東大生・東大卒の恋愛事情・婚活事情【社会人編】

前回、東大生の恋愛事情を記した。
こちらは大学時代の話となる。

今回は、東大卒の恋愛事情・婚活事情を記してみたいと思う。
結論から言ってしまうと、正直東大卒の恋愛事情は他の大学卒のそれとさして変わらない。社会人になると、大学名よりも肩書面では職業とか勤務先の方がインパクトが大きくなる。前回は、「東大だから~」みたいなものが成立したが、社会人以降はそれは成立しなくなる。
ここで今回のNoteは終了してもいいくらいなのだが、それではあまりにも面白くないので、今回はなるべく筆者自身が実体験してきた、気づいた点を記していきたいと思う。(メインは東大卒男子の話であり、東大卒女子には当てはまらないと思う。同じ大学でも男子と女子では異なる)

1.社会人なりたての女子の多くは彼氏持ち。一方の東大卒男子は。。。。。
筆者が日系金融に新卒で入社したことは何度かこのブログでも書いてきたと思うが、最初の新卒研修で気づいたことがあった。「同期の女子、大体彼氏持ちやん」ってこと。
筆者が入社した金融機関には、他の多くの金融機関と同様に早慶や上智,
マーチ辺りの大学出身の女子が多くいたが、割と多くは入社した時点で彼氏持ちであった。更に言うと男子も多くが彼女持ちで、皆2年とか3年とか確り交際している者が多かった。出会い系のサークルに顔を出したり、たまに合コンに行ったりして付き合った彼女と3か月とか半年で別れてきた筆者(当然彼女不在の期間も長かった)とは違って、皆大学時代にきちんとした相手を既に作っている者ばかりであった。「あれ、自分何してきたんだっけ」とこの時に感じた次第である。筆者を含めた東大の同期が大した恋愛をしてきていない一方で、他の大学の学生の多くは大学の同級生と交際している者が多かった。勿論、日系金融に入社する東大卒は就活面でのパフォーマンスは高くないものが多く、そのことと大学時代にあまり恋愛をしていないことには、因果関係、相関関係があると思うが。

早慶の男子は割と彼女がいないものもいたが、上智やマーチ辺りになってくると、大体は彼氏彼女持ちで、中には社会人1年目で結婚したものもいた。
こりゃかなり出遅れたなと当時は結構焦ったものだ。

2.学生時代同様、東大卒と言うだけでは別にモテるという事はない
東大卒であれば、だれもが分かっていることだとは思うが、別に東大卒と言うだけでモテることは無い。これは学生時代、社会人両方同じである。
どちらかと言うと東大卒と言う肩書で女性を魅了しているというよりかは、東大卒であるゆえに3で述べる通り環境面で恵まれて、それに伴い確率論で結婚しているというケースの方が東大卒の場合は多いと思う。
3高と言う言葉が昔はあったようだが、感覚的には、学歴は身長や年収と比較してその重要性は低いと思う。
やはり東大卒と言う肩書だけではどうにもならなくて、現代では男性にも総合力が重要であると言えるだろう。(ただし後述するが、一部の層には東大卒の肩書は刺さる)

3.但し東大卒は数年後には意外と結婚している
社会人なりたての東大卒は、他の大学の学生と比較して出遅れているケースが多い。しかし数年後を見ていると意外とすんなりと結婚している者が多い。
特に最初から東京に配属されたor 東京にしか拠点がない企業に就職した残留組は相手の学歴や職歴も高く、共働きを形成しているケースが多い。
背景としては、東大卒は最初から本社勤務になったり、支店があるような例えば金融機関に入社したとしても首都圏に配属されるケースが多いためだ。
恋愛環境としては非常に競争的であるが(つまり成就する確率は低いが)、出会える数は多い東京に残った東京残留組は自分に合った相手を見つけやすいというメリットがある。(結局恋愛は、ヒットレシオ×出会いの数で決まる)
因みに地方の研究所や工場に配属になった者も意外と結婚している。彼らは共働きでがっぽり稼いでいるわけではないかもしれないが、そもそも物価が安いので普通に良い暮らしをしている(ように見える)。
一番苦戦しているのは、主要都市以外の地域に配属され、その後数年後に東京に戻ってきたものである。(但し東大卒の場合は、首都圏でなくとも最初から主要地方都市に配属されるケースが殆どである)
こういった事情もあり、東大卒は20代の内には売り切れているケースが多い。
筆者が見てきたケースとしては、相手は早慶、上智、更にはマーチ、また医学部が多い。大学時代にはあれだけ女子大の学生と付き合っていたにも関わらず、そこと結びついているケースはあまり見ない。またなぜか相手はマッチングアプリで出会ったケースが多い(これはたまたまだと思う)。

