴的である。
太陽魚座と水瓶座にまたがったステリウム、ASC牡羊座の次男においては、すべてに自分第一のスタンスで、思いつきで行動に走りがちではあるが、太陽牡羊座、冥王星水瓶座入りしたエネルギーが追い風になってくれることは間違いない。



角部屋に裸電球夕ざくら


https://z-p15.www.instagram.com/junchan3926/



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