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東日本大震災に寄せて。 #53

こんにちは。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から今日で10年です。亡くなられた方へのご冥福と、被災された方々へのお見舞いを心から申し上げます。

震災発生時、僕は小学2年生でした。はっきり言ってしまうと、まさかあれほどまでに大きな被害が出ていたとは全く思っていませんでした。当時の僕には「何かとんでもないことが起きた」ということぐらいしか理解できていませんでした。しかし、月日が流れ、僕も少しずつ時事に関する話題への理解が深まるにつれ、ようやくことの重大さ、甚大さに気づきました。
震災から10年。被災地の傷は依然深いままなのだろうと感じています。しかし、長野県は東日本大震災によって甚大な被害を被ったわけではありません。なので、僕が被災者の皆さんのことについて案じてみても、本当のところは全くわからないし、寧ろ僕が案じること自体に何故か一種の罪悪感を覚えてしまいます。とても申し訳ないことなのですが、10年経って、高校2年生となった今、それが率直なところです。心のどこかで無力感を感じているからなのかもわかりません。

しかし、1つだけ言えるのは、10年経ったからと言って傷が癒えるわけでもなければ、復興が完了するわけでもないということです。これからも被災者の方々にとっては苦しく、辛い日々が続くでしょうし、3月11日はまたやってきます。僕たちにできることは、あの日のことを決して忘れず、毎日、何気ない日々を送れることに心から感謝することぐらいだと思います。

学生局は、その名の通り学生の集まりです。ただ、完全なる課外活動です。僕たちが課外活動に取り組めているのは命あってこそ。震災では僕と同い年だったたくさんの方が亡くなり、たくさんの方が心に深い傷を負ったことと思います。それを考えると、赤の他人であっても、その方々の分まで頑張らねば、という気持ちになります。
学生局の目指す4つの力」の中に学生力予測力というものがあります。学生であることを力とし、これからの社会の担い手が僕たちであるということを深く認識する、というものです。他の2つの力も絡んでくるのですが、それは割愛。僕たちは4つの力を活動の拠り所としています。去年の年末にも書きましたが、僕たちは希望の光となれるのか。混沌とした世の中に差し込む一筋の光になれるのか。そんなことを最近は考えるようになりました。東日本大震災のことを考える時も例外ではありません。まだまだ震災によって負わされた傷は癒えていません。これからは僕たちが先頭に立つ時代。未来を見据えながら一歩ずつ、ゆっくりでも良いから進んでいきたいと思います。

被災された方々に笑顔が戻るその日まで、SDGsの理念に基づきながら、学生局は学生の力を駆使して被災地に寄り添っていきます。
僕のまとまらない駄文に付き合ってくださり、ありがとうございました。
最後に、震災に巻き込まれた全ての方に改めてお見舞いを申し上げ、震災から10年に寄せてのメッセージとさせていただきます。一緒に頑張りましょう。


2021.03.11
一般社団法人 日本SDGs協会学生局

<アイキャッチ素材>
フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com
Photo by あめまん
朝焼けに染まる松島の夜明け(宮城県)のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20200338078post-26165.html

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