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漂流教室 No.68「終業式(1)」

今日は終業式を行う学校が多いようです。

高校というところには生徒会が発行する文集があります。
概ね年度の終わりごろに出すことが多いようです。
そう、終業式に配布します。
クラス紹介や部活動紹介、行事の振り返りなんかが主な記事ですね。
中には先生の手記なんていうのを載っけることもある。
その年度に赴任してきた先生があいさつ代わりに書いたり、
その年度で学校を去る先生があいさつ代わりに書いたり。

勤めていた学校で定年を迎えた時、
「教員生活を振り返る記事を書け」と言われたのでこんなのを書きました。

長いので、3回に分けて投稿します。
以下、ご覧ください。

「Is this the real life? Is this the fantasy?」

○月○日(金)
 学校を出ると、イオンに直行。今日の晩ご飯は鍋。しかもブリしゃぶ。ブリだけではなく、豚肉も入れるとうまみが増す。豚の薄切りとブリの刺身用サクを選ぶ。ポン酢は最近買ったばかりだから、まだ買わなくても大丈夫。ゴマだれはまだあったかな?どうせ冬場はよく使うんだから買っておこう。
大根も忘れずに。大根おろしとポン酢と一味は最強の組み合わせ。ブリを数倍美味しくしてくれる。ワインとびいるも買い込んで、帰途につく。
 野菜やキノコは妻が用意してくれるので、私はブリを切る係。まず刺し身包丁を研ぐ。前回も研いだのだが、それでもやっぱり研ぐ。気分の問題かもしれないが、研ぐ。気の済むまで研がせてくれ。
 刺し身よりは薄く、かといってフグみたいに透けて見えるほど薄くは切らない。そう、3ミリか4ミリぐらいの厚さに切る。以前はできるだけ薄く切ったものだが、それだと皆、いっぺんに二、三枚しゃぶしゃぶするので、ならばもう少し厚めに、ということで現在の厚さに落ち着いた。(ただし、鯛しゃぶの場合はもう少し薄めに。)
 鍋の仕上がりに合わせて、びいるサーバーの準備をしなければ。500㎖缶が二本セットできる。私とフウちゃんで四本は空けちゃう。このサーバーはネット通販で一万円で売られていたものが、イオンで五千円だったのを見つけて、即買い。私はイオンが無いと生きていけないかもしれない。
(ブリの味わい、豚肉のうまみ、野菜の甘さ、びいるの泡立ち、喉ごし、鍋の〆には何を入れるのか等は読者各位でご想像ください。教えてあげない)
 さて食後。食器洗い機はない。あれは熱を出すからけっこう電気を食うと聞く。我が家ではたいてい私が洗う。私はほとんど電気を食わない。エコである。
 明日は土曜日だ。休日だ。ということで、ワインや焼酎や時に熱燗を舐めながらテレビ鑑賞。お伴はチーズ。少々癖のあるのが好きなのだが、癖のあるチーズはお高い。それに匂いも独特だから家族が嫌がる。そこで、国産の穏やかなカマンベールを。


これで約三分の一ぐらいです。

タイトルはご存じQUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」から。
「これは現実か?はたまた夢まぼろしか?」
あくまでも架空の一日なんです。
でも、まあまあ現実に近い。

ところで、これって教員生活を振り返っている?

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