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僕らが目指してきた撮影録音の繊細さをライブコンテンツにできるんじゃないか?      『新生音楽(シンライブ)』スタートのお知らせ

2月末日。僕は、今回のコロナの騒ぎで起こっていることに胸を痛めていました。それは音楽が好きな多くの人と同じように。でも、こんなときだからこそ発明できることもあるんじゃないかとも思いながらある企画ひらめき、そしてそれをついに発表します。

僕は、この1年GRAPHERS' GROUPというYOUTUBEチャンネルで大好きな音楽家の皆さんを被写体にして、数多くの作品を発表してきました。見切り発車的にスタートしたこのコンテンツも、なんだか、独特のトーンらしきものが出てきた頃かしらと思う今日の頃。。。


そのトーンとは、音楽家の繊細さをメディアに乗せるときに、ほとんど落とすことなく、(何ならブーストさせて)記録するということです。レコーディングスタジオで録音、撮影しているからこそできていることなんです。

ある日、これを生配信化して、新たなライブエンターテイメントにできないかと思いついたのです。

従来のライブエンターテイメントは目の前で起こる演奏体験、それを共有する体験によって観客とアーティストが価値を交換していました。僕らが一番気にしたのは、ネット配信でそれに変わる価値を提示できるのかということです。

観客の皆様に受け入れていただけるかはともかくとして、僕らは、アーティストの雰囲気を極限まで生々しく繊細に、その場の雰囲気を克明にメディアに記録することで、それが目の前で生演奏することに変わる価値をつくることができると思っております。

上で紹介した動画は、収録ですが、もしこれが、生配信だと思うと、、、より、わくわくしませんか???

と、

そこで何人かのミュージシャンに声をかけ、あれよあれよという間に、第一回が実現する流れになったのです!

(どなたか!ご連絡ください!記事にしていただけたら、大変ありがたいです!)

タイトルを発表します!!!!!!!!

『新生音楽(シンライブ)』

『新生音楽』というのは、「新・生音楽」という新しいライブコンテンツの提案であり、「新生・音楽」という生まれた瞬間の音楽を届けようという意思の現れでもあります。

むっちゃ良くないですか?

そして、このタイトルの命名者が、第一回の出演者、高野寛さんなのであります!

第1回の日程と出演者

出演者:高野寛×原田郁子(クラムボン)                  

日時:3月24日 19時〜20時予定

視聴方法:YOUTUBEチャンネル「GRAPHERS’GROUP」内にて生中継GRAPHERS’GROUP チャンネルURL: https://www.youtube.com/c/GRAPHERS’GROUP

高野さんと原田さんの生配信ですよ!?完全にのっぴきなりませんなぁ!

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高野寛  https://www.haas.jp/            1964年静岡生まれ。1988年「宅録系SSW」としてソロデビュー。2019年現在までに、22枚のソロアルバムを発表。ギタリストとしてもYMO、高橋幸宏、細野晴臣、TEI TOWA、星野源を初めとしたアーティストのライブ・録音に多数参加、坂本龍一や宮沢和史のツアーメンバーとして延べ20カ国での演奏経験を持つ。世代やジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも多数制作。2000年以降はpupa、GANGA ZUMBA、ナタリー・ワイズなどのバンドメンバーとしても活動。2018年、ソロデビュー30周年を迎え3枚組ベスト盤『Spectra』発売。2019年、30周年記念アルバム「City Folklore」(冨田恵一プロデュース)を発売。

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原田郁子(クラムボン)http://www.clammbon.com/        1975年福岡生まれ。1995年にクラムボンを結成。歌と鍵盤を担当。1999年、シングル「はなれ ばなれ」でメジャー・デビュー。バンド活動と並行して様々なミュージシャンと共演、共作、ソロ活動も行なっており、2004年に「ピアノ」、2008年に「気配と余韻」「ケモノと魔法」「銀河」を発表している。2015年、メジャーレーベルを離れ、自身のレーベル「トロピカル」よりツアー会場及び活動に賛同頂ける販売店(全国に約300店舗)にてミニアルバム「モメント e.p.1〜3」をリリース。サブスクリプション限定アルバム「モメント l.p.」も発売。昨年よりデビュー20年を記念して、オリジナルアルバム全タイトルをアナログレコードで毎月連続リリース中。

「新生音楽(シンライブ)」は何が新しいのか!?

高野寛さんは実は今回の企画でアドバイザーとしてチームに入ってくださっています。一緒にコンセプトを日々練っております。高野さんがまとめてくださった次の短い文章に新しい価値が凝縮されていますので紹介します。

みんなライブが大好き、でもライブに行けない、そんな2020。ただの配信じゃない、映像美とリアルな音。目と耳が喜ぶ、新しい音楽体験を。                                         「新生音楽」【シンライブ】

グッと来た文章です。

次に、今回の企画でキーマンになっているレコーディングエンジニアの松井さんのお言葉を引用させていただきます。僕らの映像は10月以降、全て松井さんのスタジオで撮影録音させていただいております。めちゃくちゃいい雰囲気の場所なんです!

先に紹介した君島大空氏×斎藤アリーナ氏の動画を僕らが発表したときに、松井さんがツイートなさった言葉がこれまた、このコンテンツの価値を言い当てています。

音楽家がどんな音を聴きながらスタジオでレコーディングをするのか?唇の開いた音さえ聞こえるような繊細さ、触れるだけで発音する弦の響きから、エモーションを解放するピークまで、二人が聞き、演奏した同じ環境で聴いてもらえるライブレコーディング。是非ヘッドフォンで。

そう、この繊細さです!この繊細さを生配信で実現するべく今努力しております!

そして、僕たちはYOUTUBE SUPERCHATやオリジナルグッズ生販売などいくつかの新しい集金モデルを試そうとも思っています。

音楽文化はみんなでつくっていくものです。どうかみなさんが面白がってくださるような面白くて新しい価値を、アーティストのみなさんと生み出し、いい感じにお金をいただけるコンテンツを作れればと思っております。

そして少しでもこの大ピンチの手助けができればと思っております!

新しい音楽文化がひとつ生み出されるかもしれないとポジティブに考えるのも悪くないですよね!

よろしくおねがいします!


皆様にサポートいただけたらとっても励みになります! インディー精神忘れず日々邁進。 どうぞよろしくおねがいします!