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災害調査・報告

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土木学会の災害調査団報告書、災害報告会や災害関連シンポジウムに関するnote記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

2023年度 国土強靱化定量的脆弱性評価・報告書 第一弾報告書

公益社団法人土木学会(会長 田中 茂義)は2022年度より、土木計画学研究委員会に「国土強靱化定量的脆弱性評価委員会(小委員長:藤井聡)」を設置しています。 この小委員会では、首都直下地震や三大港湾の巨大高潮、全国の河川における巨大洪水が生じた場合にどれだけの経済被害を受けるのかを推計する(こういう評価を「脆弱性評価」と呼称します)と同時に、それらに対する防災インフラ投資がどれほどの減災効果を持つのかを、最新のデータと技術を用いて「定量的」に評価・推計する研究を進めました。

令和6年能登半島地震 公益社団法人土木学会 会長特別調査団 記者会見 所見(暫定)

令和6年能登半島地震 公益社団法人土木学会 会長特別調査団が、2024年2月6日に石川県庁で行った記者会見において配付した資料を転載しました。(印刷用PDFは以下のページに掲載しています) 2024.2.6 ■はじめに2024 年 1 月 1 日に発生した能登半島地震において、石川県能登地方をはじめ、北陸地方を中心に甚大な被害が発生し、多くの尊い命が失われたことに深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。また、厳寒の中、避難所運営等の応急対応

令和6年能登半島地震 災害関連情報収集-学協会関連(2024/2/7 21:00更新)

2024年1月1日16時10分に石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震に関する関連サイトまとめです。情報収集の参考に。 (2/7)会長特別調査団による所見(暫定)を掲載しました 調査報告速報(土木学会)土木学会 社会支援部門 2024年1月5日、土木学会では学会内の関連部門・委員会及び支部における調査団の結成や調査活動の連携を円滑化するとともに、調査結果等の情報収集・公表を一元化するために対策本部(本部長 三輪準二 専務理事)を設置しました 2月5日~6日に、田中

令和6年能登半島地震 災害関連情報収集-官公庁・メディア等(2024/1/12 8:00更新)

2024年1月1日16時10分に石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震に関する関連サイトまとめです。情報収集の参考に。 長くなってきたので「学協会」と「官公庁・メディア」に分割しました。情報収集の参考に。 (1/12 専門紙・専門誌を追加しました) 土木学会ほか学協会関連のまとめはこちら。 調査報告速報(機関・研究者)京都大学防災研究所 𝕏アカウント:https://twitter.com/dpritwit 東北大学災害科学国際研究所 東京大学地震研究所 東京

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2021年10月に発生した六十谷水管橋崩落 調査報告会 ~ 令和四年度土木学会全国大会 関西支部主催 調査報告会

人口減少条件下におけるインフラの維持管理は、その種類を問わず容易ではないが、我が国が世界に先んじて取り組まざるを得ない課題でもある.水道施設においても、令和元年施行の改正水道法では、その目的が「水道の計画的な整備」から「水道の基盤の強化」に変更され、これまで築き上げたシステムの維持と強化に重点が置かれることとなった。 このような状況下で起きた六十谷水管橋の崩落事故により我々は、バックアップルートの確保が難しい水管橋の特殊性と重要性、そして水道システム全体のより合理的かつ効果的な点検・維持管理手法の必要性を強く再認識することとなった。 この手法の確立への道のりは険しいものであるが、今後のライフラインの永続的な提供のきっかけとしたい。 ■開催日時 2022年9月14日(水)10:00-12:00 ■会場 京都国際会館 Main Hall ■プログラム 挨拶 里深好文(土木学会関西支部 副支部長) 供給社会インフラの概要と水管橋の現状 越後信哉(京都大学大学院地球環境学堂 教授) 六十谷水管橋崩落事故の概要と腐食損傷 北根安雄(京都大学大学院工学研究科 准教授) 六十谷水管橋における腐食環境と残存防食性能 冨山禎仁 (国立研究開発法人土木研究所先端材料資源研究センター 上席研究員) 六十谷水管橋の崩壊シナリオの検討結果 大城雄希(明石工業高等専門学校都市システム工学科 助教) レジリエントな水管橋に向けての課題 杉浦邦征(京都大学大学院工学研究科 教授) 司会 永谷秀樹 (宮地エンジニアリング(株)技術本部技術開発部 技術開発グループリーダー)

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復興の10年、これからの復興(東日本大震災復興リレーシンポジウム・総括シンポジウム「危機と復興 土木の未来」第一部 )

2021年5月26日(水)にYouTubeライブで開催した『東日本大震災復興リレーシンポジウム・総括シンポジウム「危機と復興 土木の未来」』、第一部『復興の10年,これからの復興』のアーカイブです。 はじめに 土木学会会長 家田仁 第一部 復興の10年,これからの復興 司会:金子雄一郎 ○三陸復興(中井祐)  Built back betterの考え方と着実な実践,コミュニティの側からみた課題 ○南海トラフ事前復興(大沢昌玄)  国土交通省の防災計画と,事前復興の潮流 ○福島復興(福士謙介)  これからの10年と,危機におけるリーダーシップ ○今起きている危機-COVID-19と水害(塚田幸広)   気候変動と計画/設計リスク,都市計画と流域圏構想の融合 ○質疑  総括シンポジウム全体の記事はこちら https://note.com/jsce/n/n4a984d55fee9

