私の心はとっくの前に限界を迎えていた。

新しい仕事を覚えるのに、今まで抱えていた仕事をそのまま持っていきながら、初めましての業務を持つというのはすごく大変なこと。

そして、仕事とは言えど、人間的に受け付けない人とこれから関わっていくことに大きなストレスを持っていること。

上司が部下に教える環境がほとんどないに等しい場所で、仕事だけが与えられていくこと。

教えて貰えることが当たり前だとは思わないけれど、"分からないから出来ないのは仕方がないよね、でも教えてあげられる時間もないんだよね"と教える前から教える気のない人と仕事をしていくこと。

無理、限界を感じた。

何も出来ないのに、無駄な残業ばかりが積み重なり、人がいない、忙しい中で教えてくださいと何度も声をかけなければいけないストレス。

嫌な言葉しかかけられないモンスターのような上司が戻ってくるだけで、感情のバグが起きて涙が溢れ出てくるし、初めてだし分からなくて当然だよねと言いながら色んな仕事を押し付けてくる上司の下で働くことに、大事な時間を費やすことに無駄を感じた。

新しく入ってきた29歳の先輩と食事の時間が被った。初めましてでお話したのにも関わらず、大号泣してしまった。

私は泣き虫だけど、人前で泣く事だけはずっと我慢してきた。でも、もう抑えられない限界のところまで来てしまったのだ。

仕事をしていても目がうるうるしてくるし、家に帰ると無限に涙が溢れ出てくる。

泣いて泣いて泣いて落ち着けばいいけど、泣いても泣いても泣いても何も心が落ち着かない。

店長に伝えた。"こんなんになるくらいなら、戻してくれ。モンスター上司の下で働いて、店が回っていく方がよっぽどマシだ"と(私の心ではこんな感じに訴えたけど、もっと丸い言葉で伝えてます笑)。

すると店長は"色々考えてくれてありがとうね
。そこまで考えてくれて嬉しいよ。"と。

そうじゃないだよ、私はもう限界を迎えているから、同じ空間で働く以上どこで仕事をしても一緒なの。辞める覚悟の上で放った言葉。ここでおかしくなっていく私を目の前で見とけよ、というメッセージでもある。

それと同時に頑張ることをやめた。私の持っていない武器で戦えと言われても無理な話だ。銃を持った相手に、武器のない人間が立ち向かって行っても、勝てるわけが無い。

泣いて収まるくらいなら、私は人前で泣かない。いつでも辞めれる準備は出来ている。それでも限界を乗り越えた場所には、何が待っているんだろうか。

人間関係ってホント人生狂わされるよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?