JUMBO MAATCH

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  • 狂い咲きダンジョン記

    フリースタイルバトル未経験の43歳のreggae deejayがその道の最高峰「フリースタイルダンジョン 」にて奮闘した記録を覚えてる限り…

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4 運命の判定

初バトルの模様が遂に放送となる日が来た。 当然の如く、コメント欄、SNSでボロカス書かれまくる。 そこだけならまだ良いけど、自分の曲のMVのコメントにまで突っ込んでくる奴もいるので完全にシャットアウトするのは無理に近い。 そしても一つキツかったのが、レゲエの現場で逢う関係者達の気まずそうな雰囲気。 皆、優しいから言葉を選んで話してるのが伝わる。 特に後輩達に接するのがホント嫌だった 苦笑 歴代モンスターの何人かも戦績による反響やプレッシャーで苦しんでたというのも納

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    • 3 生き地獄

      八月某日、初のバトル撮影に向けて大阪から出発。 ダンジョンの撮影の日は何かと忙しい。 俺やエローンは午前十一時前後の新幹線に乗り2時に新木場アゲハに到着。 着いて早々、着替えやメイク、ヘアセットなどをやりつつマイクチェック。 セロリ君が選んだトラックでモンスターが順番に8から16バースにのる。 個人的にこの時間はみんなのテキトーなフリースタイルが見れて凄く楽しい。 でチャレンジャーについてのコメント録りがあるんだけどコレが結構ツラい。 なぜならまずチャレンジャーは

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      • 2 ってかコイツらマジか…

        5月のオファーから1ヶ月弱、何の音沙汰もなく若干不安な気持ちのまま迎えた6月半ばに制作会社の方から連絡がある。 7月の撮影でモンスター初お目見えの際に、通り名的なのを考えてもらいたいとの事。 例えば「仁王立ちの内弁慶 崇勲」みたいな。 これはずっと残るものだし、覚え易くインパクトがありレゲエを連想させるワード…なかなかハードルが高いと思いきや意外とスッと出てきたのは

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        • 1 え、俺?

          2019年の5月中旬の話。 スタジオに向かう途中に一本の電話。 見るとI&I プロダクションのユージさん。 注)I&IプロダクションとはZeebra (以後ジブさん)や真木蔵人さんの所属する事務所。 とりあえず立ち止まり少し姿勢を正し電話に出る。 「ジャンボ久しぶり!元気してる?」 「はい、お久しぶりです!何とかやってます!」 「聞きたいんだけどフリースタイルダンジョンって知ってるよね?」 「はい、もちろん。」 「ああいうバトルに興味はある?」 「んーない

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        4 運命の判定

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        • 狂い咲きダンジョン記
          5本

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          狂い咲きダンジョン記 プロローグ 終わりの始まり

          それは一本の電話から始まり一本の電話で終わった。 まずは終わりの話。 6月某日、電話の主はZEEBRA(以後ジブさん)。 かかってきた瞬間に嫌な予感がビンビン。 そしてジブさんの声の出だしのトーンで確信に変わった。 「申し訳ないんだけどフリースタイルダンジョンは終わる事になりました…」 まさに予想通りの答えに 「やっぱりですか…」としか言えず。 「ジャンボには無理言ってオファー受けてもらってやっとこれからだって時だったのにホント申し訳ない」 「いやいやジブさ

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