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保健室から 『まだ二十年』

5月31日に配信。
第4波の終わり頃です。
今(8月19日現在)、私の住む県では感染者数が784人。
そして、療養者の約半数が自宅!

東京をはじめとする都会では自宅で亡くなる方がおられた。
人口密度の低い地方とて、そうなる可能性は否定できません。

デルタ株は若年層にもどんどん感染しています。
学校での感染爆発を抑止するためにも、せめて8月中は登校させないことが大事なのでは?

8月後半、もう高校は始まったようなものです。
進学校なら全学年とも補習授業を行っている。
午前は補習、午後は部活動。
そして、8月の終わり頃や9月の頭に体育祭や文化祭を予定している学校も多い。
だから、その準備もしなきゃならない。

うーん、いいのかなあ?



「保健室から」vol.10  

「まだ二十年」

5月25日現在、○○県発表の感染状況です。
病床使用率が65.4%。病床が373床だから、244人。
重症者用病床使用率が45.7%。35床あるから、16人。
全療養者は555人。
555人から、244人と16人を引いた295人が、軽症又は無症状ということです。
軽症者や無症状者は自宅かホテルでの療養です。

さて、では重症とか軽症の違いは?
重症とは、ICU(集中治療室)での治療や、人工呼吸器の装着が必要な状態です。
中等症とは酸素吸入をしなければならない状態。
それ以外が軽症です。
つまり、酸素吸入や人工呼吸などの医療機器は使わない、入院の必要がないと医師が判断した人はみんな軽症者。
どんなに咳がひどくても、呼吸が苦しくても、熱があっても、軽症者。
もちろん、年齢や基礎疾患の有無は考慮されるんでしょうが、
「かなりしんどい軽症」もあるようです。

こんな世界中を震撼させている伝染病、無症状はともかく、少しでも症状があれば入院する必要はあるんじゃないのかなあ?
若い人は症状が軽いと言われますが、「連日39度」や「咳が止まらず眠れない」軽症者も多いらしい。
もともと肺炎だからね、そりゃつらいよ。

肺はダメージを受けるとなかなか元通りにはならないらしい。
以前人間ドックで、「タバコをやめてもう二十年になります」と言ったら、
「まだ二十年ですね」と返された。

つくづく肺は大事ですよ。



8月いっぱいは補習も部活動も休止。
その間に、我々(私、実は高校の教員)は遠隔授業や学習課題の準備を行う。

1年半の騒動の中で学び得た、現実的な対策はこれだと思うんです。

感染力の高い病気が流行っているときは、
人に会わないことが一番の対策だと思うんだが、違いますかね?

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