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復興この10年を振り返る「危機と復興 土木の未来」

2021年5月26日(水)にYouTubeライブで開催した『東日本大震災復興リレーシンポジウム・総括シンポジウム「危機と復興 土木の未来」』、第三部基調講演動画のアーカイブです。 総括シンポジウム全体の記事はこちら https://note.com/jsce/n/n4a984d55fee9

新型コロナの急速な感染拡大下での広域的・記録的豪雨における複合災害に対し留意すべき事項 ―土木学会パンデミック特別検討会の声明からー

公益社団法人土木学会は、2021年5月14日に「COVID-19 災禍を踏まえた社会とインフラの転換に関する第2次声明」を発出し、ウィズコロナのフェーズが長期化することを想定し、「感染症リスクの視点に立った強靭な社会づくりへの転換」、「感染症と自然災害との複合災害に備えた強靱な社会への転換」、「安心して暮らし、移動し、過ごすことができる環境づくり」などの視点から提言を行っている。 声明の発出から現時点まで、ワクチン接種が必ずしも迅速に進んでいないこと、感染力の強い変異株への

地盤は悪夢を知っていた -地盤に残る地震痕跡-

9/25更新:本書に関連した講習会をzoomで開催します (申込みは下記リンク参照、申込締切10/11) 8/3更新:土木学会刊行物販売サイトで販売を開始しました 土木学会事務局です。 土木学会には、土木工学の調査研究活動を行う組織として、29の調査研究委員会があります。 そのうちの一つである地震工学委員会は、「地震に対して安全な社会をつくるための調査・研究活動を行う委員会」として主に以下の活動を行っています。 社会基盤施設の耐震基準など基本的事項の調査・研究 地震災害

熱海土石流災害現地情報まとめ

熱海市伊豆山の土石流災害について、現地の状況を伝えるツイート・動画をまとめました。基本的に公的機関や測量・調査会社の投稿を対象としています。(情報収集用の仮ページなので、後日削除する可能性があります) 動画中継の関係でURLが変更になるようです。最新のリンクは中部地整のYouTubeチャンネルからご確認ください。 静岡県が公開したドローン撮影動画 静岡県は、一般社団法人静岡県測量設計業協会((株)東日)が静岡県熱海土木事務所との災害協定により撮影した動画を、「オープンデ

土木学会インフラ解説動画土砂災害編

土木学会事務局です。 梅雨前線による連日の豪雨により、静岡県、神奈川県等の各地で災害が発生しました。特に静岡県熱海市伊豆山地域において大規模な土石流により、甚大な被害が生じました。土木学会としては、亡くなられた方へ深い哀悼の意を表しますとともに,多くの被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。土木学会では、今回の災害に関して、専門家集団として、学会内の委員会、支部及び関係機関と連携し、今後調査を実施したいと考えております。今後、調査団の派遣等に関して適時情報を発信してまい

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【第二部】「福島復興シンポジウム~福島のこれからの30年を考える~」(3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム・2021年3月9日開催)

2011年3月11日の東日本大震災発災から10年が経ちました。福島は地震や津波による被害に加え、原子力発電所の事故による様々な影響を受け、その復興の過程は複雑であった。本シンポジウムでは、第一部を「“いちえふ”からの克服への努力」と題して、福島における今までの震災被害からの立ち直りの努力と葛藤を論議し、第二部を「福島のこれからの振興」と題して、福島の今後30年を見据え、復興の道筋を考える場として開催しました。 本動画は第二部を編集したものです。 https://committees.jsce.or.jp/2020_Presidential_Project01/01re_fukushima ■第一部はこちら https://note.com/jsce/n/n243dd63a37ec ■内堀福島県知事の基調講演 https://note.com/jsce/n/nb3c5d09eafb0

3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム「危機と復興 土木の未来」(2021年5月26日開催)

2011年3月11日の東日本大震災発災から10年が過ぎました。3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム実行委員会では、仙台(2020/7/4)、名古屋(2020/9/9)、福島(2021/3/9)において、東日本大震災復興と南海トラフ地震に対する事前復興,福島復興をテーマにリレーシンポジウムを行なってきました。最終回となる今回のシンポジウムでは、「若者と技術」、「国際復興」をキーワードにしてこれからの土木の復興を論じました。 プログラム構成第一部 復興の「10年,これから

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【第二部基調講演】「FUKUSHIMA」の未来(内堀雅雄 福島県知事)「福島復興シンポジウム~福島のこれからの30年を考える~」( 3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム・2021年3月9日開催)

2011年3月11日の東日本大震災発災から10年が経ちました。福島は地震や津波による被害に加え、原子力発電所の事故による様々な影響を受け、その復興の過程は複雑であった。本シンポジウムでは、第一部を「“いちえふ”からの克服への努力」と題して、福島における今までの震災被害からの立ち直りの努力と葛藤を論議し、第二部を「福島のこれからの振興」と題して、福島の今後30年を見据え、復興の道筋を考える場として開催しました。 本動画は、第二部で福島県庁よりライブで行われた内堀雅雄 福島県知事の講演部分を抜粋したものです。 https://committees.jsce.or.jp/2020_Presidential_Project01/01re_fukushima ■第一部はこちら https://note.com/jsce/n/n243dd63a37ec ■第二部全体はこちら https://note.com/jsce/n/n3d98be74dd64