海外専門旅行会社が解説!ウズベキスタン旅行前の予備知識
ウズベキスタンについて
突然ですが、「ウズベキスタン」という国を知っていますか?
聞いたことはあるけど・・・あんまり知らない、そんな方が多いのでは?
実はウズベキスタン、昨今女子旅やひとり旅に人気急上昇の国なのです!
色鮮やかなタイルにアラビアンな香りの街並み、親日家の人々などなど魅力たっぷりのウズベキスタン。
今までは観光に行くにもVISAが必要だったのですが、なんと2018年2月から30日以内の滞在はVISA不要になったのです!
そのおかげもあって、行ってみたい人、行ってみてファンになった人が急増化!
今日はそんな魅力がたくさん詰まったウズベキスタンを旅行会社の目線で旅のアドバイスも踏まえ4つの内容でお伝えしていきます!
ウズベキスタンってどんな国?
まずはウズベキスタンの基本情報から。
そもそもウズベキスタンは中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国です。地図をみると分かりやすいのですが、中国からヨーロッパをつなぐシルクロードが通る場所にあります。
その為、古くは「シルクロードのオアシス」と呼ばれていました。
14世紀には中央アジアから西アジアを支配したイスラム教国家「ティムール帝国」の中心地となり、イスラム文化を開花させ、今のウズベキスタンの基となります。
人口は約3,300万人。日本の約三分の一ですね。
ちなみに面積も日本の方が大きいです。
ウズベキスタンの魅力
私が伝えたいウズベキスタンの魅力は大きくわけて3つ。
1つ目は、魅力的な観光地があるということ!
それも各都市が魅力的!!
ウズベキスタンにはこの国に行ったら、ここだけ押さえといて(むしろここくらいしか観光場所ないかも・・・)なんてことがありません。
いろんな都市に行ってその各都市で見どころが十分に詰まっている。
だからこそウズベキスタンだけで5泊7日とか、10日間ウズベキスタンツアーなんて感じでじっくり時間をかけて周ることができるのです。
特にこの3都市は押さえておきましょう!
◆「青の都」サマルカンド
ウズベキスタンで一番人気の観光地!
「青の都」「イスラム世界の宝石」「東方の真珠」と呼ばれるほど美しい街です。その美しさの元は、目にも鮮やかな"サマルカンド・ブルー"。これは中国の陶磁器とペルシアの顔料が出合って誕生しました。モスクやメドレセ(神学校)など立ち並ぶ壮大なイスラム建築群美しく、世界中から観光客がやってきます。
◆「高貴なる街」ブハラ
2500年以上もの歴史を持ち、かつては300を超えるモスクがそびえていた宗教の都。ブハラという名前は、サンスクリット語で「修道院」の意味。古くから学問、交易の中心地として栄え、イスラム全体の文化的中心地です。
◆「博物館都市」ヒヴァ
二重の城壁に囲まれた砂漠のオアシス。まるで中世にタイムスリップしたかのような街並み城壁の内側に守られた内城「イチャンカラ」(世界遺産) は必見。
魅力の2つ目は、「親日家」であるということ。
やっぱり海外旅行にいっても、現地の人が日本を好きでいてくれる、受け入れてくれると安心しませんか?(私は海外に行ったときに、”日本好きだよ!日本いい国だよね!”と言ってもらえると嬉しいですし、日本人でよかったなぁとしみじみ思ったりします笑)
そうなのです、あまり知られていないのですがウズベキスタンは親日国家。
何故こんなに離れている国で?と思われるかもしれませんが、実は日本とウズベキスタンの歴史に答えがあるのです。
タシケントにある「ナヴォイ劇場」は第二次世界大戦後の日本人抑留者によって建築されました。1966年にタシケントを襲った大地震でも唯一ナヴォイ劇場だけは崩れることがなく市民達の避難所としても機能したこともあり、真面目で仕事熱心な日本人たちとして今でも縁故深く思ってくれています。
こんな話を聞くと私たちももっと自国のことを知らなくては・・・!と思いますね!
そして3つ目は、「ウズベキスタン料理が日本人の口に合う」ということ!
やっぱり旅は「食」も楽しみたいですよね!
海外だとあまり口に合わずに残念な経験をされた方もいらっしゃるのでは??
ウズベキスタン料理は日本人の口に合う優しい味わいの料理と言われています。そして文化の交差点シルクロード都市らしい多彩な料理が特徴で、私たちが知っている・似ている料理もあるのです!
例えば、「プロフ」。これは、ウズベキスタンの炊き込みご飯なのですが、「ピラフ」の語源になった料理なのです!
街中では大きな窯でプロフをつくっている姿が見られますよ!
