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挫折と成長の1年を支えてくれた7冊の本

年末なので1年の振り返りをしていたのですが、今年は大きな挫折と成長をしたなと自信を持って言えるなとしみじみ感じます。

そしてそんな1年を支えてくれたのは、7冊の本でした。

なのでその7冊が私をどう支えてくれたのか、自分の備忘録として書きました。

参考になる人は少ないと思うのですが、自分にとっては何回も読み直したいと思う、資産とも言えるような本ばかりなので、どれもおすすめです。

1:メモの魔力

ライブ配信サービス「Showroom」の社長であり、テレビでも活躍している前田裕二さんの著書ですが、この本のメインテーマになっているメモの手法ではなく、オマケとしてついている「自己分析1000問」が、転職活動中であった私の支えになってくれました。

ちなみに「自己分析1000問」は公式に無料公開されています。

仕事での大きな挫折によって、自分で自分が本当にわからなくなってしまって。

なので改めて自分を問い直そう、でも自分で問いを立てるのが苦手だと思い、昔読んだ「メモの魔力」を引っ張り出し、また自分だけで自己分析するのが苦手だと思い、奥さんに問いを投げかけてもらってそれに答える形で、自分自身の深堀りをしていきました。

それによって自分の弱さやダメさが浮き彫りになり、「この年齢でここまでダメダメなの、マジやばくない?何も考えてなかったじゃん」と焦る日々。

でも弱さやダメさを客観的に捉えられたのは本当に良かった。

自己分析とか苦手な人にはおすすめです。

ちなみに1000問のうち、200問くらいで挫折したのですが学びだらけでしたので、やらないよりやったほうが良いと個人的には思います。

2:2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義

メモの魔力でバキバキに折れた心を奮い立たせてくれたのがこの本でした。

自己啓発の類ではないのですが、投資家であった瀧本さんだからこその現実的な提案と若者への熱いメッセージが、もう本当に素晴らしくて。

特に最後に出てくる言葉「Bon Voyage(よい後悔を)」が自分の中でインパクトが強かったです。

これは大航海時代に船長が別の船長の航海を称えるための言葉なのですが、たとえ相手の船に何か不備があるように見えても、船長は決して指摘せず、「Bon Voyage(よい航海を)」とだけ言うと。

相手の船長は決して無知だったり考えていないわけではなく、己で考えて行動した結果そうなっているはずなのだから、アドバイスするのは野暮な話なのだと。

「とにかく自分で考えて行動しろ。そして自分で考えて行動している人は最大限尊重しろ。」

そんな意味が「Bon Voyage」の裏には込められているのだそうです。

今まで何も考えずに生きてきたなと反省し、恥ずかしながら過去えらそうに人にアドバイスをしてきていた自分には深く刺さり、これを最後の挫折にしようと悔い改めたのでした。

ちなみにこの本は20代前半のために書かれた本ですが、30代でこの本をきっかけに奮起したっていいじゃない、人生で今が一番若いんだもの、と開き直っております。

3:拒絶される恐怖を克服するための100日計画

転職活動も終わり、ライバー事務所であるPRIMEに入社したのですが、その時に最初に刺さったのがこの本でした。

本当にお恥ずかしい話なのですが、今までのビジネス人生で「顧客と対話する」機会が本当に少なかったんです。

なのでライバーさんと話すのも最初はけっこう緊張していて。

その時に社長にこの本を紹介されて読んでみたのですが、まるで自分のことを言っているかのような、拒絶を避けてきた著者のエピソードがずっと続いていたんです。

読んでいくうちに、人は想像以上に拒絶をしない、されたとしても死ぬわけじゃない、拒絶を乗り越えた先には宝が眠っているのだ、と理解できましたし、今まで拒絶を極端に恐れていたのだとわかりました。

営業とか好きじゃないけど営業になった人とか、クレーム対応でストレスが溜まっている人にはピッタリの本かもしれません。

4:顧客起点マーケティング

顧客を深く理解することで大きなインパクトのある発見ができるのだと深く理解できた一冊でした。

今年だけで3回は読んだのですが、読むたびに実体験と照らし合わせた上での気づきが多く、仕事にすぐ活かせることばかりでしたし、今後もくり返し読んで体に染み込ませようと思っています。

5:「原因と結果」の経済学

データを見ていると、どうしても「面白い相関」に目が行ってしまうのですが、どうすれば因果関係を見いだせるのかわからなくなり、この本を読みました。

以前も読んだことあったのですが、すっかり方法を忘れていて、自分で愕然としました。

でも短い本ながら本質的な分析・検証方法が載っているので、データを取り扱う人は必見の本です。

6:ジョブ理論

顧客の捉え方としてこの本はめちゃくちゃ参考になりました。

これも以前読んでいたのですが、読み直すと本当に目からウロコで、前よりも確実に理解度が増しました。

7:表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

今年はオードリーの若林さんにドハマリした1年だったのですが、尊敬する若林さんも悩むことがあって、もがきながら成長している姿は、まさに「少年漫画の主人公」のようで。

大きい挫折が会った自分にとって、本当に勇気づけられました。


昔に比べると本の読み方が変わって、がむしゃらに読むのではなく、課題にぶつかった時にその解決に役立ちそうな本を読むようになったのですが、個人的にはこの読み方が自分にあっているなと強く感じています。

何か壁にぶつかった時にぜひ読んでみてください。

来年も恥を晒して、成長していきます。

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