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【国内MBAの選び方】早稲田MBAと比較した結果、なぜ一橋MBAを選んだのか?

 こんにちは。ホテルマンのじゅたろう@一橋MBAです。5月11日からいよいよ授業がスタートし、まだ1週間しか経っていないのに課題と予習にヘトヘトです。コロナで出勤回数が少ない中でこれなので、ノーマル勤務に戻ったら大丈夫なのだろうか・・・。

 さて、授業については(zoomの良し悪しも含めて)また記事を書きたいと思いますが、今日は「なんで色々あるMBAの中で一橋を選んだのか?」について書いてみたいと思います。

「そもそもなんでMBAに入ろうと思ったのか」についてはこちらの記事をお読みいただければ幸いです!

▼MBAを選んだときのざっくり思考フロー

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国内MBAか海外MBAか?

 僕は悩まなかった(悩めなかった)ポイントですが、MBAと言えばやはり米国が本場であり、MBAと一言で言っても国際認証など様々な基準があります。現状では国内よりも海外MBAの方が市場価値は高いでしょう。もちろん、日本語で学んでも大変なものを英語を使って学ぶため、よりハードですが「英語を理解している」という担保にも使えます。

 と言っても、僕にとって海外MBAは選択肢にありませんでした。
①お金が高い(2000万円くらいかかる)
②仕事やめて無収入で勉強できるほど経済的な余裕があるわけがない
③そもそも経営学を理解できるほどの英語力はない

 まあ、現実的な判断ですよね・・・企業派遣で海外MBAの派遣制度があったり、海外赴任中だったり、経済的に余裕がある方は海外も検討されると良いかもしれません。

ちなみに、私の会社では1年間上限の海外留学制度があります。1年間でMBAを取得することはできませんが、2年間一橋で理論を学んだ後に(英語力を強化して)海外で実践したり、特定の分野だけ深く学んだりという活かし方ができたらいいな・・・と思っています。

パートタイムかフルタイムか?

 では、国内MBAにする!と決めたあとはパートタイム(働きながら夜間通う)か、フルタイム(会社を休む/辞めるなどして日中に通う)かを決める必要があります。これも前述の理由でパートタイムにほぼ自動決定。休職・退職して2年間収入がないのは経済的に無理があるので、パートタイムで頑張ることにしました。なお、会社派遣制度がある場合はフルタイムも選択肢に入ると思います・・・と言うか働きながらがハードなのは明らかなので、フルタイムが良いのではないかと思います。

フルタイムは学部生の後そのまま上がってくる人がいたり、留学生がいたりします(いわゆる”学生")。パートタイムは基本的に全員"社会人学生"なので働きながらの人同士で議論したり、学んだことをすぐビジネスの実践に活かせる(かも)という違いもあります。勉強にかけられる時間のほかに、コミュニティのタイプやアウトプット環境に違いがあります。

どの学校にするか?

では、どの学校にするか。最初に選択肢に上がったのは次の学校です。

 ①一橋MBA
 ②早稲田ビジネススクール
 ③グロービス
 ④名古屋商科大学

 この4つのMBAについての比較表は次のとおりです。どうして一橋にしたのか、一校ずつ触れながら思考のプロセスを残しておこうと思います。どの学校も良い学校ですが、あくまで「それぞれ特徴があり、人によって合う合わないがあるのでちゃんと考えてみてね!」というメッセージです。良い悪いを指摘したいわけではないので悪しからず。

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 この中で、③と④は早い段階で対象から外しまして、最後は一橋と早稲田で結構悩むことになりました。(赤い網掛けは個人的に特にネックに感じたポイント)

1. グロービスを受験しなかった理由
 「卒論がないこと」と「受験が(ほぼ)ない」ことが理由です。グロービスは単科で3科目くらい受講していて、授業もとても面白いし、そこで仲良くなった方々とは今でも繋がっています。とにかくパートタイムに振り切って設計された授業で受講しやすいし、ウェブ講義などのインフラも整っています(コロナ対応も早かった!)。 
 しかし、卒論がないので、自分自身の問題意識について(強制的に)掘り下げる機会がないことがネックでした。この中で統計的手法を学んだり思考訓練を積んだりすることで学べることも多いと思うので・・・(大変だけど)。
 また、グロービスの場合、単科などで「クリティカル・シンキング」を受講したことがあれば入試の論理思考試験が免除され、面接のみになります。学生の数もとても多く、悪く言えば足切りされた学生があまりいないので学生のレベルにバラつきがありそうというのも懸念の一つでした。

2. 名古屋商科大学を受験しなかった理由
 
名古屋商科大学は国内MBAの中で有名な学校であり、慶應や早稲田と並びMBAの国際認証取得に力を入れている学校です。MBAホルダーの先輩からも「名古屋商科の学生さんは真面目で優秀な人が多い!」と聞いていましたので検討していました。
 こちらを受験しなかった理由はただ一つで「週末型講義」が合わないと思ったから。名古屋商科大学の特徴は、土日にしか授業がなく、平日には授業がないということです。働きながら勉強する人に特化したスタイルですが、新婚で、少しでも家で過ごす時間も確保したい僕にとっては大きなネックとなりました。どうしても夜遅くまで仕事をする業種だけどMBAを取りたい!という人にはぴったりな学校だと思います。

3. (おまけ)慶應のMBA
 
僕も受験に向けて調べたときに知ったのですが、日本で一番歴史あるMBAである慶應は、パートタイムでの開校がありません。慶應でMBAを学ぶなら、会社を辞めたり休職したりする必要があります。ブランド力は抜群ですが、仕事しながら通うことはできません。ちなみに学費もさすが慶應でトップクラスに高く、2年間で400万円程度します(笑)

ちなみに一橋のMBAは、2018年に学部の統合をしてパートタイムの研究科ができました。MBA受験者数も下降気味なようなので、そのうち慶應もパートタイムの学部を作るかもしれません。

早稲田 or 一橋の選択

 さて、思ったよりたくさん書いてしまいましたが、最後まで迷った早稲田と一橋の比較です。僕が一橋と早稲田で悩んだポイントは大きく2つです。

 ①「広く浅い」早稲田か、「狭く深い」一橋か?
 ② 多様性のある人々と視野を広げるか、似た属性の人々と深い議論をするか?