また、ウズベキスタン風蒸し餃子の「マントゥ」や主食の「ナン」など食欲をそそるグルメがたくさんあります。
ちなみにナンは各都市で特色があるので、ウズベキスタン旅行の際はそこにも注目してみましょう!
ウズベキスタンの世界遺産
ウズベキスタンには世界遺産が5つ(文化遺産4つ+自然遺産1つ)あります。
◆イチャン・カラ(ヒヴァ)
◆ブハラ歴史地区
◆シャフリサブス歴史地区
◆サマルカンドー文化交差路
■西天山
自然遺産の西天山は、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンの3か国が共同推薦した岩場や草原に咲き誇るチューリップが有名の山です。
この世界遺産をみて何か気づきませんか??
・・・・
そうです、魅力的な都市で紹介した3つが世界遺産にも登録されているのです!
ぜひ気になる方は調べてみて下さいね♪
※調べるのは面倒...!!という方、動画で紹介しているのでこちらを⇓チェックしましょう!
旅行のポイント!【旅行会社からのアドバイス】
最後は、ウズベキスタン旅行にいくならぜひ知っておいてほしい、プロからのアドバイスです。大きく分けて3つあります!
1つ目は、ウズベキスタン旅行は「電車旅」がおすすめです。ウズベキスタンを訪れるには玄関口の首都タシケントがスタート地点なのですが、観光スポットは各都市、都市同士は鉄道で結ばれています。
一般的に電車旅がしにくい国って多いと思います。(例えばトルコとかは各都市に見どころがありますが、バスや車移動が主流で飛行機使って...という形です)そんな中、ウズベキスタンは基本電車で都市を移動できるので、ひとり旅でもそんなに困らないというメリットが!
ウズベキスタンの高速鉄道は日本の新幹線のように快適です。寝台車も運航しているので、なかなかできない体験ができるかもしれません。
ちなみにヒヴァ~ブハラ間に関しては電車が不便なので車での移動がおすすめになります。
2つ目は「シーズン」について。
旅行にいくならベストシーズンを把握していくのと行かないのでは満足度は全然違ってきます!ウズベキスタンは「大陸性気候」。降水量が少なく夏と冬の気温差が激しいです。真夏には40度を超えることもありますが、冬ではマイナス10度以下になることも・・・
ベストシーズンは、春(3月~6月)と秋(9~10月)。
ただ朝晩は急に気温が下がることがあるので重ね着できる恰好を持っていくのがおすすめです。4~5月は原種のチューリップが咲く季節、西天山でフラワーハイキングツアーも開催されますよ!
そして最後は「ウズベキスタン旅行で注意すべきこと」。
旅行会社からのアドバイスなのでぜひチェックしてくださいね!
基本的な交通マナー・トイレなどは一度おいておきますね笑
それ以外だと、まずはウズベキスタンは「イスラム教国家」であるということ。肌の露出には注意が必要です。モスクなどの宗教施設を観光する際は身だしなみチェックをしましょう!
次に、「写真」について。
観光地や博物館などは制限が殆どありませんが、一部内部での撮影に料金がかかることも。また軍事施設や政府関連とみなされる場所では撮影禁止です。カメラを警察官に没収されるケースもあるそう...
ただ嬉しいニュースもあります!
2018年6月よりタシケントの地下鉄構内の撮影が解禁されました!
タシケントの地下鉄構内は美しいモザイク画や駅ごとに細やかな装飾が施されておりアート空間となっております!旧ソ連時代は核シェルターとして使用されていたことから撮影NGだったのですが、外せないフォトスポットが解禁になりました!
※解禁されたといっても、動画や職員の方・警察官のはNGですので注意
そして、ウズベキスタンは「現金主義」。
大型店や空港などではカードが使えますが、個人店基本取り扱いなしです。地下鉄の切符も現金のみとなりますので現地通貨はきちんと準備するようにしましょう!
最後に、観光の最中でもパスポートの携帯が必要です!
ウズベキスタンは治安が良いと言われますが、言い換えれば、警察官が多くいるということ。旅行者にはパスポート携帯義務があり、警官に審問された際は提示が求められています。その際には原本をみせるのが基本ルールとなりますので、ホテルに置きっぱなしなどにはしないようにしましょう!
また入国後72時間以内にホテルで滞在の登録証明を受ける必要があります。旅行者は滞在証明書を発行してもらう必要あり、これも警官に提示求められるケースもありますので、パスポートと滞在証明書はセットで携帯するようにしましょう!
以上、ウズベキスタンに行く前に知っておいてほしい"予備知識"を紹介しました!
ぜひウズベキスタンに行ってみたいな~と思って頂けたら嬉しいです(^^)
今回の記事はこちらの動画でもまとめていますのでぜひご参考くださいね!
またジェイエスティではその他にも多くの海外旅行情報を発信していますので、そちらもぜひチェックしてください♪
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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