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自然の摂理

家から駅までの道。
住宅街を歩いてたら、スズメの“ チュンチュン ”という鳴き声が聞こえ、その鳴き声がやけに大きいなと思ったら、目の前にスズメが1羽降りてきた。

降りてきたというより、ポトッっと落ちてきた感じ。

ケガでもしてるのかと思ったら、続けてカラスが目の前に降りてきた。
カラスって目の前で見るとデカい。
羽を広げたら、横幅1mくらいになるんだろうか。
大きさに驚いてたら、カラスが地面に倒れてるスズメを咥えた。

目の前で起きていることにただただ驚いてたら、襲われたスズメのつがいなのかもう1羽、スズメがやって来てカラスに向かって威嚇するように鳴き続けている。

カラスがそれを無視して羽を広げて飛び立つと、そのスズメも後を追って飛び立ったので、見ていたらスズメの後ろから別のカラスが飛んできた。

家の陰に隠れたため、どうなったか見えなかったが鳴き声が止んだので、そういうことだと思う。

2羽のカラスは仲間で1羽目のカラスが咥えたスズメに気がいっている隙を突いて襲ったコンビプレーなのか、たまたま、周囲への警戒が疎かになっているスズメがいることに気付いて襲ったスタンドプレーで、タイミング的にコンビプレーに見えたのかは分からないが完璧な不意打ちだった。

実際は分からないがたぶん、コンビプレーだと思う。
2羽目のカラスを見た後、周りを見渡したら電線にもう1羽、カラスがいたので、そいつが周囲警戒兼2羽目がしくじった時の第3の刺客の役割があったのかもしれない。

カラスは頭が良いと聞くので、確実に獲物を仕留めるために役割分担を考えるのとコンビプレーは楽勝に出来るだろうし。

この出来事が起きる5分くらい前に手すりに留まってお互いの羽の毛づくろいをするスズメのつがいを見かけたが、襲われたのはあのスズメだったんだろうか。

弱肉強食が自然の摂理なのは分かっているし、街中でもどこでも同じことが毎日、起きているんだろうし、もっとすごいものを目にした人もいくらでもいるんだろうけど目の前で弱肉強食という自然の摂理が起きたのはかなり衝撃的だった。

カラスの大きさも。

生きるって、当たり前のことじゃないんだなと考えさせられた僕にとっては、すごい衝撃的な出来事だった。

ジュースが飲みたいです('ω')ノ