見出し画像

[Day 0] US-80 アメリカ大陸横断の旅  【計画】 下の道だけ、高速道路は使わない

アメリカの旧国道を「西」から「東」へ

画像8

アメリカ大陸を横断する古い国道 US-80を辿ってサンディエゴからサヴァンナまで、下の道だけで2週間のドライブ。アメリカとメキシコ国境に近いところを西から東へ、太平洋から大西洋まで走る。ここまでは次女が同乗。3000マイル。
Southern Pacific Route (下の地図の11番

画像7

大西洋からはUS-17に沿って大西洋沿岸を北上、ここからは1週間。 大西洋東海岸を北上する。妻と友人夫妻が合流。700マイル。最終的にはワシントンDCまで、3700マイル(5920km)の旅である。
Atlantic Route (地図の6番 11番がぶつかったところからワシントンまで)

画像2

基本的にはインターステート(高速道)を一切使わず、下の道、二車線の国道、Blue Highwaysを走る旅である。

始まりは「Blue Highways」

画像3

William Least Heat-Moonというネイティブ・アメリカンが書いた『ブルーハイウェイ』がこの旅の始まりであった。「ブルーハイウェイ」とは、50年代のアメリカドライブ地図ではハイウェイ(高速)が赤に、下の国道が青で描かれていたことによる。

画像4

本書は英文学教授をリストラされ離婚された著者が、1年掛けて車でアメリカ全土を2万km走って集めたアメリカの片田舎の人々の記録である。著者は地図でおかしな名前の町(例えばNameles)を見つけてはそこに行って話を聞いてくる。この本は『禅とオートバイ修理技術』『オン・ザ・ロード』に匹敵するロードノベルだ。三冊の中ではこの「ブルーハイウェイ」が一番しっくりきた。こういう旅をしたいなあ、と思っていた。それがこの旅の起点となった。

Road Trip USA」 を持って行ってきます

画像8

この本を手に入れて計画が具体的になった。アメリカ大陸を南北に6本、東西に5本、高速を使わないで下の道、二車線国道だけで縦断・横断するガイドブック。これで決まりだ。

画像6

本当はポートランド(オレゴン州)からケープコッド(マサチューセッツ州)までの The Oregon Trail (8番)か、サンフランシスコからワシントンDCまでの Loneliest Road (9番)がよかったんだけど、婿のJakeが「お父さん、3月のロッキーはまだ雪があります」というので断念した。

画像7

結局最南部の サンディエゴからジョージア州サヴァンナまでの Southern Pacific 11番)ルートになった。しかし調べてみたら4月は砂漠に花が咲き、大西洋沿岸でも庭園の花が一番きれいで、しかも最終到着地のワシントンDCではポトマック河の桜も見られるという、一番いい季節の旅になった。今回は11番と、6番の真ん中辺を旅する。(ちなみに10番が かの有名なRoute 66


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?