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Twitterを永遠に見てしまうのをやめたい

やる気が出なかったり、元気がなかったり、なんにもしたくないという気持ちのことがよくある。たぶん一ヶ月のうちの三分の二くらいはそんな感じだ。(もっと多いかもしれない)でも、このなんにもしたくないという気持ちは付き合うのがとても難しい。本当になにもしていないと、自分に生きている価値はあるのかとか、考えてもしょうがないことを考えてしまう。そんなことをしてもしょうがないのに、ばりばり働いている友達と比べて自己嫌悪に陥る。だからなにかはしたい。でもなにもできない。そういうときについ手を出してしまうのがTwitterだ。

Twitterは、画面を引っ張って更新するだけで、ほぼ無限に自動的に色んなひとのツイートが表示される仕組みになっている。だからいくらでも見ていることができる。それに最近のTwitterには「おすすめタブ」というものが追加されて、自分がフォローしていないひとのツイートまで見せてくる。

この「おすすめタブ」というものが曲者だ。表示されるのは基本的には自分が興味がありそう=フォローしているトピックやそれに関連するものだけれど、それ以外にもいわゆるバズっているツイートを勝手に見せてくる。そしてそれらはたいがい、攻撃的かつネガティブな内容なのだ。もちろんたまにはめちゃくちゃかわいい猫ちゃんの写真とかも流れてくるけれど、だいたいは誰かの(しかも知らないひとの!)愚痴だったり、何かへのお気持ち表明だったりする。

もちろん知っているひとのツイートだって、たまには読んでいて勝手に傷ついたりすることもあるけれど、全然知らないひとの負のエネルギーがいっぱいつまったツイートを延々と眺めていると、知らず知らずのうちに疲れてくる。ただでさえ不安定な情緒がさらに不安定になり、調子が悪い日だとそれで泣いてしまったりすることもある。

ところで、最近のスマホは便利なもので、スクリーンタイムという機能で、それぞれのアプリを使用していた時間を計測してくれる。それによると、だいたいわたしは少ない日で1時間、多い日では3時間以上はTwitterを見ているらしい。ひどいときは6時間見ていたこともあった。文字通り一日中Twitterを見て、時間を溶かしているのだ。しかもそれだけ長いことTwitterを見ていて、得られる情報は限られているし、自分の心を無駄にすり減らしてしまうことのほうが多い。

わたしはニュースサイトなどは普段ほとんど見ないので、世の中の動きはTwitterから教えてもらっているし、ソシャゲや2.5次元関連の情報はTwitterがないとリアルタイムで追うことは難しい。Twitterを通じて新しい漫画や本の情報を得ることも多い。だから、Twitterを完全に辞めることは無理だと思う。

でも同じ「文字を読む」という行為で言えば、たとえば3時間Twitterを見ているうちの、2時間でも読書に充てていたら、たぶん毎月10冊くらいは読める本が増えるだろう。そうはいってもそれはとても難しい。本を読む気力さえ湧かないから、漫然とTwitterを眺めて過ごしているのだ。

それでもいまのわたしにとってTwitterは百害あって一利くらいしかないから、なるべくTwitterを見る時間を減らしていきたいと思っている。

まず手始めとして、上述のスクリーンタイムを使ってTwitterに時間制限を設けることにした。それから、Twitterを見るときはできるだけ「フォロー中」のタブだけ見るようにして、「おすすめ」を見てしまっているな、と気がついたときには別のアプリを開くことにする。開くのはなんでもいいけれど、もし元気がありそうならkindleアプリで本を読もうと思う。ただ違うアプリを開くだけなら、スマホをいじる元気しかなくてもなんとかなりそうだからだ。

以前作成した「自分で自分のご機嫌を取るためのリスト」(通称ご機嫌リスト)の中には、もはや生活のすべてじゃん、と思わされるぐらい多種多様な活動が含まれている。でもそのなかにTwitterは入っていない。わたしにとって、Twitterを無限に眺めているしかない状態は、ご機嫌が最悪な状態なのにそれをさらに悪化させようとしている感じだからだ。生きることそのものが目的となっている状態から早く抜け出して、無為でない人生を手に入れたいきょうこの頃である。


「ご機嫌リスト」はこちらから。

自分のご機嫌取りに失敗してしまった話はこちら。


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