見出し画像

インフラに関わる地域の人々 土木学会誌2024年4月号特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2024年4月号特集は 「インフラに関わる地域の人々」。以下、特集目次をご案内します。

本特集で、土木を通じて、懐かしくも新しい、魅力ある地域の未来を描くことにつながりましたら。


土木学会誌2024年4月号表紙(表紙写真:山崎エリナ)

インフラに関わる地域の人々-みんなで創る懐かしい未来- 目次

地域のインフラを守るのは人である。本特集では、土木工事を通じて地域の課題を解決し、地域の暮らしを育む地域インフラに主体的に取り組む人々に焦点を当て、その背景や思いを交えて紹介している。協働の村づくりを始めた福島県平田村の村長インタビューを皮切りに、「高齢化・人口減少」「農業施設の老朽化」「技術継承」「激甚化する災害」「廃線」の5つの視点から事例を紹介。また、地域活動の世代承継への取り組みも紹介している。最後に、住民が主体的に地域インフラに関わることの価値を提示し、将来を展望している。本特集を読み終わる頃には、土木を通じて地域の明るい未来を思い描いていただければ幸いである。

www.DeepL.com/Translatorで翻訳

People take care of the community's infrastructure. In this feature, we focused on people proactively involved in local infrastructure to address issues in their communities and nurture local lifestyles through civil engineering works together with the background and thoughts they have in mind. Start- ing with an interview with the mayor of Hirata Village in Fukushima Prefec ture, who initiated a collaborative village development program, this report introduces cases from five perspec- tives: aging and declining population, aging agricultural facilities, technological succession, increasingly se- vere disasters, and abandoned railway lines and roads. The report also presents initiatives to address generation- al succession of community activities. Finally, the report presents the value of residents' proactive involvement in local infrastructure and looks ahead to the future. We hope that by the time you have finished reading this report, you will be able to envision a bright future for your community through civil engineering.

ABSTRACT -JSCE Magazine Vol.109 No.4 April 2024

インタビュー|協働によるむらづくり-自分たちの地域は自分たちの手で-

語り手|澤村 和明(平田村 村長)
聞き手|上田 晴斗、海﨑 真穂(学会誌学生編集委員)

【熊本県天草市本町鶴地区】地域の底力-田代公園キャンプ場オープンに向けて-

畑元 正司(本町鶴まちづくりの会 世話人)

【三重県多気町勢和地域】農業・農村の技術支援-水土里サポート隊紹介-

高橋 幸照(多気町勢和地域資源保全・活用協議会 会長)

【愛媛県西予市明浜町】石積みを通した地域づくり-技術をつなぎ風景を残す-

亀井 彩香(せいよ地域おこし協力隊)

【山口県山口市阿東嘉年地区】インタビュー|山口県の過疎地で17年続く住民による土木事業

語り手|上田 法生(阿武川源流保全会 会長)
聞き手・執筆・撮影|眞鍋 政彦(土木学会誌特別編集委員)

【愛知県豊田市名鉄三河線旧・西中金駅】インタビュー|使われなくなったインフラを地域の憩いの場に

語り手|鈴本 昭彦(西中金駅愛護会 相談役)
聞き手・執筆・撮影|川口 暢子(土木学会誌編集委員)

世代をつなぐまちづくり

桑子 敏雄((一社)コンセンサス・コーディネーターズ 代表理事)

鼎談|主役は住民!地域のインフラ整備から未来を考える

鼎談者|神野 直彦(東京大学 名誉教授、(一財)人生100年社会デザイン財団 理事長)/徳永 達己(拓殖大学 国際学部長、教授)/後藤 千恵((一社)天草1000年の人と土の営み 理事、土木学会誌特別編集委員)

編集後記 取材を通して感じた地域の未来


論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2024年4月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。

土木学会誌からのご案内

アンケートへのご協力をお願いします

学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。

投稿のご案内

土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。

土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます

土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。

発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます

発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。

土木学会誌関連SNS

土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。

土木学会からのご案内

入会すれば全ての学会誌が

発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。

土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です

公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。

学会誌の感想をnoteで書いてみませんか?

個人会員の方、あるいは勤務先が法人会員で職場に学会誌が置いてあるという方、たまたま図書館で見かけたという方、土木学会をお読みになった感想をぜひnoteに投稿ください。土木学会公式noteで運営する「土木学会誌マガジン」に追加させていただきます。投稿の際には「#土木学会誌」「#土木学会誌感想文」のタグをつけていただければ幸いです。



国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/