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ルーブリック評価とは?

相当数時間をかけてフィードバックをしたのに、「結局、あまりスキル改善されなかった」と頭を悩ます経験ございませんか?

小売業であれば、
[表情][声の大きさ][姿勢]であったりの“ノンバーバルスキル”。
法人営業であれば、
[プレゼン][ロジック解説][デモンストレーション]など“表現力”など。
店長や、営業MGの指導に対する悩みは尽きません。

物事を説明して理解してもらうことは、ビジネスの基本ですが、日常生活ならまだしも、ビジネスにおいては、説明が下手なことは致命的な問題になりかねません。
「伝わらない説明」をしていると、あなた自身の評価や仕事の質にも悪影響を与えてしまいます。
なんとかわかってもらおうと、時間を割き討議を繰り返すも、話し合いだけでは平行線に陥るそういった事は誰もが抱えてる課題だと思います。

相互伝達の手段が確立されていない

さて問題解決の効果を低減させる”原因”とはなんでしょう?
それは組織行動学の場面でも、しばしば好ましくない効果をもたらします。
そう、バイアス(思考の歪み)です。

バイアスは、人間である以上、避けられないものです。
たとえば、過去の成功体験へのこだわりなどです。
自身が築き上げてきた成功と、部下が成長してきた経験や環境は、必ずしも同一ではありません。
にも関わらず、思考の歪みから圧をかけて、相手を納得させようとしていませんか?
これでは相手の心情を察知する事もないので、非常に厳しい状況に自身で追いあってる状況となります。

世界中で注目される評価指標

解決に導くのが[ルーブリック評価]です。
グローバルで第一人者は、ダネル・スティーブンス ポートランド州立大学の教授。

名書です、是非手にとって読んでみていただきたい。


国内ではGoogleトレンドで2015年より[急上昇ワード]として近年注目されている評価指標になります。

その定義は明朗かつ、完結でわかりやすい
[①課題テーマ]を決め
[②評価項目]を縦に並べ
[③評価点]を横に並べ
[④評価基準]として、②:③の評価基準を言語化し説明する

この4つの要素で構成された、評価指標を[ルーブリック評価]と定義されている。


そのため、紙とペン+α 付箋紙でもあれば容易に取り入れる事が可能で、
段階的に、これをエクセルに置き換えたり
スプレットシートに展開し、オンライン上で同時編集を行うと効率化も同時に達成される。
ITリテラシーにあわせ、指導役となる教師と、生徒役になる受講生が同一の指標軸を持つ事が重要です。

Appleも取り入れたRubricの有用性

ルーブリックは時間を節約し、タイミングよく、意味のあるフィードバックを大勢のスタッフに返す事ができ、育成の過程おいて効果的な役割を担う可能性があります。

最近ではApple社の、教育向けiPad学習コンテンツ [Everyone Can Create] の中でも、 取り入れられた背景から、その有用性は高いと証明できるでしょう。

Everyone Can Create公式
 https://www.apple.com/jp/education/everyone-can-create/

教師用 ebook内 ルーブリックファイル DL
 //apple-education-static.s3.amazonaws.com/geo/jp/Everyone%20Can%20Create%20%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF.numbers

さて、次回は実際にこのルーブリックを取り入れた
当社のプレゼンテーション研修における事例をご紹介します。

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