見出し画像

2020年を振り返る #47

今年はコロナに振り回され続けた1年だった。やりたいこと、やってみたかったこと、行きたかった場所、会いたかった人… 全部とは言わないが殆ど全部、暗闇に消えた。僕たちの周りに広がっていた日常は、世界中に拡がったウイルスによって消し去られた。

学生局の活動が本格化したのは2020年の5月。休校期間中に学生局に興味を持った2人が問い合わせをしてきたのがきっかけだった。それから僅か7ヶ月。自分でも予想していなかった速度で活動の幅が広がっている。ありがたいことだ。学生局以外にもSDGsに取り組む団体は山のようにある。僕たちみたく、組織がまだ完成しておらず、毎週毎週、どういう組織にしようか相談し続けることもない団体が。そんな中、ここを選んでくれたというのは、とてもありがたいことだと感じる。

僕たちは希望になれるのか。混迷を深め、分断を深めている現代世界に差し込む一筋の光になれるのか。ふとそんなことを考えた。ワクチンなんてものは作れない(化学基礎のmol計算で挫折した)。医療に携わって苦しむ人を救うこともできない。感染した方に親しい方々の傷を癒すこともできない。専門的な見地からコメントすることもできない。できることといえば、止まらない感染拡大のニュースを見て、一刻も早い事態の収束と、感染した方々の回復を祈ること。
無力感を今までにないくらい感じた一年だった。

しかし、未来の日本、更には世界を創っていくのはほかでもない僕ら自身。SDGsというレンズを通して世界を見ることが出来たのは非常に得難い経験であった。

さて、SDGsはこれからの世界を導く標となれるのか。混迷と分断を深める世界の希望となれるのか。医療などの手助けができない僕らの、今できる精一杯といえば、言い方は悪いがSDGsを希望の光に"仕立て上げる"ことくらいだろう。今動かずにいつ動く。

こんなときだからこそ、さあ、一緒に。


学生局の活動にご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございました。そして最後には僕のどうしようもない駄文に付き合って頂き、ありがとうございます。気がつけばあと半年ちょっとで局長としての生活も終わり。来年も一層精進してまいりますので、暖かく見守っていただけますと幸いです。良いお年をお迎えください!


2020.12.31
日本SDGs協会学生局  文責 宮沢
student@japansdgs.net

この記事が参加している募集

サポートしていただける方はよろしくお願いします! 頂いたサポートは、今後の活動に活用させて頂きます。