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昨日はトラベルミステリー

昨日、西村京太郎トラベルミステリーの新作が放送していた。
小さい頃、おばあちゃんと過ごす時間が長かったのでこういった刑事ドラマや時代劇をよく観ていたので今でも、よく観ている。

昨日のはトラベルミステリーと言っても、舞台が地方というだけで電車の乗り換えトリックとかほぼ無くて、トラベルという文字は必要なのだろうかと思ったが。

子供の頃に観ていた時は何も考えずに観ていたけど、知恵が付いていくと色々、考えるようになった。

「その日ですか?その日は出張で東京発10時19分のこだま128号で広島に行きました。
証明できる人…?1人だったので…あ、車内で女子大生のグループと知り合いましてね。仲良くなって写真を撮ったんです。
写真を送るのに連絡先を交換しましたので、その娘たちに訊いてもらえば分かりますよ」

セリフはこの通りじゃないけど、こんな感じのが小学校の時に観た、まだ携帯電話が普及してなかった頃のトラベルミステリーであった。
新幹線か夜行列車か忘れたけど。
これを観た時、

「犯人、この人でしょ」

と、声に出た。
父に「なぜ、そう思う?」と、訊かれたので、

『乗り遅れないように出発時間を確認することはあっても、乗っちゃったら時間も電車の番号も忘れるでしょ。車内の人と話すって、ことも無いだろうし』

って、理由を答えると父は軽く笑って、

「まあ、そうだろうな。でも、悪いことをしたとを認めさせるには証拠が必要だ。それに、まだ30分も経ってないのに犯人逮捕したら話終わっちゃうだろ」

・思い込みで決め付けず何事も証拠が必要
・2時間ドラマと時間が決められてる以上、ショートカットは禁止

この2つを父から教えられた。
笑ったのは、小学生のくせに捻くれた考えしてんなと思ったのかも。

西村京太郎トラベルミステリーは時刻表とにらめっこして、ああでもない、こうでもない。と、考えどこかの駅で乗り換えトリックが可能なのを十津川警部と亀井刑事が発見するのが醍醐味。

「警部!スマホでググったんですが、〇〇駅で特急△△に乗り換えると最初に乗った特急◇◇の到着予定時刻より18分早く到着すると乗り鉄のTwitterに書かれてました。これでヤツのアリバイは崩れました」

なんて言われたら、スマホで簡単に検索できなかった時代を知ってる人間からすると白けるというか、そんなセリフ、シーンがあったら以後のシリーズは観ない。
このセリフが本当に出てきたら、僕はミステリーとは認めない。

あと、十津川警部の班は犯人ロストが多すぎる。
物語後半、犯人の目星をつけて刑事が車で尾行してると、

「すいません、警部。巻かれました」

覆面パトカーの警察無線か携帯で報告するシーンが毎回ある。
あそこまで犯人に巻かれると十津川班はコナン君の少年探偵団以下なので、あの辺もちょっと考えて欲しい。

というファンの独り言。

ジュースが飲みたいです('ω')ノ