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【小説】「禁断の恋💖オフィスラブで揺れる早川ケイと有能課長の関係」コードネームは37109外伝

文とイラスト/橘順

早川ケイ 早川三姉妹の長女。大学卒業後、都内の某商社勤務
松本タカシ ケイの彼氏。地方公務員
佐藤課長  国際部課長 異例の昇進を遂げ課長職に

(早川三姉妹については、下記リンク先のマガジンに記述してあります)


早川ケイは新人女性社員だった。彼女は商社に入社し、国際部に配属された。そこでさほど歳の差のない上司、佐藤課長と出会った。佐藤課長はケイに仕事を教えてくれるだけでなく、優しく気遣ってくれる人だった。ケイは次第に佐藤課長に惹かれていくようになった。

佐藤課長は国際部での仕事ぶりが優秀だった。彼は英語や中国語など、複数の言語に堪能なマルチリンガル。彼は入社そうそうメキメキと、その頭角を現していく。そして、異例の速さで昇進。海外の取引先との交渉や契約に携わっていたのもうなずけるというものである。

彼は常に最新の市場情報や経済動向に精通しており、会社の利益を最大化するための戦略を立てていた。彼は部下からも尊敬されており、仕事の指導や助言を惜しみなく行っている。それによって、国際部のエースとして、会社の発展に貢献していた。

彼が担当した取引先は、主にアジアやヨーロッパの大手企業。例えば、中国の華為技術有限公司やインドのタタ・コンサルタンシー・サービシズ、ドイツのフォルクスワーゲンなどが挙げられる。彼はこれらの企業との間で、様々な商品やサービスの輸出入やライセンス契約などを行っていた。そして、それぞれの企業の特徴やニーズに合わせて、柔軟に対応しているのである。また、取引先からも信頼されており、長期的なパートナーシップを築いていたのだ。

: Huawei
: Tata Consultancy Services
: Volkswagen

佐藤の有能で、人から尊敬される人柄は、社員の羨望の的であり、女子社員の注目を集めざるを得ない。ケイも、そんな上司の彼に日々惹かれて行く。ケイは佐藤と一緒に仕事をするたびに、彼の知識や経験に感心し、彼の笑顔や優しさに心がときめいた。ケイは自分の気持ちに気づいていたが、それを表に出すことはできなかった。それは佐藤が既婚者であることを知っていたからだ。ケイは佐藤に対する想いを抑えようとしたが、それは難しいことだった。

佐藤もまた、ケイに興味を持っていた。ケイは新人ながらも、仕事に対する姿勢や能力が高く、佐藤は彼女を評価していた。ケイは明るく素直で可愛らしい女性であり、佐藤は彼女と話すことで癒されている。佐藤は妻との関係に悩んでおり、ケイとの時間が唯一の楽しみだった。佐藤はケイに惹かれている自分に気づいていたが、それを認めることはできなかった。佐藤は自分が既婚者であることを忘れることはできなかったからだ。佐藤はケイに対する想いを隠そうとしたが、それは難しいことだった。

二人の間には言葉にならない何かがあった。二人は互いに惹かれ合っていることを感じていたが、それを口に出すことはできなかった。二人は秘めた恋心を抱えながらも、仕事を続けていた。

「おはようございます、佐藤課長。今日はどんな予定ですか?」

「おはよう、早川さん。今日は午前中に中国の取引先との電話会議があるんだ。午後は資料作りに追われると思う」

「そうですか。大変ですね。私も今日は資料作りに集中したいと思っています」

「そうか。じゃあ、昼休みに一緒に食べに行こうか?」

「えっ、本当ですか? でも・・・」

「あ、いや、もちろん仕事の話をするだけだよ。何か気になることがあったら聞いてくれるかな」

「そうですか。それなら、ぜひお願いします」

「よし、じゃあ決まりだね。では、また後で」

「はい、ありがとうございます」

ケイには彼氏がいた。大学時代から付き合っている幼馴染の松本だった。松本は大学を卒業してから、地元の公務員になっていた。ケイと松本は遠距離恋愛をしていたが、月に一度は会うようにしていた。ケイは松本のことを愛していたが、佐藤課長との関係にも揺れていた。

佐藤課長は結婚してから3年が経っていたが、子供はいなかった。佐藤課長の妻は専業主婦だったが、夫の仕事に理解がなく、よく喧嘩をしていたようだ。佐藤は妻との関係に不満を感じていたが、離婚する気もなかった。彼はケイと仕事以外の話をすることで、心の安らぎを得ていた。

ある日、ケイと佐藤課長は海外出張に行くことになった。二人は同じホテルに泊まったが、部屋は別だった。出張先での仕事が終わった後、二人は一緒に食事をしたり、観光をしたりした。二人の距離はどんどん縮まっていった。

そして、最終日の夜、二人はついにホテルの部屋で抱き合ってしまった。ケイも佐藤も後悔しなかったが、それが始まりでも終わりでもなかった。


ケイと佐藤課長は出張から帰国したが、二人の関係は変わらなかった。ケイは松本との電話やLINEを減らしてしまうことになる。松本はケイが忙しいと思って、あまり気に留めていなかった。佐藤課長は妻との喧嘩が増えてしまった。さらに妻は夫が浮気をしていると疑って、よく問い詰めた。佐藤課長は否定したが、その心中はケイのことで一杯であった。

ある日、ケイと佐藤課長は会社の飲み会に参加した。飲み会が終わった後、二人はタクシーに乗って、ケイのマンションに向かった。ケイの部屋で二人は再び情熱的になった。しかし、その時、ケイの携帯電話が鳴った。ケイは電話を取ろうとしたが、佐藤課長はそれを制止する。ケイは仕方なく電話を切った。電話の相手は案の定、松本だった。

松本はケイに何か重要な話があると言って、電話をかけてきた。松本はケイにプロポーズしようと思っていた。松本はケイに指輪を買って、次に会う時に渡そうと決めていた。しかし、ケイは松本の電話をかたくなに拒否する。松本は不安になって、何度も電話をかけたが、つながらなかった。

あまりに頻繁に鳴りやまぬコールについケイは受話器に出る。

「もしもし、ケイ、聞こえる?」

「はい、聞こえます。どうしたの?」

「どうしたのって、お前がどうしたのか知りたいんだよ。最近、電話にも出ないし、LINEも既読無視だし、何かあったのか?」

「ごめんなさい、仕事が忙しくて…」

「仕事が忙しいって、それだけか?ねえ、ケイ、正直に言ってくれよ。お前、俺のこと好きじゃなくなったのか?」

「そんなことないよ。タカシ、私はあなたのこと好きだよ」

「じゃあ、なんでそんなに冷たくするんだよ。お前、他に誰かいるんじゃないのか?」

「違うよ。そんなことないよ」

「本当か?お前、嘘ついてないか?」

「嘘じゃないよ。信じてよ」

「信じろって、どうやって信じろって言うんだよ。お前、俺になにも話してくれないじゃないか。お前、俺とホントに結婚したいと思ってるのか?」

「えっ、結婚?」

「そうだよ、結婚だよ。俺はお前と結婚したいと思ってるんだよ。だから、指輪も買ったんだよ。でも、お前は俺の気持ちを受け入れてくれる気があるのか?」

「タカシ…」

「答えてくれよ、ケイ。お前は俺と結婚したいのか?それとも…」

「それとも…?」

「それとも、お前はあの佐藤とかいう上司と付き合ってるのか?調べたんだぜ! 探偵さんとやらに頼んでな」




To  be continued.

This story is a fiction, and it doesn't relate to the event .

この物語はフィクションであり、実在する出来事とは関係ありません

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