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『最長片道切符の旅』を旅する

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宮脇俊三『最長片道切符の旅』新潮文庫をそのまま辿る旅。 片道切符の路線を文庫片手にそのまま追い掛けます。 廃線になった路線はバスで丁寧に辿ります。 1978年(昭和53年)の日本… もっと読む
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#東北

『最長片道切符の旅』を旅する day00 旅の企画

宮脇俊三「最長片道切符の旅」新潮文庫 オリジナルの宮脇俊三『最長片道切符の旅』新潮文庫は、鉄道ファン、特に「乗り鉄」のバイブルともいえる書です。 先生は、全線完乗を達成した後、出版社(元中央公論社常務取締役)を退職し、自由の身になったところで「最長片道切符」を旅しようと考えます。 この旅は今から45年以上前の1978年(昭和53年)。その後、路線や列車の廃止が相次いだため、この本はタイムカプセルのように当時の鉄道状況や時代を埋め込んだ記録となっています。 「最長片道切符

『最長片道切符の旅』を旅する day12 わさあ北上の百姓がんすが

12日目。前夜、会社帰りに新幹線に乗り仙台入り。始発から「最長片道の旅」開始、のはずが台風の余波の強風で東北本線不通。予定が大幅に狂う。なんとか郡山からいわき、水戸へ下ってそこから反転、また郡山を目指す。また東北本線に戻り、黒磯へ。いよいよ関東に入る。 (東京 1824 東北新幹線 2028 仙台)[仙台 0603(強風のため運休)0853福島]仙台 0716 (やまびこ20)0752 福島 0810(東北本線)0858 郡山 0927(磐越東線)1050 いわき 1109

『最長片道切符の旅』を旅する day11 秋刀魚は拾って食うもんだ

三連休最後の日、一ノ関から三陸方面に向かい気仙沼、石巻を通って仙台まで。午後は「乗りつぶし」で仙石線、利府支線に乗車、新幹線で帰る。 一ノ関 0602(大船渡線)0727 気仙沼 813(快速南三陸)(気仙沼線)0927 前谷地 0952(石巻線)1013 石巻(石巻線)1042(仙石線)1204 あおば通 一ノ関駅は一関市にあるのだが、駅名には一と関の間にノが入っている。何故だろうと思っていた。三ノ宮、西ノ宮と同じように誤読を防ぐためカタカナのノを入れたのではないかと思

『最長片道切符の旅』を旅する day10 紅葉丼という奇跡

三連休を利用して『最長片道切符の旅』を再開、その二日目。乗り鉄にはハードルが高い山田線で宮古へ。宮古では「紅葉(もみじ)丼」という奇跡に出会い、宿泊先の一ノ関では「もち膳」という郷土食をいただく。グルメ指数が高い一日であった。 北上から盛岡へ戻り、ここから『最長片道切符の旅』を再開。一日四本の山田線快速リアス直通列車で宮古へ、そのまま山田線で釜石、釜石から遠野を通って釜石線で花巻、昨日通った北上経由で東北本線・一ノ関へ。 (北上 1006ー)1056 盛岡 1106ー13

『最長片道切符の旅』を旅する day9 「及位」という駅がある

前回の北海道、東北の旅から一ヶ月、三連休パスを使ってのday9。米沢から奥羽本線で北へと向かう。山形、新庄、大曲から新幹線で盛岡へ。本当は盛岡から山田線で宮古に向かいたいのだが、この路線、一日に4本しかない。そのため、今日は盛岡から未乗区間の東北本線各駅で花巻、北上まで行き、明日朝、新幹線で盛岡まで帰ってくる。 【9日目】(東京ー米沢)米沢ー新庄ー大曲ー盛岡(盛岡ー北上)東京 0628ー0833 (米沢)(はやて101)0958 新庄 1124ー1319 大曲(こまち18)

『最長片道切符の旅』を旅する day8 普通列車に乗るには大人の事情がある

秋田から羽越本線で日本海沿いに南下、新潟県の坂町から大きく曲がって山形県に入り今度は米坂線で東進して米沢まで戻るという、最長片道切符ならではの遠回りルート。それを全て「普通列車」で回ります。先生はその先、山形、横手まで進みますが、私ははここ米沢で終わり。北海道から始まり10日に及んだ「片道旅行」第一回目はここで終了です。やれやれ。 【8日目】秋田ー鶴岡ー村上ー坂町ー米坂 9月26日 秋田 0551ー0745 酒田 0752ー0823 鶴岡 0945ー1127 村上 131

『最長片道切符の旅』を旅する day7 こっこ抱いとるから身が濃いンだ

今日から本州の「片道切符の旅」が始まる。青森から八戸、八戸からは第3セクターの青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道で盛岡の手前の好摩(こうま)へ、好摩から花輪線で大館、奥羽本線で弘前、弘前から「リゾートしらかみ」で五能線を秋田まで。今回、青森、岩手、青森、秋田と巡ったので、文章長いです。 【7日目】青森ー大館ー弘前ー秋田 青森 0522ー0648 八戸 0711ー0833 好摩 1010ー1242 大館 1300ー1343 弘前 1433ー椿山ー1900 秋田  あやうく寝坊