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保健室から『ウイルスの敵』

これは、5月12日に学校で配信したものです。
連休も明けて、来週は中間試験、という頃でした。
そして、中間試験が終わればいよいよ総体・総文が始まる!という時です。

運動部の3年生たちにとって、総体が締めくくりの大会になります。
去年は総体は中止になりました。さて今年は・・・
結果的には開催できましたが、無観客、登録選手以外は入場禁止。
やはり例年とはかなり趣の違うものとなりました。

運動部、文化部に関わらず、いやいや帰宅部(?)の生徒だって、
「熱中症には気をつけて」と同時に
「水分補給はウイルス対策にもいいんだぞ」
ということを知らしめたいなあ、と思って配信しました。



保健室から  vol.4
「ウイルスの敵」

そろそろ暖かくなってきました。熱中症対策が必要な季節です。
熱中症対策の大きな柱が、こまめな水分補給。
運動中は喉が渇いたと感じる前に水分を補給する。

これ、実は感染症対策にもとても有効なんです。
ウイルスが喉の粘膜にくっついて細胞内に入り込むのは最短20分ほど。
20~30分の間に水を飲めばウイルスを洗い流せる。飲み込んだウイルスは胃液がやっつけてくれる。胃液の酸は金属をも溶かすらしい。(胃壁は溶けん、なぜ?)

しかも、喉の粘膜には繊毛があり異物を外に出そうとがんばっている。この繊毛の活動には水分がとても重要、水分不足になると活動が鈍るらしい。

というふたつの理由があります。お医者さんは風邪やインフルエンザの患者と対面したらすぐに水やお茶を飲むそうな。水分はウイルスの最大の敵かもしれん。みなさんもぜひともこまめな水分補給を!

私が持ち歩いている水筒にはお茶が入っています。
ときどき「その中身はびいるですか?」と聞く人がいる。
お茶ですよ、お茶。信じてくれ!



私は授業に行くときには小さい水筒を持っていきます。
そして、授業半ば頃、だいたい授業開始から20分から25分ぐらい経ったころかな、
「みんな適宜水分取ってくれよ」と言って、自分でもゴクっとやります。

でも、他の先生たちはそんなことしないみたいです。
けっこう医学的な見地に基づいたことをやってるつもりなんですがねえ・・・

ま、さすがにびいるは持っていかん。

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