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コーチング以前の上司の常識「教え方」の教科書

古川裕倫・著 すばる舎

昨今流行りの「コーチング」ではなく「ティーチング」を勧める一冊。
コーチング…試してみたけど、なかなかどうして思うように部下が育たない。
そもそも「こいつはコーチング以前の問題だよなぁ」と、部下育成に悩んでいる管理職や後輩指導に苦しむ先輩社員におすすめします。

えっ?そこから教えなきゃダメですか?
って思うけど、実際のところはイチから教えなきゃ、出来ないんだと思います。

「見て学べ」は通用しない相手には、コーチングじゃダメ。
彼らには、教えなければ気づかない。そしてまずは「躾」が大事。という第1章から始まり、第2章は教えるときの心構え、第3章は具体的な教え方の解説。

そして第4章のケーススタディは思わず「そうそう、コレコレ!」と相づちを打ちたくなるような「困った部下」の特徴が並んでいますw

CASE1 やり方に問題がある部下
CASE2 期限を守れない部下
CASE3 何度も同じ間違いをする部下
CASE4 報告が中途半端な部下
CASE5 積極性に欠ける部下
CASE6 周りの士気を下げる部下

実際に伸びない、困った部下は6タイプに分けられることなく、複数の課題を抱えているので、一筋縄には行かないとは思いますが…それでもかなり参考になると思います。

でもね、やっぱり受け手(部下)側の性格が重要。
素直さと謙虚さがあれば素直に聞いて行動に移して伸びる(改善される)けど、そこ(素直さと謙虚さ)が無い子は……だから採用と最初の躾が最重要だと思います。


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