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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2022年4月の記事一覧

天皇賞の騎乗はないが。

JRDB永野です。 吉田隼騎手は日曜は阪神で騎乗も天皇賞は騎乗馬はなし。 天皇賞までにアクシデントがあった場合の控え的存在か。 騎乗予定の5クラのうち3クラは前走からの継続騎乗。 乗り替わりでの騎乗は1レースと10レース。 10レースの端午ステークスでは森厩舎のラヤスに騎乗。 近走は岩田康騎手が騎乗していたが、今週は福島で騎乗するために乗り替わりに。 月曜日ほ競馬週刊誌の特別登録の時点では鞍上は未定だったが、吉田隼騎手が手綱を執ることに。 吉田隼騎手は先週の競馬で、森厩

厩舎指数で穴馬サーチ 天皇賞・春

JRDB永野です。 今回で168回目を迎える天皇賞。 春の天皇賞は、3200Mという特殊な距離と、近い時期にドバイ・香港と海外で高額賞金のレースがある関係で、出走馬の質の低下は否めない。 今年のメンバーではGⅠ馬はタイトルホルダーの1頭だけ。 これは、2018年、2019年に続くもの。 2018年はシュヴァルグラン、2019年はフィエールマンの1頭GⅠ馬がシッカリと連対している。 人気は割れ加減だが、基準上位人気馬の、厩舎指数算出TMの印は、 18.ディープボンド   

厩舎指数で穴馬サーチ 青葉賞

JRDB永野です。 土曜の東京のメインは2着までにダービー優先出走健で青葉賞。 ただ、ここをステップにした馬はフェノーメノらの2着はあるが、ダービー馬は出ていない。 先週のフローラSを勝ったエリカヴィータ。黄色に赤の十字襷に腕に赤輪の勝負服の活躍が最近目に付く。牡馬にはジャスティン、牝馬にはエリカの冠名を使用の三木正浩オーナーがそれ。馬主への本格参入は現4歳世代から。現3歳世代から参入のサイバーエージントの藤田晋オーナーが注目も浴びているが、三木氏も「ABCマート」の創業

福島では勝ち頭

JRDB永野です。 1週遅れの開幕だった福島開催は3週の為、今週が最終週。 2週の騎手の成績は西村淳騎手と菱田騎手が5勝、角田和騎手、丹内騎手、秋山稔騎手の4勝がそれを追っている。 西村淳騎手は土日ともに福島で騎手で14クラの予定。菱田騎手は日曜は天皇賞でテーオーロイヤルに騎乗するために阪神に移動するので、今開催の福島での騎乗は土曜がラスト。 少しでも結果を残して、気分を挙げて天皇賞に臨みたい。 この福島開催での菱田騎手の傾向は、 馬券対象は上位人気の馬が中心で6番人気

厩舎指数で穴馬サーチ

JRDB永野です。 毎年フローラSの時に思い出す馬がいる。 当時まだサンスポ杯4歳牝馬Sの名称で施行されていた時期で、春の天皇賞と同日に行われた最後の年のヤマニンマリーンがそれ。1月末のデビューながら4走目の忘れな草賞2着と素質の片鱗を見せて、サンスポ杯4歳牝馬Sで桜花賞4着で、のちにダイワメジャーを産むスカーレットブーケを負かして2番人気ながら単勝は710円付いた。 シスタートウショウの勝ったオークスでは5番人気ながら4角で故障発生でゴールすることはなかった。単・複で勝負

若手限定戦なら技術は上位

JRDB永野です。 今週はGⅠの谷間だが、東京と阪神で重賞が行われえるので福島は完全に裏開催モード。 騎乗数が多いのは、角田和騎手や亀田騎手など若手の騎手が目立つ。 なかでも注目したいのが、斎藤騎手。 安田隆厩舎の所属で父は美浦の斎藤師と恵まれている。 日曜は9頭に騎乗予定だが7頭が関西馬。 斎藤騎手の関東馬での好走は父の管理する馬に偏っているので、日曜の関東馬2頭な見送りか。 若手騎手限定戦の8レースのコンテナジュニアは約一年振りの出走だが、未勝利戦では現3勝クラスの

厩舎指数で穴馬サーチ 福島牝馬S

JRDB永野です。 地震の影響で開幕が1週ズレ込んだ福島開催。 福島牝馬Sは当初は最終週に行われる予定あったが、ヴィクトリアMの優先出走権をかけたレースということもあり、日にちを動かさずに施行。 福島で施行される重賞は通常年間で4クラ、小倉と並んで、函館の3クラの次に少ない。 騎手がJRA全10場の重賞制覇が話題になる際は残るのが、福島か小倉というのが定番。調教師に転身した蛯名正騎手は小倉の重賞のみが未勝利、現役では福永騎手は福島のみ未勝利。 今年の福島牝馬Sに騎乗する騎