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 これはもうそれぞれの目指す先とか、感覚の問題なので正解はありません。僕の場合は、ビジネスの共通言語やセオリーをこの年齢でしっかりと学び、経営への土台を作りたいということと、少人数教育と理論重視で鍛えて欲しいという思いがあったので、一橋にすることにしました。

 早稲田はとにかく科目の幅が広く、ざっと150くらいあります。ゼミも多様で23ゼミ(この資料にのってます)。基本領域は戦略、マーケティング、組織、ファイナンスの基本領域に加えてテクノロジーやアントレプレナーシップ、事業承継など多種多様で選択肢が非常に広いです。対して一橋は科目数はそんなに多くなく、基本領域がメインですが、その分多くの時間を基礎にかけることができるのでブレない知識と思考法を学ぶことができるのではないかと思います。正直早稲田の科目数では2年間で受講した科目をすべて身に着けるのは大変そうな気がしています。一橋は、たしかに科目は少ないですが、どの分野でも共通して活用できる「知識」「物の見方」「考え方」を鍛えることに重点を置いています。

 また、人数についても大きく違います。早稲田はご存知マンモス大学で(徐々に減らそうとしてるけど)学生の数も多いし、多様性を大事にしている学校なのでバックグラウンドも多様、性格的にも良い意味で「変な人」が多い印象です。対して一橋は伝統的に「少人数教育」を掲げており、きめ細やかな(つまり厳しい)指導が特徴です。教え方としても一橋はフルタイムだと「古典購読」という授業があるくらい、書籍によるインプットとその読書に対するアウトプットに重きをおいています。早稲田は授業によるかと思いますが、多様性を活かしてディスカッション重視なのではないかと推測します。(一橋もディスカッションちゃんとやるよ!笑)

 人数というか学生の属性はトレードオフなところがあって、受験の記事でも触れようと思いますが、一橋は成り立ち上「大企業(政府機関)の幹部候補生(←自分で言うな)」的な人が多い・・・というかそういう人を選抜しがちな傾向があります。「日本国に」貢献する人を育てるからでしょうね。対して早稲田は前述の通りなんでもアリなので、「やっぱりMBAは多様な人とのネットワークづくりとか、視点の共有が大事だよね!」という人は早稲田にすべきだと思います。もちろん僕も大事だと思っていて、特にこの点で最後まで悩みましたが他の要素も総合的に検討して一橋にしました(ぶっちゃけ受験戦略として「早稲田より入学しやすそう」というという思惑もあった)。

大きく分けると「経営の勘所はわかっていて、アントレプレナー気質が強いクリエイティブなあなた」は早稲田がオススメ。「日本の大企業で働いていて、古い日本企業を復権させたい知識重視のあなた」は一橋がオススメです!

ちなみに僕は早稲田の入山先生のファンなので、彼のゼミに入れるかもというだけでもかなりの葛藤がありました(笑)

あとは細かい理由が3つ理由があって、
 ③ホスピタリティ・マネジメントコースがあったから
 ④学費が安いから!笑
 ⑤母校と違う学校に通いたい気持ちがあったから

③については、観光系のMBAは京大と一橋にしかないので、必然的に早稲田に対してアドバンテージになりました。ただし、カリキュラムとしては一橋も「普通のMBA+ホスピタリティ科目いくつか+ホスピタリティコースでのゼミ」になるので、学ぶ科目そのものは通常のMBAとそんなに変わりません。(例えば経営戦略の授業で観光業に特化した戦略モデルを教わる・・・とかそういうことはないです)。しかしながら、授業が始まってみてゼミの中で共通言語で話せる人が多いというのは深い議論がしやすいように思います。

④については言わずもがなで、さすがの国立!抜群に安いです。これでも僕が入学した2020年度から値上げはしたのですが、それでも他の学校より格段に安い。IT基盤もGsuiteやOfficeの使用込みなど意外と進んでいますし、先生たちのレベルも高いのでコスパは良いと言えると思います。

⑤は少し変わった理由ですが、私は学部が早稲田卒なので(学部と院が違うことは重々承知ですが)せっかくなら違う学校の雰囲気を感じるのも良いかなーと思いました。校風とか建学の精神って、人格形成に結構な影響を与えると思うんですよね。せっかくなら2つの違う歴史ある学校に身をおいてみて、人として幅を広げたいという思いがありました。

と、言うわけで「なぜ一橋を選んだのか?」というお話でした。次は、受験について書けたらと思います。それではまた!



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2020年から一橋MBAに通う29歳のホテルマン。国内MBA受験や、MBAで学んだことをアウトプットしていきます。好きなものは映画、料理、ガジェット。これらのことについても書いていきたいです。文章だけでなく、できるだけビジュアルを入れて書きます!

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