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素人広報のプレスリリースがのべ1万人に読まれた方法(と反省点)
2020/1/22(水)に弊社から下記のプレスリリースをPR TIMESより出させていただきました。
あわせて、noteでもこのプレスリリースに即して、今回の商品を出すにあたっての思いを綴りました。
結果、プレスリリース(PR TIMES)とnoteをあわせて1万PVを達成しました。
私は普段からnoteをよく書いていますが、過去の経歴として広報の仕事をしたことはほとんどありません。
しかし、いち中小企業の新商品の情報を、これだけ多くの人に読んでいただけたのは、個人的に成功体験でした。
今後も多くの人に弊社のプレスリリースを読まれるためにも、今回うまくいったポイントを自分なりに言葉にするのは、業界的にも意味があるのでは?と思いまして、このnoteを書かせていただきました。
参考になれば幸いです。
※上記のnoteおよびプレスリリースを読んでから、うまくいったポイントを読んで頂くと理解が深まるかと思います。
1:「世の中ごと」と「自分ごと」をつなげる
今回の商品は、「SDGs」を意識して開発された商品ですが、まだ企業しか関心がないテーマ、つまり「世の中ごと」でしたので、これを切り口に展開しても見向きしてもらえないだろうなと考えました。
しかし、傘は身近な存在で、特に雨が降ると自然とみんなが気になる存在ですし、また折りたたみ傘に対して抱えている不満を誰しも抱えていたり、ビニール傘が捨てられている様子を町中でよく見ている人も多いと考えられます。
なので「折りたたみ傘に対してみんなが抱く不満」と「ビニール傘の使い捨て」を切り口にすることで自分ごとにし、その流れでSDGsをつなげることで、社会的な意義があると示すような書き方にしました。
実際、その切り口に反応してくださったかたは多かったです。
ビニール傘の利用率、ホントに高い。しかも雨があがると大量に捨てられている。もったいない。
— 放浪してます… (@tokyo_kz) January 22, 2020
550円の折りたたみ傘で、ビニール傘の使い捨て意識を変えていきたい|かさぐち@傘の会社のCOO @jsakaguc2010 #note #Waterfront https://t.co/6Z0PCI6gNa
わぉ良いな。
— ∃▱ (@ngafufu) January 22, 2020
置き忘れとか紛失とかかなり減る気がする。
実物触ってみたいなぁ。
550円の折りたたみ傘で、ビニール傘の使い捨て意識を変えていきたい|かさぐち@傘の会社のCOO @jsakaguc2010 #note https://t.co/yzQu6Y1Akh
2:個人として語る
最近は特に会社として発言するよりも個人として発言するほうが信頼度が高いように思います。
4年以上前の調査にはなりますが、消費者が最も信頼する広告は「友人からの推薦」なんて話もあります。
つまり「誰が発信者なのか」が強く意識されています。
プレスリリースはどうしても会社としての発信になってしまうため、noteでは私個人としての発信として書かせていただきました。
そこに好感を持っていただいた方もいらっしゃいました。
ご無沙汰してます☺️
— Sumire Takahashi(マーケター/Webディレクター) (@Sumimaru_yade) January 28, 2020
プレスリリースの要素(マスデータや商品の情報)がありながら、個人的に語られているような書きぶりが素敵だなぁと思いました✨
さっそく社内に共有したところ、もうすでに見た!という社員もいました👀
3:データで示す
発信内容の信頼性を高めるためにデータは重要です。
今回は「傘やビニール傘の消費量」「折りたたみ傘の使用率」「忘れ物のうち傘の比率」「遺失物届けが出される比率」のデータを活用し、折りたたみ傘が世界と比較して使われていないことや、ビニール傘が使い捨てられている事実を語りました。
このデータにもインパクトが有り、話題にしていただけました。
おお.....
— Kiyoto / 萩原 清澄 (@KiyotoDrives) January 22, 2020
「日本は年間で1.3億本、その中でもビニール傘は8000万本を占めていて、世界でもっとも傘を消費する国と言われております。
またよく町中で捨てられていたり、電車などで忘れられている様子をよく見かけますが、@jsakaguc2010 #note https://t.co/0PipZc7vod
世界では55%も日本は21%。確かに折り畳み傘は面倒だと思いがち。特に濡れてる部分をどう折り畳むか。そんな面倒と思われてる課題を友人の会社が解決しようとしてます。皆さま、是非ご覧ください!僕も一本持って持ち歩こうかな。 #NewsPicks https://t.co/Y8OSfsJl0v
— Takafumi Miura @ Oisix ra daichi / HR (@takafumi1987) January 22, 2020
4:ビジュアルのインパクト
ビジュアルが虹色になっているため、そこで目を引いた部分はあったかなと思います。
タイムラインに載っていても目立つので、キービジュアル大事だと改めて感じました。
5:シェアをお願いする
最後に「応援して頂ける方はシェアをお願いします」と堂々と書いたのですが、まさに「応援します!」といってシェアしてくださった方がたくさんいらっしゃって、ありがたかったです。
550円の折りたたみ傘で、ビニール傘の使い捨て意識を変えていきたい|かさぐち@傘の会社のCOO @jsakaguc2010 #note https://t.co/uoqrkI8KcQ これは良いな!応援したい。
— ジャングルライティング (@jungle_writing) January 22, 2020
応援!わたしもいつもWaterfrontの折りたたみ傘をリュックに入れている。軽いから重さも気にならないし!ビニール傘の日本での普及率はほんとすごいな、、、グラフもめちゃかわいい😍
— もりもとあい@piece of cake (@kyu_22) January 22, 2020
550円の折りたたみ傘で、ビニール傘の使い捨て意識を変えていきたい @jsakaguc2010 #note https://t.co/zqMcEzWUtN
反省点:売り場を示せるようにすべきだった
最後に反省点を1つだけ。
今回のプレスリリースにあたって、展開する売り場を出せなかったのはもったいなかったなと。
「どこで売っているのか」とTwitterやお問い合わせなどに多く連絡をいただき、ご迷惑をおかけいたしました。
卸売なので、売り場の情報はそもそもおおっぴらに言えないのですが、事前に卸先とやり取りをして情報として売り場を出せるようにしておくべきだったと反省しております。
ちなみに弊社の直営店と、ECサイトでは販売しておりますが、ECだと送料のほうが商品より高くなってしまうので、実際に店頭で買われたことをおすすめします。
どうしても発信するネタや状況によって、上記のポイントを抑えられない場合もあるかとは思いますが、ぜひ参考にして頂けると幸いです。
※あわせて読みたい
だいたいスターバックスで、あえてホットティーを飲みながらnoteを書いているので、ホットティー1杯くらいのサポートを頂けたら、こんなにうれしいことはありません。