器用貧乏を卒業して、自分の稼ぐ力を最大化するには?
器用貧乏で薄利多売になるNGパターンとは?
あなたは、『器用貧乏』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
色々なことに興味をもって学んだり、身につけてはいるものの
・その学びに対するインプットとアウトプットのバランスがとれていない
・色々実践して忙しい日々なのに、なかなか思うように軌道に乗れていない
・余裕をもった時間を充分に過ごせていない
・ビジネスとしての売り上げが思わしくない
など、このような状態を『器用貧乏』もしくは『薄利多売』という風にお伝えしています。
ご自身がこれまで、色々なジャンルやメソッドを学んで
(例えば英語や心理学、ダイエットやコーチング、NLPなど)
様々な考え方を吸収しながら、周りの人にもご提供できるようになることがあるかもしれません。
そんな風にして、少しずつできることが増えてきたり、SNSの投稿などで情報発信をすることで、一見忙しく、活躍しているように見えることがありますよね。
しかしながら、その実態そのものは、色々なことに挑戦するがゆえに、充分な休息時間が取れていないほど忙しかったり、ご自身でチャレンジしている割には思ったほど利益が残らない(もしくは少ない)場合があります。
そんな状態を『器用貧乏』、『薄利多売』と言います。
その人たちとは反対に、(色々な分野に興味をもって学んで吸収しながらでも)それに見合った自分の価値(高い価値)を提供して売り上げがあり、利益が残る人もいます。
資金面だけでなく、余裕あるタイムマネジメントができたり、大切なことに集中できたりもします。
このように、
・ご自身で独立や開業をしようと色々なことを学んで、チャレンジをしながら忙しくしているように見えても、時間ばかり浪費してしまって利益が残らないケース
・学んだことをしっかり吸収し、高い価値として提供することで利益を上げて、今後に自己投資する資金も残せるケース。
この2つの違いには、どんな原因があるのでしょうか。
今回はその部分を解説してまいります。
安売りをやめるには「○○」を決めることが超重要!
早速ですがひとつ、質問です。
そもそも、あなたは…「何の専門家」でしょうか。
ここをきちんと絞り込めているかどうかが、非常に大切なポイントになります。
色んな学びやスキル、知識を身につけて、「できること」が増えることも大切ですが、それらをバラバラに提供していても、お相手様にその価値を高く感じてもらうのは、なかなか難しかったりするものです。
「あなたは何の【専門家】なのか」
この、【専門家】について考えるとき、「自分はお客様に、どんな価値を、もたらせる存在なのか」と考えてみましょう。
その際に着目する点は、お客様の『Before』と『After』です。
あなたの商品やサービスで、お客様の悩みをどういう風に解決することができるでしょうか。
この「解決」というのは、お客様の『Before』と『After』をつなぐ
変化の部分を指します。
『Before』とは、今現在、お客様が困っていること。
「もっとこうしたい!」と思っている悩みや課題などです。
それに対して、『After』とは、お客様の理想のゴールです。
そこに向かって、あなたがどんな解決(変化)をさせることができるでしょうか。
しかも、あなたにしかできない、「他にはない素晴らしいやり方」で、お客様の『Before』と『After』のギャップを埋めることができるとしたら…
その価値は非常に高くなります。
例えば、コンビニのように、いつでもどこでも買えるようなものだと、値段(安さ)などで比べられてしまいがちですよね。
その一方で、
「あなたにしかできない」という価値がある場合、
「あなたにお願いすると心地いいんです」とか
「迅速に対応してくれるんです」「高品質なんです」など
お客様が価値を感じて依頼してくださるのです。
たとえお値段が多少張ったとしても、あなたが引き受けてくれるなら、それに見合ったサービスになります。
ビジネスでお金が残る人と残らない人との違いとは?
色々学んで、できるようになるということが、
あなた自身の「何の専門家ですか」と問う際の「専門性」となります。
「専門性」というのは
①お客様は誰なのか
②どんな悩みなのか
③それをどう解決できるのか
(どういう理想のゴールに変化をさせることができるのか)
このように、「どんな商品(サービス)なのか(④)」を明確に整理できていることが大切です。
その部分が明確になると
「私は、こういう人(①)のこういう課題(②)を
解決できる○○の専門家(③④)です」
と、表現できます。
これができるようになると、ご自身の中にブレない軸ができたり、お相手さま(お客様)にも明確に伝えることができるようになります。
さらに、その軸を強化するために、色々な分野の学びを重ねていきましょう。そうすることで、ご自身の提供できる価値はどんどん高まっていき、あなたにしかできない方法で、お客様の課題解決やよりよい未来に導くことができるようになります。
さて、『器用貧乏(薄利多売)』のお話に戻ります。
このループに陥る原因は何なのでしょうか。
それは、「自分の専門分野が何なのか」が曖昧だからです。
・自分は「何の専門家」なのか
・誰の「どんな課題を解決できる」存在なのか
ここが明確になっていないということは、
どんなに色々学んで、できるようになったとしても
個々の学びがバラバラの状態ということになります。
つまり、
「あれも、これも、こういうこともできます」
と、そこそこできるものを発信して
なんとなく求めているお相手様に提供しても、
高い価値を提供することにはつながらないのです。
お客様は、
・より専門性が高い人
・経験が熟練してる人(もっと上手にできる人)
に、お願いをしたくなるのではないでしょうか。
つまり、「自分の専門性」を明確に絞り込んでいる人は、
ご自身の中にある「ひとつの軸」を中心にして、
学びを組み合わせることができているのです。
その結果、ご自身の高い価値をお客様に提供できているので
高い収益・利益を作り出せている。ということになります。
ここに、『器用貧乏(薄利多売)』の人との大きな違いがあります。
中心価値(コアバリュー)が大きな利益を生む
ブレない軸を中心にして、ご自身の学びや経験を積んでいきましょう。
常に自分自身の中心的な提供価値を高め続けていけるようになります。
中心的な提供価値(コアバリュー)。
これを見つけて伸ばすために、色々なことを学んでスキルアップをしていくのです。
そうすると、学びのひとつひとつがご自身の血肉になって、それがあなたのお客様に対する貢献になったり、お客様をよりよい未来に導くことができます。
その結果、お客様に喜ばれて、感謝と報酬を受け取り、循環させることができるようになっていきます。
あなたの中心価値(コアバリュー)を伸ばすには?
器用貧乏を卒業して自分の稼ぐ力を最大化するためには、
ただアレコレと色々なことをやったり学ぶのではなく、
ご自身が
・誰に、どんな価値を提供するのか
・自分は、何者なのか(何の専門家なのか)
この軸を明確に見出しましょう。
そこにつながる形で学びを吸収し、スキルアップをしていくことで、
お客様に提供できる価値がどんどん高まっていきます。
それに比例して、お相手さまからの感謝と報酬の循環も大きくなっていきます。
この部分を戦略的に、きちんと組み立てながら進んでいくことが今回のポイントです。
この話を読んでみて、ご自身のコアバリューが何なのか、
考える時間を少し作ってみてもいいかもしれません。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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