402. まっすぐな青春「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」
地元での公開が終わるということで最後ギリギリにもう一回観てきました。
「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」
藤吉夏鈴から溢れ出す表現を余すことなく目に焼き付けたい!
というのと
ライブとはまた違う映画の場での表現はどんなんだ!
というところにとても興味津々でした。
・登場人物の性格がしっかり立っている
登場人物の個性がしっかりと自立してそれぞれ被ることなくキャラ立ちしていました。
個人的にキャラクターの癖が強ければ強い程イメージしやすく感情移入できるようになります。
感情移入することで深く物語に浸ることが出来るようになり、より心が震えます。
杉原かさね役の髙石あかりさんのさっぱりした演技。
西園寺茉莉役の久間田琳加さんのお嬢様の演技。
そして沼原理事長役の高嶋政宏さんの大人のいやらしさがプンプンする演技。
各キャラのクセの強さに非常に引き込まれました。
そして逆に真っすぐで純粋という真逆のキャラだったのが藤吉夏鈴演じる所結衣。
観客と同じ目線で振り回されていく姿がまさに物語の主人公という感じで、物語の世界観に溶け込んだ役でした。
・若いのに凄まじい演技
今回髙石さんの演技が本当に凄いなと思いました。
あんなにもはっきりとしたキャラクターを作り上げることが出来る・・・
エネルギッシュな演技をすることが出来る・・・
素直に凄まじい女優さんだな・・・と。
試写上映での会見での素の姿をみるととてもハキハキ笑顔で話されていて、またそれもギャップを感じて面白い性格の人だなと思いました。
恩田春菜役の中井友望さんがまた冷静でクールで物静かな方であり、夏鈴ちゃんと3人で話している際に髙石さんの結構比重が重そうで・・・笑
それはそれで面白い空間だなと感じました。
きっと自分が学生時代に見ていたらもっと刺さっていたかもしれません。
夏に公開されたというのもまた青春感を感じ、淡さ切なさ純粋さ・・・そういったものを含めたエモさを強く感じました。
EDのクレナズム「リベリオン」がまたその世界観を加速させていたからかもしれません。
ストーリーの密度が詰まった作品で社会人の自分でも非常にハマる作品でした。
「トロッ子」を機会に夏鈴ちゃんの演技がさらに進化して、表現の幅を広げていってくれること願っています。
そして現メンバーも卒業したメンバーももっともっと舞台や映画の中で活躍する姿を見ていきたいなと感じました。
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