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【小説】12月のシークレットラブ〜ハヤカワ三姉妹の恋するレビュー💖

早川レイは藤原先輩と、バイト先の先輩格のショウとの間で心が揺れ動いていた。先日のハロウィンの夜は藤原に対して体調が悪いと言って断り帰宅した。そして、彼女はショウに思いを告げようとして、数日後に彼と話をするためにとあるカフェで落ち合う。そこでレイはショウといろいろな会話をしたのだった。思い切ってレイはショウに告白めいたことを告げるのだった。


レイはカフェの窓際の席に座って、ショウの姿を探した。ショウはレイにLINEで、今日は少し遅れると言っていた。レイはショウに会うのを楽しみにしていた。レイはショウに自分の気持ちを伝えることを決めていたのだ。

レイはショウと同じバイト先で働いていた。ショウはレイよりも年上で、先輩格の存在だった。ショウはいつもレイに優しく接してくれて、仕事のことやプライベートのことも話してくれた。レイはショウの笑顔や声に惹かれていった。レイはショウと一緒にいるときが一番幸せだと感じていた。

ショウはレイと付き合っている藤原という男のことも知っていた。藤原はレイの大学の先輩で、レイに好意を寄せていた。レイは藤原のことを嫌いではなかったが、ショウのことがことさら好きだった。レイはショウに思いを告げようとして、数日後に彼と話をするためにとあるカフェで落ち合うことにしたのだった。

レイはカフェのドアが開く音に振り向いた。ショウが入ってきた。ショウはレイに気づいて、笑顔で手を振った。レイはドキドキしながら、ショウに手を振り返した。胸の鼓動が脈打ち、心臓の高鳴るのが分かった。

レイはいつになく、背中を露出した大胆でセクシーな黒のワンピースをまとい、ゴージャスなイメージ。
レイもショウも冬用のコートを脱いでの対面だ。
その姿に気付き、やや驚いたショウ。

ショウはレイの隣に座って、コーヒーを注文した。ショウはレイに、遅れてすまないと謝った。レイは大丈夫と言った。ショウはレイに、今日は何かあったのかと尋ねた。レイはええと言って、言葉に詰まった。

が、こう切り出した。

レイ:ショウ、今日は来てくれてありがとう。私、あなたに言いたいことがあって…

ショウ:レイ、何かあったの?

レイ:ええと…私、ショウのことが好きなんだ。ずっと前から、あなたのことを見ていて、憧れていて…

ショウ:レイ…

レイ:ショウはどう思ってるの?私のことを。

ショウ:レイ、すまないい。オレは、レイのことをとても可愛くて、優しくて、素敵な女の子だと思ってるよ。でも、レイが言ってるような気持ちは、持てないんだ。

レイ:えっ…どうして?私には何か足りないことがあるんですか?

ショウ:そんなことないよ。キミは完璧だよ。でも、オレは…

レイ:オレは?

ショウ:オレ、この仕事上プライバシーはシークレットにする必要があったから言えなかったけど…実は結婚しているんだ。

レイ:えっ!?結婚!?それ本当?嘘だよね?

ショウ:本当だよ。ごめん、レイには隠していたけど、オレには妻がいるんだ。これはユニバース(勤務する会社)の社員すら知らないことなんだ。レイにだけウソをついていたということじゃない。

レイ:そんなバカな…それなら、私は何だったんですか?一方的にそれを知らずに好きだったなんて。まるでピエロだよ、これじゃ。ショウは私に何を求めていたの?これまでなんで優しくしてくれたのよ。

ショウ:そんなこと言わないでくれ。オレはレイを仲間として大切に思っていたよ。レイと一緒に働いていて、楽しかったし、助けてもらったこともたくさんあったしな。レイには本当に感謝しているよ。

レイ:仲間って…それだけですか?私はショウに本気で恋をしていたのに、あなたは私をただの仕事のパートナーだと思っていたのか。。。くっ、私はバカだったんですね。

ショウ:レイ、落ち着け。バカじゃないよ。レイはとても素晴らしい女の子だよ。レイには幸せになってほしいんだ。キミはまだ10代なんだぞ。オレなんかよりもずっといい人がいるはずだよ。

レイ:ショウ、やめて。そんなこと言われても、私はショウのことが好きなんだよ。あなたのことを忘れられないんです。

ショウ:レイ、ごめん。オレはレイを傷つけたくなかったんだ。でも、オレはもう決めたんだ。これからは家族と一緒にいることを選んだんだ。レイには、それを理解してほしいんだ。