今週から復帰

JRDB永野です。 3/12の落馬負傷から松山騎手が復帰。 土日共に阪神で騎乗で、計9クラの予定と、松山騎手にしては騎乗数は少なく試運転的だが、有力馬も多数。 このあとの春のGⅠ後半戦に向けて健在をアピールしたい。 メイン難波ステークスのアールドヴィーヴルは、ドバイからの帰国後の隔離期間だった桜花賞を除いて手綱をとっているお手馬。 重賞で常に上位争いの実績は自己条件なら上位。 5レースの3歳未勝利戦のミロワールは新馬戦でコンビを組んで2着と好走。前走はダートを使ったが今

競馬雑記帳 2022/04/21

JRDB永野です。 ロッテの佐々木朗希投手の勢いが止まらない。 ロッテといえば、嘗てエース村田投手の晩年は日曜毎の登板でサンデー兆治と言われて観客を集めて球団の営業的にも潤った。 今回の「サンデー朗希」はそれ以上だろう。 佐々木投手のすごい所は、「バレーボールのスパイクを打つ時に似た上半身のしなりにある」という記事を目にした。 この記事で思い出したのは、昔のアニメの「侍ジャイアンツ」。放送時期を調べてみると1973年から1974年にかけてなので、リアルタイムで知っているのは

厩舎指数で穴馬サーチ 皐月賞

JRDB永野です。 皐月賞の時期は春闘と重なり、無事に開催されるが気を揉んだが、随分と過去の話に。 「春闘」という言葉ももはや死語かもしれない。 今年の皐月賞は混戦模様。土曜の14時の段階では一番人気のオッズは4.7倍で10倍以下の馬が5頭。 1番人気はこの10年では3勝だけ。逆にのちにGⅠをいつくも勝つゴールドシップやドゥラメンテは皐月賞では1番人気に支持されていない。 皐月賞の基準人気上位馬の厩舎指数算出TMの印は、 12.ドウデュース     ◎・○・◎ 1.ダ

騎乗は全て関西馬

JRDB永野です。 中山で皐月賞が開催のために阪神は裏開催の状況だが、重賞もあるので関東から横山和騎手と内田博騎手も参戦。 ただ横山和騎手の騎乗予定の7クラは全て関西馬。 重賞のアンタレスSでは現役続行のオメガパヒュームの手綱をまかされ、それを含めて3クラが安田父子厩舎の馬。 10レースのヴァトレニは昨年の夏に札幌でコンビを組んで3連勝。昨年の秋の阪神以来のコンビだが勝負気配。 春のGⅠの前半戦は弟の横山武騎手にばかり注目が集まっているが、再来週の天皇賞・春では主役の

人気薄でも侮れず

JRDB永野です。 1週開幕の延びた1回福島が開幕。 9レース、10レース以外はフルゲートという多頭数。(ちなみに日曜の福島は全レースフルゲートの予定。) 土日共に若手騎手競走も組まれており、各レース若い騎手中心になりそう。 昨年は38勝、一昨年は40勝を挙げた亀田騎手だが、今年はまだ1勝。 ただ、昨年も調子を上げたのは4月の新潟開催から。 このあと、福島、新潟、北海道で騎乗の予定で、それを見越してこの福島開催中は美浦を拠点に調教に騎乗するとか。 彼自身の重賞2勝のレイ

厩舎指数で穴馬サーチ アーリントンC

JRDB永野です。 土曜阪神のメインは先週のニュージーランドTに続くNHKマイルCトライアルのアーリントンC.フルゲート18頭でどの陣営もチャンスありと睨んでの参戦か。 このレースの過去10年の勝馬のうち8頭までが前走で重賞を使っていた馬で、残り2頭のうち1頭はオープン特別からの参戦。 2着も半数は重賞からの参戦、前走が1勝クラスの場合はそこで勝っていることが条件。 朝日杯でも3着と好走した10.ダノンスコーピオンは共同通信杯の敗戦でクラシック路線は同じ馬主のダノンベル

競馬雑記帳 2022/04/14

JRDB永野です。 トレセンへの入厩データの処理をしていると、血統登録番号が2020で始まる馬が増えてきた。 2020年生まれの馬たちの新馬戦が始まるまで8週余り。 2020年生まれが真のラストクロップのディープインパクト産駒は日本生まれがJBISの登録では6頭。そのうち2頭はすでに馬名・厩舎も決まっている。少数精鋭で活躍を見せてくれるか。 一方今年の2歳世代が初年度産駒となるのは、リアルスティール、サトノダイヤモンドのディープの後継馬に、宝塚記念勝ちでサンデーもキンカメ