マガジンのカバー画像

交縁少女AYA

30
創作大賞2024、オールカテゴリ部門に応募した作品集です!イッキ読みされたい方にオススメです!このヘッダーは、実際の歌舞伎町大久保公園前路地に立ち並ぶ、交縁女子たちのリアル画像で…
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

交縁少女AYA 第1話

あらすじ これは、好きでもないオトコに身体を売る、交縁少女たちのリアルな物語… 主人公…

熊谷 雅弘
4か月前
4

交縁少女AYA 第2話

中年男がシャワーを浴びている間、ベットに座る綾は、部屋の中の様子を見渡している… 男は身…

熊谷 雅弘
4か月前
2

交縁少女AYA 第3話

何かが上に載った重みで、綾は目を覚ました。 ブラウスがはだけてブラジャーが外され、スカー…

熊谷 雅弘
4か月前
3

交縁少女AYA 第4話

「ヤメてぇー!…、ヤメてえェェ~!!」 もがき必死に抵抗する綾を力づくで押さえ続け、男は綾…

熊谷 雅弘
4か月前
3

交縁少女AYA 第5話

愛莉と別れた綾は、そのまま大久保公園西側の路地で、立ちんぼを始めた。 愛莉は今頃、アルタ…

熊谷 雅弘
4か月前
5

交縁少女AYA 第6話

中学1年生の時に思い立って、新宿区歌舞伎町にある東宝ビル周辺の路上、いわゆるトー横に初め…

熊谷 雅弘
4か月前
1

交縁少女AYA 第7話

「おタク、相手が15歳の小娘だと思って、ナメてませんか?」 机の対面に座って電話で話す五十嵐を、椅子に座る綾がジッと見ている。 「この件は、検察官に話しますから…――、え?…、関係なくないでしょ!」 顔をしかめて怒声を上げる五十嵐を、少しビビって見ている綾である… しばし痴漢の弁護士と通話していた五十嵐は、ふぅ~ッと一息ついて、受話器を置く。 「――ど、どう…、だった?」 上目遣いで綾が、五十嵐を見ている。 「じゃあこれで、立ちんぼすんの、止めてくれっかなぁ?」 「なっ?

交縁少女AYA 第8話

綾と葉月が知り合ったのは、北澤高校に入ってからだ。 物静かに席に座って、スマホを見ている…

熊谷 雅弘
4か月前
1

交縁少女AYA 第9話

警視庁、新宿中央警察署。 不夜城である歌舞伎町を管轄する中央署は、24時間休まる暇がない。 …

熊谷 雅弘
4か月前

交縁少女AYA 第10話

翌日の朝… 綾は普段通りに下北沢で小田急線を下車して、北澤高校が入るビルへと駅前通りを歩…

熊谷 雅弘
4か月前
1

交縁少女AYA 第11話

NPO法人『マザーポート』の、埼玉県戸田市にある適応支援ハウス。 広めのフローリングの部…

熊谷 雅弘
4か月前
2

交縁少女AYA 第12話

週末金曜日の夕方、NPO法人マザーポートの適応支援ハウス… 広めのフローリングの部屋で、…

熊谷 雅弘
4か月前
2

交縁少女AYA 第13話

――エッチが終わると駆琉は、あたしをキュッと抱きしめてぇ… ≪まだいいジャンかよ、綾は≫…

熊谷 雅弘
4か月前

交縁少女AYA 第14話

新宿中央警察署の勾留被疑者面会室… 透明アクリル板越しに、遮蔽された狭い空間で綾と駆琉が、向き合って座っている。 顔を上げて苦笑いを浮かべ、真っすぐに綾を見ている駆琉。 両手を膝について座り、今にも泣き出しそうな顔で駆琉を見ている綾… 「――いやぁ~、まいったぜぇ…」 おどけて仰け反っている駆琉を、隣に座る係官が一瞥している。 「俺はただ、売掛金の伝票のまとめ役をしてただけなのに、パクられちゃって…」 上目遣いで綾が、駆琉をジッと見ている。 「大体オレは、あンま関係ネェん