レイはショウに対して、深い恋心を抱いていた。ショウの優しさや頼りがいに惹かれていて、ショウと一緒にいるときは幸せだと感じていたのだ。

レイはショウに自分の気持ちを伝えることで、ショウとの関係を変えたいと思っていた。が、しかし、ショウが既婚者だと知ったとき、レイはショックと悲しみと怒りに満ちた感情に苛まれた。

レイはショウに勝手に裏切られたと感じていて、ショウの言葉を信じられなくなるのだった。レイはそれでもショウのことを忘れたいと思いながらも、ショウのことを好きでいることに改めて気づくのだった。レイはそれだけショウに対して、複雑で切ない気持ちを抱いていたのだ。

レイ: 分かったよ、ショウ。それでもあなたが好き。いいよ。例え奥さんがいても、わたしはショウのこと好きでい続けることにした。だからお願い。今晩わたしと一緒にいて。そういう関係でもいい。それだけでいいの。。。。

ショウ: バ、バカを言うな。レイ、冷静になれ! オレはもう帰るから、このことは忘れてくれ。頼んだぞ。それから。もう仕事以外で会うのはヤメだ。そうしたほうがいい。ちょっと外に出て頭を冷やそう。

レイ:今晩一緒にいてくれないなら、わたし、もう大学も会社のサポートも辞めるよ。もうイヤだ。何もかも。消えてなくなりたいよ!!

2人はカフェを出ると夜景の見える場所に赴いた。

レイは今晩だけでもショウに抱いて欲しいとせがんだ。ショウは頑なにそれを拒むも、レイは本気だ。とっさにレイは人目も憚らずにショウに抱きつき、思い切り泣いた。

「なんで結婚なんかしてるんだよ! ショウのバカ野郎!!」


レイはショウの腕を掴んで、離さなかった。レイはショウに、せめて今晩だけでも一緒にいてほしいとせがんだ。レイはショウに、自分の気持ちを受け入れてほしいと泣きついた。そして、自分を抱いてほしいとなりふり構わず懇願する。

カフェの外では、夕暮れの空が赤く染まっていた。街頭の灯りが点滅し始め、人々の足音が響いた。カフェの前には、藤原が立っていた。彼はレイの姿を探して、心配そうに携帯電話を見た。藤原はレイに幾度となくLINEを送っていたが、未読のまま返事がなかった。彼はレイがショウと会っていることを見抜いていた。そして、レイがショウに惹かれていることも薄々感じていた。レイに自分の気持ちを伝えたかったが、レイに拒まれていることを思い知らされる。レイに幸せになってほしいと思っていたが、レイがショウと一緒になることを望んではいなかった。

一方、レイの家では、レイの姉たちがレイのことを話していた。ケイは長女で、サキは次女。レイは三女。ケイはレイのことを心配していた。ケイはレイがショウに恋心があることは知っていた。ケイはショウのことを調べてみたが、ショウの家庭のことは何も分からなかった。そして、ケイはショウがレイに何か隠しているのではないかと疑っていた。レイにショウのことを聞いてみたが、レイはショウのことを話そうとしなかった。ケイはレイにショウと別れるように忠告したが、レイはケイの言葉に耳を貸そうともしない。

サキもまた、レイのことを危惧していた。サキはレイがショウと付き合っていることを知っていた。サキはショウとは職場の仲間であり友人である。常日頃ショウがレイに優しくしているのを見ている。サキはショウがレイに本気で想っているのだと信じていた。サキはレイにショウのことを話してほしいと言ったが、レイはショウのことを話せないと言う。サキはレイにショウと幸せになるように願ったが、レイはサキの言葉に笑顔を見せなかった。

月明かりの中で2人は立ち尽くしている。

ショウはレイのさっきの言葉に動揺した。ショウはレイのことを嫌いではなかったし、レイのことを愛おしくて、魅力的だと思っている。ショウはレイのことを心配していた。だが、ショウはレイの望むことを飲めなかった。ショウはレイに、それはできないと言った。ショウはレイに、それは間違っているとも言った。それは自分にもレイにも妻にも不幸をもたらすとキッパリと言った。

それでもなお、レイはショウの言葉に納得しなかった。レイはショウに、それは本当の気持ちではないと言った。レイはショウに、それは自分を守るための言い訳だと言った。レイはショウに、2人が結ばれることが、自分にもショウにも幸せをもたらすことだと偽りの言葉を発したのだ。

レイとショウの間には、強い引力と反発力が働いている。二人の間には、甘い誘惑と苦い現実が交錯した。ショウはレイから漂う若い果実からほとばしる瑞々しさと、口では言い難い色香を感じ取り、自分の衝動や欲望を抑えることがままならないことを悟ったのだった。

気が付くと二人は唇を重ねていた。

ただ夜景の静けさだけが2人を覆い尽くしている。

To be continued.

This story is a fiction, and it doesn't relate to the event.

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