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235.【ボヤキ】日向坂ドキュメンタリー「希望と絶望」個人的アウトプット③


①アイドルのステレオタイプ


東京」に行った時にこんなことを毎度考える。

日本で一番人が多く、日本で一番栄えている。

テレビ番組だって東京がキー局となり全国に発信される。

ライブ活動の一つの目標としての5万人動員できる東京ドームがある。


そういった環境に包まれながら

時にはその勢いに飲み込まれながら

アイドルはステージに立つ。

そして一般人からしたらそんな姿を見れば見るほど
あー芸能人だな・・・
とキラキラしているように見え
神々しい存在に見えてくる。

優雅な生活送ってんのかな・・・とか
給料めっちゃもらってんのかな・・・とか
おしゃれなお店にご飯食べに行ってのかな・・・とか

芸能人」というものへのステレオタイプが発揮されていく。


そりゃ当たり前だ。

一般人には到底関わることのない世界だからなかなかイメージもできない。
身を以って体験した人じゃないとそういった実情というのは分からないと思う。


②子供の頃に味わう経験


個人的に興味があること。それはステージの上から見える風景や見えた時の感情ってどういったものなんだろう?ということである。

それをなんとか知れないだろうか・・・
と思いながら「希望と絶望」を見ていたらポンと脳内に浮かんだことがある。


人前に立って何かをする。
会社で上司に向かって、お客さんに向かってプレゼンをする。
打ち上げで乾杯の挨拶を皆の前でする。
学校の授業で先生に指名されクラス代表で答える。

そういった人前に立って目立つ経験というのは
実は小さいころから結構皆経験するのである。

得意な人もいるし苦手な人もいる。

でもあの経験って実は大人になったらなかなか味わえない無茶苦茶貴重な経験だったのかもしれない。


小学校のころ学芸会があった。

強制的に演劇参加を強いられる。

場所によっていろいろ人数は違うと思うが
全校生徒が600人ぐらいいる学校であったため、観に来ている親なども含めると700人、800人はいたのかもしれない。


自分のセリフの番になるとその人たちの目が一斉に自分を見る。

当時無茶苦茶緊張しいだった自分は頭が真っ白になり
楽しいと感じたことは一度もなかった。

だが今になって考えてみると
人生ではなかなか味わえない舞台から観客を観られるという経験だったのかもしれない。


③学芸会と東京ドーム


もちろん小学生の学芸会と仕事としてプロとしてステージに立つアイドルのライブは
全然違うものである。

ダンス、ビジュアル、歌唱力、体力などに秀でたメンバーがいて、そのメンバー達の力を最大限引き上げる振付師、作詞家、作曲家、演出家がいて、それらをさらに支え盛り上げる技術スタッフ、マネージャーがいる。
そういったものに対して莫大な費用を費やし
日本、世界の人たちが楽しめるエンターテインメントになっている。


ただそれは相手にしているのが学校の生徒ではなく
日本や世界といった何十、何百万ものファンを相手にしているからそういった環境になるだけであって
皆で追及し力を合わせて作り出していくという感覚や心理というのは
一般人と変わらないのかもしれない。


相手が何十万だろうが

体育館の7,800人の前で演技をしようが

大勢の前で丹念に作りこんだものを披露するという感覚は変わらないのだと思う。

学芸会の時に感じた
公演が始まってしまったら最後までやるしかないんだという覚悟。

あの感覚のものすごい延長線上を
日向坂のメンバーが東京ドームで味わっていたのかもしれない。


④注目を浴びるということ


観客側から見る姿はものすごく神々しく見える。

物々しい舞台が目に入り、爆音の音楽が流れ、バックの巨大なモニターから綺麗な映像が流れ、巨大な会場が暗転したり色とりどりの照明になったりする。

そういった演出もアシストしているからより神々しく見えてしまうのだが
ステージに立つメンバーというのは
一般人の感情を持った普通の人間なのである。

もちろんアイドルという職業を極めているプロである点は一般人とは違う。
でも見える風景、そしてそこで感じる感覚というのは案外一般人が想像するものと変わらないのだと思う。

レッスン室などで会話している様子を見て
同年代の友達と会話しているの一般の子と同じだと思った。


なんとなくで世に広まっている
アイドルのステレオタイプというのが邪魔をして
神みたいに見えちゃうのかもしれないが

そこに立つ当の本人たちは
普通の人間なのかもしれない。


単に対峙するものが大きいのか小さいのかというだけで
一生懸命鍛えたものを人前で披露するという本質
変わらないんだな・・・と。

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なかなかまとまらず整理しききってないのだが
希望と絶望」を見てこのことに気付き
浮つくのではなくどこか地に足をつけて活躍をこれから見守っていける気がする。

色~んな憶測が飛び交うが
手っ取り早く正確なのは本人の姿に注目をし続けることだと再確認が出来た。

そこに全て答えがあるんだな・・・と。

続く・・・




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