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これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう-土木学会誌2023年6月号 特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2023年6月号特集は 「これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう」。以下、特集目次をご案内します。

本特集を通じ、土木学会会員のみなさまが学会誌の役割や存在意義をあらためて考え、仲間とともにこれからの時代の学会誌のありかたを思い描くきっかけになりましたら。

土木学会誌2023年6月号表紙(表紙写真:山崎エリナ

土木学会会員の皆様とともに、これからの土木学会誌はどうあるべきかを議論していきたいと思います。今号では、きっかけやヒントになるよう、大きく4つの視点で構成しました。土木の魅力を伝え、人と人をつなぐ専門家へのインタビュー、これからの時代の土木学会誌の役割を考える鼎談、土木学会誌に関するアンケート結果、そして本号担当委員による全記事の講評です。ぜひ、土木学会誌の未来について語り合いましょう!

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Together with members of JSCE, we would like to discuss what JSCE Magazine should be in the future. We organized this issue with four main perspectives to provide triggers and clues. These are interviews with experts who convey the appeal of civil engineering and connect people, a trilogy on the role of JSCE Magazine in the coming era, the results of a questionnaire survey on JSCE Magazine, and the review of all the articles by committee members in charge of this issue. Please join us in talking about the future of JSCE Magazine!

ABSTRACT- JSCE Magazine Vol.108 No.6 June 2023

特集-これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう- 目次

対談|「面白い」はすぐ足の下に眠っている

「ブラタモリ」は”土木の番組”であるということを視聴者から気づかされたと言う初代プロデューサーの尾関憲一氏。研究者として都市・交通計画に関わりながら、土木の魅力を発信してきた前土木学会誌編集委員長の羽藤英二氏。両氏に土木の面白さの見つけ方を伺った。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p6

 尾関 憲一((株)NHKエデュケーショナル)
 羽藤 英二(東京大学大学院)
 司会|山本 礼子(土木学会誌編集委員)

インタビュー|子どもたちに土木のかっこよさを伝えたい

子どもたちの9割は、「土木」を知らない・・・!?そんな状況だからこそ、未来の土木の担い手たちにその面白さ・カッコよさを知って欲しいと結成された「噂の土木応援チーム デミーとマツ」。土木体験イベントの実践で培った「伝える」ためのノウハウや、土木が発信するメッセージを伺う。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p10

 出水 亨 (長崎大学大学院|@DemizuAkira

 松永 昭吾((株)インフラ・ラボ|@shogo_brucke

 聞き手|濱名 正泰(土木学会誌編集委員)

インタビュー|「土木好き」からその先の「活動」へ拡げたい

「都市体験のデザインスタジオ」をコンセプトに掲げる「for Cities」。都市を主体的に楽しみながら生活している人々の情報を発信し、人と人とをつなぎ、まちを生き生きとさせるユニークな活動に取り組んでいる。幅広い分野を包括する土木業界は、市民や分野外の立場から身近なようで遠い存在となってはいないか。土木の裾野を拡げるヒントを得るため、運営者の石川氏と杉田氏に活動の主眼や、市民の「好き」を発掘しその先の活動へと展開する工夫について聞いた。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p14

 石川 由佳子((一社)for Cities)
 杉田 真理子((一社)for Cities)

 聞き手|川口 暢子(土木学会誌編集委員)

鼎談|人の情熱、外からのまなざし、地域との関わり-土木学会誌のありかたを考える-

新しい時代の価値を共創していくために土木学会誌が果たす役割とは何か、メディアを通じて土木の魅力を伝えることのプロである、特別編集員の眞鍋政彦氏と後藤千恵氏、岩城編集委員長の鼎談。三つの編集方針を軸に、これからの土木学会のあり方を論じた。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p18

 岩城 一郎(土木学会誌編集委員長)
 眞鍋 政彦(日経コンストラクション、土木学会誌特別編集委員)
 後藤 千恵(ジャーナリスト、土木学会誌特別編集委員)
 司会|二井 昭佳(土木学会誌編集委員)

学会誌はどうやってつくられている?

あなたは学会誌をどう思っている?
-土木学会誌アンケート結果発表-

編集委員会では2022年末に学会誌に関するアンケートを実施した。現在の学会誌をどう思っているのか、これからの学会誌に何を期待しているのか、読者の皆さんとアンケート結果を共有し、新しい学会誌のあり方について、一緒に考えて行きたい。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p25

実施したアンケートのすべての結果は以下からダウンロードいただけます。

あなたにとって必要な存在となるために

「読みたい!」学会誌に必要なことは何か。時代に即した形で会員に『教養と哲学』を提供し、市民と土木分野をつないでいくために、学会誌はどう変わっていくべきなのか。アンケート結果や特集記事をもとに、担当委員が読者目線で学会誌の目指す未来について語る。

土木学会誌 Vol.108 No.6 June 2023 p30

論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2023年6月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
こちらもぜひ、ご一読ください。

土木学会誌からのご案内

アンケートへのご協力をお願いします

学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。

投稿のご案内

土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。

土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます

土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手頂くことは可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。

発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます

発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。

土木学会誌関連SNS

土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。

土木学会からのご案内

入会すれば全ての学会誌が

発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。

土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です

公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。

学会誌の感想をnoteで書いてみませんか?

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国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/