見出し画像

第4章 統合失調症の始まり

Live鑑賞してから数日後、月に2回のレッスンの日でした

いつものように電車でレッスン場へ向かいました

部屋に入るとなんだか空気感がいつもと違うような気がしました

今思うと、私がおかしかっただけなのかもしれませんが…

私は直感で『あ、あのLiveのことをどこかで知ったのかな』と思いました


冷静に考えれば、どこで知るんだって感じですが

なんだか、周りの人が恐る恐る接してくるような感じがしました

いつもよりちょっとだけよそよそしいというか…


そして、そのレッスンの帰り道もなんだか人に見られているような感覚が抜けませんでした

常に誰かの視線を感じるような…


そのストレスは次第に増していって

私は友人に相談することにしました


その時に私は、人が近くにいるのが無理になっていて

ファミレスでも盗み聞きされるのを嫌がり

車で人気のいない場所を探してもらいました


『最近、監視されているような気がする』

友人は半笑いで話を聞いていました


その時話した、細かい内容はもうほとんど忘れてしまったのですが

私のモヤモヤは消えませんでした


この違和感は何なんだろう…

スッキリしないまま日々を過ごしていました


その当時、私はブログを書いていたのですが閲覧数は数十人程度でした

Liveがあればその感想や反省点を書いたり、主に活動内容がメインでした


そんなある日、またいつものようにレッスンに向かいました

そしてレッスンが終わり家に帰りました

誰もいない家に帰ったはずなのに、人の気配は抜けるどころか

次第に強くなっていました


説明が難しいのですが、自分ではない誰かが気まずそうな気持になっているな?というのが分かるというか…

分かるというより、私自身が感じでいるんだけど、自分の感情ではないんです…


誰かの感情が自分に乗り移ったような感じでした


私の疑いはピークになり『え?だれ?』

その時、レッスン帰りだったこともあり、直感で

『まさか、レッスンの先生?』と思った瞬間

身体がびくっ!と反応しました

嘘がバレた時の様なびっくりする感じでした


『え!どういうこと?』

どうして先生の感情が分かるんだろう…?!


私は完全に動揺して頭が混乱していました

必死に思考を巡らせましたが、もう完全にその先生の感情が乗り移っているようにしか思えなくなってしまいました


もうここまでくると完全に漫画の世界の様な話になってきますが

私の中では実際に起こった出来事なんです…


それからどんどん私の体は壊れていきました



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?