4.ニッチな層に対する受けが良い
筆者自身がマッチングアプリをしている時に感じたことであるが、マッチングアプリのようなスペック重視の場所であっても、東大卒であるからと言って、他の大学卒と比較して学歴によってモテるという事は殆どのケースでない。マッチングアプリでは、まず第一に写真が出てくるので、断トツで一番重要なのは顔だと思う。これは特に異論はないのではないか。学歴はわざわざ見ないという女性も多い。
その一方で、学歴にやたら拘ってくる層がいる。それは、東京一工や医学部出身、更には会計士や弁護士等の超アッパー層の女子である。まず東京一工であるが、意外と東大卒とはそこまで出会ったことは無かった。それよりもなぜか京大、一橋、東工大辺りの方がマッチした回数であれば多かったと思う。(ただ絶対数で言うと多くはない)
また東京一工よりもマッチした回数が多く、引きが強かったのが意外なことに医学部出身、つまり女医である。これは筆者の東大卒の友人も同じことを言っていたので、割と共通の現象なのではないか。
ちなみに筆者もこの友人たちも、女医ほど稼いでいない(いるわけがない)。女医ってめちゃくちゃモテそうなのに、意外と出会いないのかな?と少し不思議に当時は思ったが、数年後に実は医学部では男女比が均衡してきて、女医であっても全員が男性医師と結婚出来るわけではないという事実を知った。しがない日系金融の筆者でも女医にで出会えるというのは東大卒にとっては、一種の希望になるかもしれない。女医の感覚としては、お金は自分で稼げるので、パートナーにはそこまでお金は求めておらず、むしろ価値観が合うとかそういった要素を求めていた気がする。
その点でも女子は、恋愛、結婚面で言うと医学部よりも東京一工の方が良いだろう。
職業の観点では本当に色んな人に出会えた。女医を筆頭に、会計士、コンサル、外資系メーカー、日系金融、大手IT等、本当に東京は女性のレベルも高い。結局この層が将来的には結びついて東京の異次元のマンション価格上昇を支えていくのではないか。

5.マイホーム購入、子供を持つ等の人生設計の早さは医師には劣後する
恒例の医学部vs東大になってしまうが、それでも東大卒のライフステージの進み方は医師には到底敵わない(早ければ良いという事はないと思うが、一部は年齢制限があったり、資産形成の観点では、早い方がベターだろう)
これは筆者の高校時代の友人を見ていても分かる。
一寸先は闇の一般企業勤務のサラリーマン東大卒と比較して、何があっても医師免許さえあれば最低限食べてはいける医師を比較するとリスク耐性の観点でやはり医師の方がマイホームを購入したり、子供を持つ気になりやすいだろう。更に東大卒の多くは平均婚姻年齢が遅く共働きでなければマイホーム購入さえおぼつかない東京に住んでいる一方で、医師の一定割合は婚姻年齢が早く、ライフステージを進めやすい地方に住んでいるため、必然的にそのような結果になるのは仕方がないのかもしれない。
やはり人生のレールに乗りたい人には医学部を勧めたい。医学部はあまりにも現実的過ぎる選択肢なのだが、人生後半になればなるほど、自分の人生には興味が無くなってくるので、早めにライフプランを固めるというのは賢い選択肢だと思う。

6.東大女子は、学生時代ほどはモテなくなるがそれでも大半は結婚している
昔は、東大に行くと結婚できないとか言われていたみたいだが、実態は異なる。東大女子の既婚率は平均よりも高く、大半は普通に結婚していく。
そもそも大学時代は、東大女子はその比率から東大男子とは比較にならないほどモテるので、この段階で将来の結婚相手を見つけている者も一定数存在する。
更に、社会人になって以降も、東大女子が入社するような企業には結局東大を筆頭とした高学歴男子も多いので、そこでくっつくケースもある。
ただ社会人になると、東大女子は学生時代ほどのモテ方はしないという認識である。東大女子のプレミア感は剥落する一方で、東大男子は環境要因や年収の高さ、更にはニッチな層からの受けと言う観点で市場価値が学生時代よりは上昇するので、両者の恋愛面・婚活面での市場価値は均衡すると言ってよい。そのため、学生時代よりは東大男子は遥かに東大女子と恋愛しやすいだろう(別にそれを積極的に求めている東大男子は少ないかもしれないが)。

結論から言うと、東大卒であるからと言ってバラ色の人生になる訳ではない。ただ環境面で恵まれたり、そもそも年収が高い職種に就きやすかったり、ニッチな層からの受けは高いという観点で見ると決して東大卒は男女ともにパフォーマンスは悪くないと思う。共働き形成率も高い。

地方医学部に行って、地方の豪族として早めにライフステージを進める人生と都心の企業に就職して共働きカップルを形成する人生、どちらが良いかは個人の価値観次第な気もしてきた。