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明石家さんまで気づく「ルールを守る強さ」と「変化への対応力」
お笑い芸人さんと起業家の方には、似たものを感じます。
なぜなら「笑い」と「事業」、どちらも不確実で複雑なものを扱っているからです。
そしてそんな起業家の方たちの言葉以上に、お笑い芸人さんの言葉には時々はっと気付かされることがあります。
明石家さんまさんのNetflixのCM動画ってご覧になったことありますでしょうか。
インタビュワーであり、芸能人から本音を引き出す力に圧倒的に長けた吉田豪さんが、素の明石家さんまさんを引き出す様子を見ることができます。
吉田「放送コードがゆるいというのはどうですか、やっぱり魅力に感じます?」
明石家「それはねー、あんまり感じないですけど。」
明石家「俺らは要するにサッカーとかやってきた人間だから、ルールの中でやりたいねんね。」
明石家「だから枠を超えてこんな無茶できるからって言う芸人さんもたくさんいらっしゃるんですけど、多分スポーツやってない人やと思う。」
明石家「俺らはルールがあるから面白いと言うのがあんねんな。なんだからそんなにそれは好きではない。」
よく起業家からは「ルールメイカーになれ」「ゲームチェンジャーになれ」と言います。
ルールは変えるものであり、そういった発想をしないと大きな成果が得られないと、警鐘を鳴らします。
しかし、ルールを守ることを覚悟した者の強さもあって、ルールを変える者だけが正しいわけではないとこの動画は気づかせてくれます。
ただ間違ってはいけないのは、ルールは往々にして変化し、その変化についていく能力は必要だということです。
先程ご紹介した動画の序盤に、こんな話も出てきます。
吉田「こうやってNetflixのCMををやられるわけですけれども、興味はありますか?」
明石家「Netflix?テレビ的にというか番組的には気になってる。海外の面白い番組も流してくれるんで。」
明石家「それは他のいろんなお金払って見るテレビがこんだけ増えてきてただ俺たちのやっている地上波が苦しくなっているのも事実なんで…なんか微妙やね。」
「自分は地上波の人である」と強く意識しているからこそ、それを脅かす存在や変化にいち早く気づき、ちゃんと確認して、どんなものなのかを把握しています。
おそらく明石家さんまが芸能界に入ってから、放送コードはどんどん厳しくなってきているはずです。
でもその中で第一線で活躍し続ける明石家さんまさんの強さは、こういう変化への対応力にあるのだなと。
この「人間、明石家さんま」のシリーズは、ぜひ全て見てみてください。
明石家さんまさんがなぜここまで人に愛され、第一線で活躍し続けられるのか、そんな気づきがたくさん得られます。
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