土と木-土木学会誌2023年8月号 特集
毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2023年8月号特集は 「土と木」。以下、特集目次をご案内します。
土木の語源となった土と木に焦点をあて、歴史的な活用事例や材料としての進化を振り返るとともに、土と木の将来を展望した本特集が、土と木の特性を生かした未来のインフラづくりに繋がりましたら。
特集-土と木- 目次
PART1 土と木の役割
鼎談|国土の基盤を支えてきた「土」と「木」
知野 泰明(日本大学工学部土木工学科准教授)
古井戸 宏通(東京大学大学院農学生命化学研究科森林科学専攻教授)
海野 聡(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授)
聞き手|榎本 碧 (土木学会誌編集委員)
川口 暢子(土木学会誌編集委員)
中山 裕章(土木学会誌編集委員)
材木流送技術と盛衰
酒井 秀夫(東京大学農学生命科学研究科名誉教授)
PART2 古代から近代の技術
水城ー考古学からみた構造的特質ー
杉原 敏之(福岡県教育庁文化財保護課参事兼課長技術補佐)
江戸の街の上水網
金子 智(東京都水道歴史館企画調査責任者)
空海と満濃池修築ー9世紀の大規模土木事業と僧侶・地域ー
寺内 浩(愛媛大学名誉教授)
石(土)と木が造出する機能美の傑作「錦帯橋」
西山 徳明(北海道大学観光学高等研究センター教授)
PART3 現代から将来に向けた技術の発展
軟弱地盤対策としての丸太の可能性
村田 拓海(飛島建設(株)土木本部グリーンインフラ部副主任)
地盤改良材の発展と新たな取り組み
片岡 沙都紀(北見工業大学工学部地域国際系助教)
木材の材料としての技術開発と土木利用
町田 初男(元・群馬県林業試験場主任研究員)
PART4 将来展望
座談会|「土」と「木」の特性を生かしたインフラづくり
座談会メンバー
桃原 郁夫((国研)森林研究・整備機構森林総合研究所研究専門員)
加用 千裕(東京農工大学大学院農学研究院教授)
森田 紘圭(錦二丁目エリアマネジメント(株)取締役、
大日本ダイヤコンサルタント(株)
インフラ技術研究所未来都市推進室長)
さらなる「土と木」の世界へ
論説・オピニオン
土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2023年8月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
またAI音声による読み上げ配信もstand.fmで配信しています。
こちらもぜひ、ご一読・ご聴取ください。
土木学会誌からのご案内
アンケートへのご協力をお願いします
学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。
投稿のご案内
土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。
土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます
土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手頂くことは可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。
発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます
発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。
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土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。
土木学会からのご案内
入会すれば全ての学会誌が
発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。
土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です
公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。
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国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/