【お菓子のおはなし #04】アップルパイ
ユーハイムのお菓子づくりは 「< /0(スラッシュゼロ)>のお菓子をつくる」こと。
お店や、商品で伝えきれないお菓子の熱い思いをこちらでご紹介します。
りんごの深くジューシーな味わいに寄り添う、サクサクと香ばしいパイ生地が楽しめるアップルパイ。
フレッシュな“生のりんご”とシナモンとバニラシードの効いた“シロップ煮のりんご”の2種類を使い、自家製ラムレーズンをアクセントに、こんがり丁寧に焼きあげました。
※一部エリアでは、異なるアップルパイを取り扱っている場合がございます。
■”耳までおいしい”バター香る、パイが主役のアップルパイ
ユーハイムのパイは自分たちで生地作りからはじめるのがプライド。
良質な低水分の国産バターのみをたっぷりと丁寧に練りこみ、じっくりと火をいれることで、耳まで美味しいアップルパイに仕上げました。
練りパイ
パイは「折りパイ」「練りパイ」の2種類あります。
りんごのように水分の多いものと合わせると幾重にも重なる「折りパイ」では層が水分を含んでしまい、せっかくのパイ層が活かせませんでした。
そこで、ユーハイムでは粉にバターをすり合わせて作る「練りパイ」を選び、ジューシーなりんごに寄り添う、サクサクとしたパイ生地が味わえるようにしました。
焼き時間
パイの焼き時間も日々研究を重ね、2022年秋からは以前より焼き時間を延ばし、低温でじっくりと焼きあげています。
それによりバターのコク、パイの香ばしさがしっかりと感じられます。
また、よく焼くことで中のりんごもとろりと柔らかく、美味しさを引き出したアップルパイに進化しました。
■素材のもつ“瑞々しさと甘さ”を両立した、りんごのフィリング
フィリング(パイの中身)
フィリングは、「生のりんご」と「シロップ煮のりんご」の2種類を使用しています。
生のりんごだけだと、ジューシーにはなりましたが、味のパンチが弱く、シロップ煮だけだと甘味が強くなりすぎてしまいました。
2種類をバランスよく使うことで、りんごのもつ瑞々しさと甘さ、どちらの良さも引き立った美味しいアップルパイになりました。
スパイス
フィリングのスパイスとして、シナモンとバニラシードを選びました。
味に奥行が出るように、シナモンを使っていますが、それだけでは風味が強くなりすぎてしまったため、バニラシードを加えて、まろやかになるよう味のバランスを整えました。
※カットタイプのアップルパイは、シロップ煮のりんごのみを使用している場合があります。
■自社工場で漬け込んだこだわりのラムレーズン
ラムレーズンをアクセントとして使用しています。
お酒は熱で香りが飛んでしまうものが多いですが、ラム酒は焼いた後もほんのりと香り、アップルパイの味に深みを与えることができます。
自家漬け
ラムレーズンはよりラム酒が香るように2種類のレーズンを自社工場にて漬け込んでいます。
パイに使用する直前まで漬けておくことでレーズンがたっぷりとラム酒を含みふっくらジューシーな状態になります。
焼くことでラムレーズンの水分は抜けますが、と同時にりんごの水分が染みこみレーズンはさらに熟成された美味しさに進化します。
■仕上げにもこだわり”オリジナルアンズジャム”
じっくりと焼いたパイの焼き色を綺麗に引き立てるアンズジャムは、ひとつずつ職人が刷毛で丁寧に塗って仕上げています。
/0(スラッシュゼロ)を実現させるため、仕上げに使うアンズジャムにもユーハイムのオリジナルにこだわっています。
一般的なジャムは、ペクチン(ゲル化剤)、クエン酸等を添加して作っていることが多いですが、ユーハイムオリジナルジャムはそれらを使用していません。
さらに、アップルパイに使用する際は、よりアンズらしさを感じてもらうために、ジャムにピューレを加えて煮詰めているため、フルーティな酸味が感じられるアップルパイに仕上がりました。
■”ユーハイムならでは“のバウムクーヘン
ユーハイムのアップルパイには、バウムクーヘンをりんごの下に敷いています。
ユーハイムの看板商品だから・・・だけが理由ではありません。
バウムクーヘンは、りんごの水分をうまく吸いとるだけではなく、そのやさしい甘さとバターのコクがアクセントとして加わり、アップルパイ全体を更に上品で美味しくします。