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第6回 親子関係を救う1つのキーワード

こんにちは。
伊藤 幸弘です。
本日も僕の記事を読んでくださりありがとうございます。

引き続き、子育ての悩みから、ひきこもりや非行など、子供の問題行動に悩んでいる親御さんに役立てる情報をお伝えしたいと思います。


前回のおさらい

◎最初から読む場合はコチラからどうぞ↓
第1回 なぜ子どもは荒れるのか?

◎佐々木正美先生との対談を最初から読む場合はコチラからどうぞ↓
第4回 本当は人一倍優しい子どもなのに

前回は
非行や引きこもりの子どもたちは
親に「ノー」を突きつけられて生きてきた
というお話をさせて頂きました。

親の都合で
「あれはしちゃダメ」
「もっと早くしなさい」
そんな
「ノー」を突きつけられ続けてきた子どもたちが
思春期になって今度は自分たちが「ノー」を始めるのです。

そして他人に対して攻撃的になったり、困らせたり
という行動が生まれます。

表面上だけ見ていると
なんでこの子はこんなに人を困らせるようなことをするのだろう
なんでこんなに攻撃的なのだろう
と理由が分からず途方に暮れてしまう時もあると思います。

でも、どんな物事にも必ず原因が存在します。

根気強く、子どもと向き合っていたなら
たとえ表面上は荒れ狂っていたとしても
「僕のことをもっと大切にしてほしい」
といった悲痛なメッセージが
解決のヒントとして垣間見える瞬間があるのではないでしょうか。

本日のテーマ
「親子関係を救う1つのキーワード」

「もしかしたらこれまで子どもに対して
ずっと「ノー」を突きつけてしまっていたかもしれない
それは分かった。
でも、それが分かったとしてもどうしたら良いのか分からない。」

そう感じられたあなたに本日はひとつのキーワードをお伝えします。

親子の信頼関係をもう一度築くために
絶対に必要なキーワードです。
前回の記事で是非そのキーワードを考えてほしいとお伝えしましたが
もしまだ考えられていなければこの先を読み進める前に
それが何なのかぜひ考えてみて下さい。

それでは、本日も前回の対談の続きをお伝えします。


■伊藤:
思春期の荒れって、突然起こるものじゃない。
乳幼児期からつながっているんですよね。
僕はつくづくそのことを実感しているわけですが
佐々木先生の目から見て
これからの子どもたちの荒れはどのようになっていくと感じますか?

僕としては
今の非行の子たちを見ていると大勢でいることができない
5人、6人、7人という数でたむろすることが
”うざったく”なってきている。
そんな傾向が強いように感じるのですが?

●佐々木:
要するに人間関係がつくれなくなっているわけですよね。

■伊藤:
ええ。
だから2,3人でたむろしているのが一番安心できるという
そういう非行の型が出てきているように感じますね。

●佐々木:
同じことだと思うのですが
僕には個別化のほうが目立ってきたように感じる。
例えば犯罪にしても”1人”という単位でやるのが増えてきているでしょう。

一番典型的なのは
2000年5月に起こった愛知県豊川市の殺人事件ですね。

17歳の高校3年生が65歳の主婦を刺しましたね。
「人間が死ぬってどんなものか、自分で試してみたかった」
と言って。

他にも
九州の佐賀で起きた西鉄バスジャック事件とか。
山口県下関で、レンタカーを借りて改札へ突っ込んで
無差別に人を殺したりする事件もあった。

それから、大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持って入って
幼い小学生たちを殺傷したという事件もありましたね。

いずれも単独ですよ。

犯罪の個別化も
少人数で非行するようになったということも
同じことかもしれませんが
要するに人と協力して何かをするということができなくなってきている。
社会生活が健全に営めない人間が増えているってことです。

■伊藤:
じゃ、どうすれば?

●佐々木:
大切なことを子どもに教えていくために
親とか教育者に何が必要になってくるかというと
僕はコミュニケーションだと思う。

大人たちが
どのくらい人とコミュニケーションしながら生きているか
ここを見せていかなきゃいけないと思うんです。

人と協力するというのは、コミュニケーションの力。
子どもにどのくらいその力があるのか?
つまり本当の友人を子どもが何人もっているか
というところも見ていかないと。

■伊藤:
要するに人間と人間が共存共栄して生きていくことを教える
ということですよね。

●佐々木:
その力をつけてあげる。
ここを一番重要なチェックポイントにしていくことが大切でしょう。

■伊藤:
そのためにも
親子が共存しあって
子どもが望んだように子育てをするところから始める。
そこが原点になるんですね。


本日はここまでです。

冒頭に
「本日1つのキーワードをお伝えする」
と言いましたが、
そのキーワードとは
「コミュニケーション」
です。

家庭も学校も職場も、全て人間と人間の繋がりでできています。

心理学者のアドラーは
「全ての悩みは人間関係に帰結する」
とさえ唱えています。

その人間関係の基本にあるのがコミュニケーションです。

本日の対談にあったように
一番最初の社会である家庭で
まずは親が子どもに
「ちゃんとコミュニケーションしながら生きている」
ということを見せなければいけません。

その上で
子どもがコミュニケーション力をどれくらい持っているのかを見極めて
足りないのであれば育ててあげるべきです。
みなさんは
「コミュケーション力」
ということを意識されたことはありますか?

もし、これまで子どもに対して
「コミュケーション力」を意識で接してきたことがなければ
ぜひ今からでも
「コミュニケーション」
というキーワードを意識して子どもと接してみて下さい。

コミュニケーションと一言で言っても
とても抽象的で曖昧な言葉ですよね。
みなさんなりでいいです。
その言葉の意味を考えてみて下さい。

そして、次にそのコミュニケーションを通じて
子どもの状況をしっかり把握してあげて欲しいのです。
子供の状況を把握する際に知っておいて欲しいことがあります。

それは、
「子どもの荒れには2種類のタイプ」
があるということです。

さて、それはどういったタイプの荒れなのか?

次回は
「子供の荒れにある2種類のタイプ」
というテーマでお伝えします。

この記事が一人でも多くの方にとって価値となるように
引き続き問題解決に役立つ情報をお伝えしていきたいと思っています。

もし何か、こんなことを書いてほしいというご要望がありましたら
送って下さい。
それでは本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

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1日も早く良好な親子の信頼関係が築かれることを願っています。

次回もあなたにとって価値のある情報を提供致しますのでぜひ期待してお待ち下さい。


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