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113. 1stアニラのおかげで歌詞の意味がよぉ~く理解できた。「Nobody's fault」

1st YEAR ANNIVERSARY LIVEをきっかけに東京という街を知れたおかげで
より櫻坂の楽曲の歌詞がスッと心に入った。
深いところで表現したいことが分かってきた。

そんなこんなで今回Nobody's fault(作詞:秋元康)の歌詞で個人的に響いた歌詞について改めて整理してみる。


「この世界を変えようなんて自惚れてんじゃねえよ」


たった一人で世界、常識、社会のルールを変えられるほど甘くはない。


「知らぬ間に汚れちまった空は 宇宙が見えないBlue」


時代がそうしたのか、街がそうしたのかそれとも人間がそうしてしまったのかは分からないがふと気づくと目の前の世界が汚れているように見える。透き通ったスカイブルーではなく、気持ちがブルーになるような淀んだ世界。


「生き方を改めようなんて できるわけないって逃げるのか? いつのまにか大人になっちまったんだ 言い訳ばっかでうんざり」


今までの自分のやり方を根本から考え直すことで道は開いていくのに、端から考えることもせず出来るわけないと決めつける。言い訳ばかり言って行動に移さない。そんなものに説得力などない。


「No,no,no 綺麗ごとを言うな 洗っても洗っても落ちない泥だ それでも生きる 強さを信じろ No,no,no nobody's fault」


こうしろああしろと正論を言われたって納得いかないもの(落ちない泥)がある。落ちない泥は幼少期からこべり付きそぎ落としてもそぎ落としても消えない性格や好き嫌いといったもの。
ならばそれを受け止めて生きていく。淡々と受け止めながら自分の土台にして生きていく。そしてやがてそれは強さになっていく。 


「No,no,no 誰かのせいにしても 一つが残る椅子取りゲーム それならいっそ孤独を選びな! No,no,no nobody's fault」


多くの人と比べ、恨んでいたとしても結局そこにあるのは一人だけが生き残る世界。とてつもない倍率の中で皆がその椅子を目指す。
それならいっそ周りではなく自分自身に目を向け自分らしさに気付き、自分にしか持っていない、自分にしか行けない道を進め。そのことを孤独を選べという。


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改めてアニラの卒業セレモニー前ラスト曲としてパフォーマンスを浴び、Nobody's faultは櫻坂の原点であり基礎、土台だと確信した。

思っている以上に東京という街は混沌としていて、その波に乗ってやっと生活が成り立つ。だがその東京の世界観にハマればハマるほど人が自然体で生きていくうえで必要なものがどんどん消えていってしまう。周りの空気を読みながら波風立てず嫌われないよう自分を押し殺して生きていかなくてはならない。自分のプライバシーが侵されるときには反抗しなければならない。そしてなぜこんなことをしなくてはいけないのか?と疑問を持つ時間すらない。

でもきっとそこで気づかせてくれるもの。
立ち返らせてくれるものをNobody's faultを聴くことで思い出す。
そしてライブで生で観た時には耳で聴いた時よりも何倍にもなって気づかせてくれる。

「アイドル曲」という意味合いだけではない人として大事なことに気付かせてくれる楽曲。迷って悩んでいる人にとっては生きていくヒントにさせてくれる楽曲。

そんなに奥深い曲だとは日本武道館で浴びるまで気が付かなかった。

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