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PP Møblerとハンス・J・ウェグナー(Hans J.Wegner)

「家具作り」と「自然環境への配慮」。
家具も森も代々受け継がれ、この先何百年も生き続けることを願い「技術を磨き」「森を育てる」というPP Møblerの未来への想い。

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PP Møblerのこだわりは、材料となる木の大部分をデンマークとドイツに続く森林から採り、〝根っこから掘り出す〟ということです。切り株は土に残ってしまえば、木を増やすことはできませんが、木を根っこから抜き取れば、その場所に苗木を植えることで、木を増やすことができます。
日本のように森林資源が多くないデンマークの名門家具ブランドならではのこだわりが未来への懸け橋となっています。

また、デザイナーである前に職人としての経験から木の知識も豊富で、技術も身につけているハンス・J・ウェグナー(Hans J.Wegner)は、伝統的なモノづくりと昔気質の木工職人としてのプライドに惚れ込み1992年PP Møbler創業者アイナー・ピーターセン(Ejnar Pedersen)との共同作業を始めました。その後、他社にあった製造権を獲得し、ハンス・J・ウェグナー作品の多くを継続して生産することとなりました。

どんなスタイルで座っても包み込まれる安心感、細部までこだわった珠玉のイージーチェア「テディベアチェア(TEDDY BEAR CHAIR)」。

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20世紀を代表するデザイナーの一人「ハンス・J・ウェグナー」が1951年にデザインした「テディベアチェア(TEDDY BEAR CHAIR)」。“アーム部分がまるで後ろから抱きしめる熊の手のようだ”と表現されたことから、この愛称がつけられました。ちょっと大きめの愛嬌のある姿をした、このイージーチェアは、どんな風に座っても受け止めてくれる安心感と、どんな体型の人がどんな姿勢で座っても感じられる心地よさを楽しむことができます。92年の生涯で500脚以上の椅子をデザインしたといわれるウェグナーが、最晩年を共に過ごすために選んだ椅子が、この「テディベアチェア」になります。ハンス・J・ウェグナーの細部までこだわったデザインとPP Møblerの家具職人による妥協を許さないモノづくりの哲学が生み出した歴史に残る名作です。

アームレストの爪は色の濃い木材で出来ており、手で撫でたり寄り掛かったりした際にファブリックが汚れないようにするための気配りから生まれたデザイン。

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アームレストの爪はカスタマイズが可能です。木材とファブリックという素材の違いが生み出すコントラストを楽しむことが出来ます。
爪部分の材質はデザインのポイントとなり、座る人にとっては最も目につく箇所となりますので、こだわって選んでいただく過程もお楽しみください。
細部にこだわったハンス・J・ウェグナーらしい気配りと遊び心を感じることが出来ます。

PP Møblerの職人としてのプライドが生み出したハンス・J・ウェグナーとの信頼関係と半世紀以上にわたって愛され続ける「テディベアチェア」という名作。

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お客様のお手元に届く時には、生地が張られて見えなくなる部分でも、職人の出来うる限りの技術で最高のものを提供する、木工職人としてのプライド。最初から最後の仕上げまでの全工程を自社工房で行い、少数の優れた職人の手仕事で高品質な家具を製造しているPP Møblerだからこそできる「見えない部分へのこだわり」が、最高品質の証です。
背はコイルスプリングで弾力を形成し、馬毛やパームなどの天然素材などを使用、座のクッション材にはウレタンフォームが使われ、昔ながらのソファを張る技術により仕上げられます。
その椅子張りにはかなりの技術と時間を要するもので、熟練した職人が1台ずつ丁寧な手作業によって仕上げられる特別な椅子であることがよく分かります。
座る人を深いところまで招き入れてくれる「テディベアチェア」ならではの座り心地をお楽しみいただけます。

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